ジンダーマハルが”あの頃”をふり返る(2024/7/25)

確かに”日本人差別”的なアクションは見られた。
出典:この記事

 

 

こんにちは、ヤマガタです。

 

WWEは2024年4月19日から23日にかけてドラフト(4/26SmackDown, 4/29RAW)に向け大幅な人員整理をしました。いわゆる大量解雇です。

 

下記の選手が犠牲となりました。

 

1. Jinder Mahal ジンダーマハル

2. Xia Li ザイア・リー

3. Xyon Quinn ザイオン・クイン

4. Veer ビア・マハン

5. Sanga サンガ

6. Von Wagner フォンワグナー

7. Cameron Grimes キャメロングリムス

WrestlingObserver: Jinder Mahal, Xia Li, Xyon Quinn among several WWE releases

 

これは、かなり衝撃的なメンツだったといえます。

 

そんなジンダーマハルが、WWE解雇組で有名な”90日間休業期間(90 day non-compete clause)”を終了し、活動を再開しました。その中でも注目されたのが、2017年における昇格直後のナカムラシンスケとの抗争を回想したくだりです。

 

できればやりたくなかった

 

私自身はナカムラシンスケの”変顔”をジンダーマハルがバカにしていたセグメントだと理解していましたが(下記”参考”記事)、メディア間では純粋な人種差別として、それなりに大きな問題になっていたようです(下記”WrestlingObserver”記事)。

 

参考:WWEはシンスケナカムラのプロモに失敗している?その1

WrestlingObserver: Jinder Mahal wishes he could take back ‘racial’ WWE promo from 2017

WrestlingObserver: WWE issues statement on Jinder Mahal promo from SmackDown

 

ジンダーマハル自身はカルガリー大学(ジンダーマハルはカナダ出身でカナダの大学を卒業した)出身で、非常に知的な選手です。そのマハルが当時のナカムラシンスケに対するプロモをふり返って、こんな風に述べています。

 

ジンダーマハル「シンスケとの抗争でスクリプトを書いたのはビンスだったようだ。自分のセリフを読んで私は即座にライターに”こんなことは言えないよ”と拒否した。でも、ライターは”社長(ビンス)からのお達しです”と譲らなかった。私は、こんなのは世間からの批判を浴びるに決まっていると思った。そうビンスに直接懇願した。でもビンスは”問題ない。フィクションなんだから”と譲らなかった。」

I got the script from the writer, ‘This is from Vince, he wants you to say this.’ I was like, ‘Oh man, I don’t want to say [this], is there anything else we can do?’ He said, ‘No, it’s come from Vince.’ So I even asked Vince, like, ‘This is gonna get negative backlash. He said, ‘No, no, no, no, don’t worry. Who cares? It’s not you. It’s a character, it’s just entertainment.

 

マハルは続けます。

 

ジンダーマハル「結局、私はシンスケに対する人種差別的プロモをやらざるを得なかった。後味は悪かった。今なかったことにできるなら、そうしてしまいたい。でもそれはできない。実際、私はプロモをした直後バッシングを受けた。プロモ後、宣伝部長が来て、なんかSNSでなにか挽回する発言をしろ、と指示をして来た。でも、そこでもやはり、ビンスが”それをやってはダメだ”とちゃちゃを入れて来たんだ」

Did the promo, was not happy with it, not proud of myself for doing it. Really wish that I could take that moment back, but — unfortunately — I can’t. And right when we came back, it got a lot of negative backlash. Like, I remember coming back from Gorilla [position] — I was still hanging out by Gorilla and one of the social media managers came up to me and said, ‘Hey, this is getting a lot of bad PR and Vince wants you for you to tweet something, like a statement.’ I said, ‘Ok, cool.’ He came up with something, maybe the PR team wrote it, someone — he came up with a statement. And as we were about to tweet it, he said, ‘Actually, Vince changed his mind, he said no.

 

もちろんジンダーマハルの不人気(WWEではそうだった)は、この出来事だけからではなかったでしょうが、しかし、彼に取ってもあの頃(2017年)はWWEにおいて非常に重要な時期だったのが、当たり前ですがうかがえますね。

 

・・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

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