205Liveは良く成って来ている?

(「ムスタファアリ」出典:WWE)

 

こんばんば、ヤマガタです。ヒデオ選手1回戦敗退、トザワ戦1回戦敗退で、日本のオーディエンスの興味をすっかりそいでしまった205Liveですが、米国本土では「まだ行けんじゃないか?」という期待がじわじわと戻って来ています。

 

Mixed Match Challengeの大失敗(The Dirty Sheetsのこの記事が有名)の裏返しとして、地味に「プロレス」をやって来た205Liveを見直そう、という動きが米国本土で戻って来ているのではないでしょうか。

 

長い目で見れば、ヒデオ選手やトザワ選手の利益にも繋がることなので、このことをちょっと真面目に、本記事で追ってみたいと思います。

 

 

 


・ムスタファアリ?


(「いまこんな感じ」出典:WWE)

 

 

上掲画像のように、現在行われている205Liveクルーザーウェイトトーナメントでは、日本人選手のヒデオ選手(向かって左の下から2段目)も、トザワ選手(右の1番下の段)も既に姿を消しています。

 

これではつまらないし、記事にしようも無いので、私ももう今週から見るのを止めようと思っていたのですが、レスリングオブザーバーのJeremy Peeples氏が以下のように絶賛していたので、見ることにしました。

 

この試合は、205Live史上ベストマッチの1つだった。

WWEは、この試合で、アリに真のスター性を与えるのに成功したと言える。

(彼のパパとしての顔も、元警察官としての側面も・・・以下略)

This was one of the best matches in the history of 205 Live — they gave Ali a true star feeling here tonight and told more of his personal story as a father and former police officer.

 

「この試合」とは、上掲トーナメント右上で残っている1回戦最終試合、ジャックギャラハーvs. ムスタファアリのことです。

 

この試合で勝ったのは、アリ選手(Mustafa Aliー本記事トップ画像の選手)ですが、彼が本試合で素晴らしい輝きを見せた、とレスリングオブザーバーは絶賛しているわけです。

 

・・・まったく興味の湧かない試合だったのですが、ここまで言われると興味が湧いてしまうので、見ることにしました。

 

ちなみに、アリ選手は、ギミック上パキスタンの選手として活躍しているアメリカ出身のレスラーです。マハル選手(カナダ出身だけどインドの選手というギミック)のパキスタン版と考えていただければ、理解しやすいかも知れません。

 

(205Liveの懲りない面々については、こちらの記事をどうぞ!)

 

 

 


・確かに何か、惹かれた・・・。


(「観客が突然”レッツゴー〇×”チャント

を始めたので、

素で驚くギャラハー氏」

出典:WWE)

 

 

なにもウリの無い試合だったんですけれども、単純に見入ることができました。

 

観客も、いつもの「おまけで見れるんだから残ってみてます(あるいはこの後のダークマッチ目当てです)」的なシラケじゃなくて、試合にちゃんと興味を持っていました。

 

なぜ、こんな変化が起こったのでしょうか。

 

理由のひとつは、トーナメント戦にしているという最近の戦略が功を奏し、1戦1戦に緊張感が出て来たからでしょう。

 

もうひとつの理由は、アリ選手とギャラハー選手、この2人がかみ合った、ということでしょう。

 

えんぞ~の呪縛が解けて、個人選手としての役割に専念できるようになったアリ選手。

 

そして悔しいけれども、ヒデオ選手のときとは違う、別人のような動きのギャラハー選手(←先週GMスパッドに怒られてレスラーの格好に戻っている)。

 

20分ほどの試合でしたが、2人のキャラがよく引き出されていた好試合でした。

 

 

 


・後ろの観客を見てみましょう。


 

今回の試合が、いかに良かったかは、後ろの観客を見てみるとよく分かります。

 

私、ヒデオ氏とトザワ氏関係で、いつも面白くない(失礼)205Live見ているんで、この後ろの観客の変化が、よく分かるんです。

 

(以下、出典はWWEです。)

 

 

 

いつもはこんな感じ。

後ろで観客は、座ったり肘ついたりして、

かったるそうにしている。

(ヒデオ選手、ゴメンナサイ!!

 

 

 

 

でも今回は、こんな感じ!

うしろの観客が立ち上がって、

食いついているのが分かりますね!

 

 

 


・玄人には、たまらない試合(らしい)。


司会のマクギネス氏も思わず

スタンディングオベーション。

 

 

というわけで、見る人が見れば分かる試合だったようです。

 

いろいろなサイトを回って分かるのは、アメリカ人は、たとえ軽量級であろうともハイフライヤー(コーナーポストからの飛び技をする選手)が嫌いだということです。

 

(例えばPWPのこの記事なんかがそれを伝えてます。Cagematchのネヴィル選手の[1.0]評価でも、それが言われていました。Cagematchはドイツのサイトですが・・・)

 

この観点からすると、いぶし銀のギャラハー選手と、ひとつひとつの技に多彩な表情で反応しながら、しっかりと試合を組み立てて行くアリ選手、この2人の試合は、アメリカの玄人にはガツンと来た試合だったようですね。

 

私には「よくわからないけど引き込まれた試合」という印象でした。

 

レスリングオブザーバーの絶賛コメントを読んでから本試合を見たので、それだけプレミアム感がついて面白く見えただけかも知れません。

 

いや、それより個人的に、ギャラ(ハー)ちゃん、好きなんですよね。

 

・・・・・

 

こんなところで、今回はここまでです。

 

205Liveのこういった変革が積み重なり、ヒデオ選手とトザワ選手のプッシュにも繋がると良いですね。

 

それでは。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

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