(「左からリラ・ランド・ペソ
60分足」出典:外為どっとコム)
こんばんは、品川です。
高金利通貨は、ほんとうにユーロとドルに弱いですね。
・暴落。
左からリラ、ランド、ペソ。
1時間足。
暴落は17:30ごろ。
(出典:外為どっとコム)
本日(2019/3/22)夕方5時半ごろ、上掲画像のような暴落がありました。
画像で見るとすごいんですけれども、ポジションの採り方によっては、大した話じゃないです。
大した話じゃないんですが、今回はすごく気になりました。
・・・・・
トルコリラに興味を持ち出してから、ずっと追っているサイトがあります。
サイトというか・・・ブログなんですけれども、きっと皆さん知っていると思います。
あんまり固有名攻撃してはいけないのですが、とにかくびっくりするくらいのトレード方法で、そのかたの記事化しているポジションが本当ならば、上掲画像で40万円は吹っ飛んだだろう・・・というのが私の試算です。
(編集部注:すみません。インターネット記事的にそのかたのサイトへのリンク貼るべきなんでしょうけれども、有名人ではないので公にはすることはできません。これにより記事自体の面白みは半減しますけれども、ここは常識を維持したいと思います。)
私はそのリラトレーダーのかたのサイト、これからも訪問しつづけます。
最近は、全部ウソ(バーチャルのトレードを記事化しているだけ)で、ブログで稼いでいるだけなんじゃないか・・・だったら天才だな・・・とか思っています。
そのくらいマジか・・・みたいなトレードされているかたです。
・なにが原因だったか。
EUR/USD
左:時間足。
右:10分足。
トルコリラトレードサイトのかたは今回の暴落は「エルドアン大統領の米国に対する失言・失態が原因」とおっしゃってましたが、そんなところに原因はない、というのが私の考えです。
それは前の項で、リラのみならず、ランドもペソも下落していることから明らかでしょう。
つまり世界的なリスクオフにおける典型的な高金利通貨からの撤退の動きです。
では、なにがリスクオフの原因だったかというと、今回は米ドルではなくて、ユーロです。
上掲画像、左の時間足のEUR/USDはすごく面白くて、この前のFOMCの結果を受けてバーンと上がり、今回ドーンと下落しています。
では、なぜ今回ドーンと下落したのか。
非常にマイナーな原因です。
ドイツの経済指標が悪かったのです。
03/22 17:36 フィスコ
独製造業PMIの急低下でユーロ売り/欧米為替市場概況[欧米市場の為替相場動向] 独・3月製造業PMI速報値が44.7まで急低下したことで、ユーロ売りになり、ユーロ・ドルは1.1357ドルから1.1318ドルまで下落している。《KK》
その前に発表されたフランスの経済指標も悪かった。
03/22 17:16 ニュース速報
【指標結果】【指標】3月仏製造業PMI速報値 49.8、予想 51.5ほか 3月仏サービス部門PMI速報値 48.7、予想 50.7 ※タイトルおよび上記に表示した内容が下記の経済指標の結果です。 3月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値〔予想 51.5〕 (前回発表値 51.5) 3月仏サービス部門PMI速報値〔予想 50.7〕 (前回発表値 50.2) (金)・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
総じて以下のようにまとめられます。
03/22 17:42 ニュース速報
【通常市況】ユーロドル主導でドル買いも、ドル円は重い動き
弱い3月仏・独PMI速報値を背景にユーロ圏の景気減速懸念が強まり、ユーロドルは1.1310ドルまで弱含んだ。ユーロドル主導のドル買いで、ポンドドルは1.3102ドル、豪ドル/ドルは0.7093ドルまで下押した。
ただ、ドル円はユーロ円の下落が重しとなり、110.61円までレンジ下限を拡大した。ユーロ円は125.14円まで一段安。(金)・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
というわけで、Brexit関連で市場はユーロ市況に敏感のようですね。
他方でトルコトレーダー氏のブログは、これからもいちファンとして訪問させてもらいます。
ほんとうに尊敬します。
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それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m