こんばんは、品川です。
前回の記事のつづきです。
・トルコリラの焦点。
メディア間でトルコリラの焦点は、共通しています。
① ロシア製ミサイルシステム納入(米国の反応)
② 新TCMB(トルコ中銀)総裁の動向
あんまり表立って問題はないようなのですけれども、恐らく黒幕は・・・
③ 暴走するエルドアン大統領
・・・だとおもいます。
・イスタンブール市長選は最高に格好悪かった。
この記事でお伝えした、イスタンブール市長選やり直しですが・・・
(2019年)6月23日に実施。
・・・二度、エルドアン大統領率いる与党が負け、政権の弱さを上塗りする結果になってしまいました。
参考:イスタンブールやり直し市長選、野党が勝利 エルドアン大統領に痛手
・インフレの原因は分からない。
さて、トルコの最大問題はインフレです。
私も5つも記事書いて、インフレの原因を探ったのですが、明確になりませんでした。
・チェティンカヤ総裁解任。
Murat Çetinkayaトルコ中銀総裁
政権の地盤が揺らいできたエルドアン政権(イスタンブール市長選みじめに再敗北)。
原因のわからないインフレ。
トルコ中銀(TCMB)の若き総裁チェティンカヤ氏は、政策金利上昇を特効薬として使って来ましたが・・・
・・・24%の異常な金利に、堪忍袋の緒が切れたのは、渦中のエルドアン大統領でした。
何を隠そう、エルドアン大統領はインフレの原因は政策金利だ、というチェティンカヤ総裁と見事なまでに真逆の発想をもっています。
更迭(解任)は7月6日の出来事でした。
後任は、1973年生まれの、これも若いウイサル副総裁のようです。
・・・・・・
とりあえず事実関係をまとめました。
リラのチャートは思ったより、いまのところ無反応ですね。
大きな動きを見せたら、また追ってみたいと思います。
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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