トランプ圧勝(2024/11/6日本時間)

Google検索結果: ⁦Associated Press(AP 通信社)

 

こんにちは、編集長です。

 

結局、・・・→民主党→共和党→・・・ということでしょうか。

 

バイデンからの電撃切り替えで立候補したハリス現副大統領は破れました。

 

2020年の正気を再びアメリカは失ったと言えます。

 

参考:バイデン氏勝利(2020年米大統領選)

 

 

市場への影響

 

トランプ再戦による市場への影響を、佐藤和正氏のまとめで読んでおきましょう。

 

2024年11月7日(木) 「トランプ氏大統領に返り咲く」

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場ドル円は東京時間内に、トランプ氏優勢との報に急伸。151円台後半から一気に154円台までドル高が進む。NYでも米金利が大幅に上昇したことを受け154円70銭まで買われる。
ドルが大きく買われたことでユーロドルは大幅に下落。1.0683前後までユーロ安が進行。
株式市場では3指数が大幅高を演じ、揃って最高値を更新。ダウは1500ドルを超える上昇で、4万3000ドル台に。
債券は大幅安。長期金利は前日比16bp高い4.43%台に急上昇。
ドル高に金は大幅下落。原油も小幅に売られる。
*******************************
10月S&Pグローバルサービス業PMI(改定値) → 55.0
10月S&Pグローバル総合PMI(改定値) → 54.1
*******************************
ドル/円
153.99 ~ 154.70
ユーロ/ドル
1.0683 ~ 1.0758
ユーロ/円
164.90 ~ 166.10
NYダウ
+1508.05 → 43,729.93
GOLD
-73.40 → 2,676.30ドル
WTI
-0.30 → 71.69ドル
米10年国債
+0.164 → 4.431%

本日のコメント
米大統領選は、大接戦が予想されていたわりには、あっけなく「トランプ氏勝利」が決まってしまったという印象です。

昨日の午前中に「トランプ氏優勢」とのニュースが流れ、東京時間でドルが大きく買われ、株価も上昇しました。ドル円は151円台後半から154円台まで急騰。日経平均株価も一時1100円を超える上昇を見せました。いわゆる「トランプトレード」が加速し、結局、ドルと米国株、それにトランプ氏に巨額の資金を提供したイーロン・マスク氏がいわば「勝ち組」と言えます。マスク氏が創業したEV自動車メーカーの「テスラ」は昨日だけで13%も株価が上昇し、マスク氏にとっては「十分おつりがくるディール」だったようです。

一方「負け組」は債券、金、それに欧州株でした。EUとの関係がもともと悪いトランプ氏が再び大統領に返り咲いたことで、欧州と米国との関係は関税などを含めより悪化しそうです。トランプ氏勝利を受け、ECBのデギンドス副総裁は、「トランプ氏が選挙戦中に公約したような関税を実際に導入すれば、世界経済の成長や物価に悪影響が及ぶ可能性がある」と述べ、「もし米国のような重要国が、例えば中国のような他の重要国に対し、60%の関税を課すとしたら、直接的・間接的な影響や貿易の分断は間違いなく甚大なものになる」と、ロンドンで行われたイベントで話していました。

トランプ氏が大統領に返り咲くことで、FRBとの関係も微妙になってきました。トランプ氏はすでに公約で、貿易相手国に対してより積極的に関税をかけ、数百万人の不法移民を強制送還し、2017年に導入した減税の延長を順次実行して行くとすれば、物価や賃金、さらには連邦債務が増加し、インフレ圧力が増す可能性が高いとみられます。

2%の物価目標に向かって利下げモードに入ったFRBが軌道修正を余儀なくされることも考えられます。影響はFRBだけではありません。すでに前日から3円もの円安が進んだことで、そろそろ市場介入のリスクも意識しなければならない他、日銀の追加利上げの可能性も一段と高まってきます。植田総裁も先の会見で、円安がさらに進めば利上げも早まる可能性に言及していました。あえて「『時間的な余裕はある』という文言は今後使わない」と述べた背景は、こういった事態も予想していたからだと思われます。

なにしろ「世界最大の経済、軍事大国である米国」の最高権力者になるわけですから、ECB副総裁も述べていたように、様々な影響が及ぶことは間違いなく、「最友好国である日本」も例外ではありません。「駐留米軍の費用を全て日本が負担せよ」といったようなことは真っ先に突き付けられそうです。ロシアとウクライナ、あるいはイスラエルとハマスやヒズボラといった戦争を直ぐにでも止められると豪語していましたが、そのお手並み拝見といったところも有ります。トランプ氏の勝利を望まなかったであろう、ウクライナのゼレンスキー大統領は「見事な勝利」と称え、すでにトランプ氏に祝意を表明しています。

ドル円は154円台まで急騰したことで、「日足」チャートでは再び転換線を大きく上抜けし、「週足」でも雲の上限と闘っている状況です。市場介入は、あるとすれば155-160円のどこかの水準で実施される可能性が高いと予想しています。本日のFOMC会合では25bpの利下げが決められると考えていますが、トランプ氏勝利で不確実性が高まったことに、パウエル議長が言及するのかどうかにも注目したいと思います。

本日のドル円は153円20銭~155円50銭程度を予想します。

 

一体どうなるのでしょうか。

 

市場は”祝福ムード”の体裁を示してはいます。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

コメント

タイトルとURLをコピーしました