開戦時アリー・ハーメネイー(ハメネイ)がまっさきに爆殺された。
(出典:Wikipedia)
こんばんは、編集長です。
2026年2月28日午前9時45分(イラン時間)EpicFuryOperationの名の下、当時の国家元首であるアリー・ハーメネイー(ハメネイ Ali Khamenei,1989-2026, 86歳)をイスラエルとの連合軍による空爆で戦死させることで、アメリカのイラン・イスラエル戦争の介入が始まりました。
忘れないうちに要点を押さえておきたいと思います。
イランの政情不安定(2025年末から2026年初頭)
CNN: Iran plunged into internet blackout
as nationwide anti-government turmoil spreads
事の発端は、核開発に対する経済制裁で疲弊したイラン国民が反政府運動を起こしたことでした(2025年末から2026年初頭)。
アメリカが勝機を見出した

この演説に尽きている。
NDTVProfit: Donald Trump On Iran Attack
: Watch The Full 8-Minute Statement
同2026年2月28日午後10時48分(イラン時間)、トランプ大統領が声明を発しました。
トランプ「イラン国民よ。いまこそ立ち上がれ。」
“Finally, to the great, proud people of Iran, I say tonight that the hour of your freedom is at hand…when we are finished, take over your government. It will be yours to take. This will be probably your only chance for generations.”
BBC: ここ
このスピーチにすべてが込められています。つまり・・・
① アメリカはイランを転覆させたかった。
② しかし外圧では上手く行かないこともわかっていた。
③ なので国家元首を倒し→国民自身に新政権を発足させたかった。
これが描いていたシナリオだったのです。しかし実際はそうはならなかった。
アリー・ハーメネイー(ハメネイ)の次男モジタバ・ハーメネイー(ハメネイ1969- , 現在56歳)が最高指導者(※)になりました(2026年3月8日から)。
※最高指導者には以下の表現があるそうです。
① ラフバル(Rahbar / رهبر)
ペルシア語で「指導者」を意味する言葉で、最も一般的。② イマーム(Imam / امام)
もともとシーア派で「神に選ばれた指導者」を指す非常に重い称号。③ アーヤトッラー(Ayatollah / آیتالله)
イスラム法学者の高位を示す称号で、「神の印」を意味する。④ サイイド(Sayyid / سید)
預言者ムハンマドの末裔であることを示す称号。
石油がほしいわけではない。
ネット上で揶揄されるのは、またトランプがアメリカの国益を求めてイランの石油を狙っているのではないか・・・ということですが、今回の戦争の要点はそこにはありません。
トランプ自身が言っている通り、アメリカは世界一位の産油国です。つまり、国土から石油が出る。輸出せずに自国で使い切ってしまうけれども・・・
| 順位 | 国名 | 生産量(百万バレル/日) | 世界シェア(目安) |
|---|---|---|---|
| 1 | アメリカ合衆国 | 約21.9 | 約22% |
| 2 | サウジアラビア | 約11.1 | 約11% |
| 3 | ロシア | 約10.8 | 約11% |
| 4 | カナダ | 約5.8 | 約6% |
| 5 | 中国 | 約5.3 | 約5% |
| 6 | イラク | 約4.4 | 約4% |
| 7 | ブラジル | 約4.3 | 約4% |
| 8 | UAE | 約4.2 | 約4% |
| 9 | イラン | 約4.0 | 約4% |
| 10 | クウェート | 約2.9 | 約3% |
| データ出典: EIA (U.S. Energy Information Administration) | |||
イランの新たな最高指導者に選出されたモジタバ師は12日、初めて声明を出し、アメリカやイスラエルに対して徹底抗戦とホルムズ海峡の封鎖を続ける考えを示しました。 こうした中、アメリカのトランプ大統領はイランの石油関連施設への攻撃について「原油価格が上がればアメリカが利益を得る」と主張する一方で、イランの核兵器保有を阻止することが重要だとして戦争を続ける姿勢を示しました。 トランプ氏は12日、SNSで原油価格の高騰を狙い石油関連施設への攻撃を拡大するイランに対し、「アメリカは世界最大の産油国で、原油価格が上がれば多くの利益を得る」と主張しました。
FNNプライムオンライン:トランプ大統領「原油価格上がればアメリカは多くの利益」「イランの核兵器保有阻止が重要」戦争続ける姿勢を示す 3/13(金)
中東の覇権
サダムフセイン(1937-2006)は
バアス党(バース党)を経てイラクの独裁者となった。
(バース党Ba’thPartyは
イラクやシリアで大きな影響力を持った
世俗ナショナリズム政党)
興味深いことにイラクでは政教分離(教=イスラム教シーア派)
が進んでいる(興味深いことにフセインはスンニ派)。
それに対しイランではシーア派のハメイニ師が最高指導者になった。
結局、トランプ=アメリカがイラン戦争に踏み切った目的は2つです。
ウクライナ戦争でイランがロシアに近づいた、というのが目的のひとつ。
Wikipedia: 2022年ロシアのウクライナ侵攻で、ロシアはシャヘド136などイラン製自爆ドローン勢を投入している。
もうひとつの目的は、やはりイランが核開発して、近隣諸国も核武装する・・・という核拡散をどうしても避けたい、というのがトランプというよりアメリカの心根(こころね=こころのおくそこ)にあるみたいです。
よく言われるユダヤ富豪=イスラエルのロビイストの機嫌を取るために・・・というのは少し違うかも知れません。
いずれにせよ、以上のように考えると、思ったよりマトモと言えるかも知れません。ただ、目的を達成するための手段(戦争)が酷かった。そういう話だと思います。
・・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m


