みどころは以下のとおり。
① 20年ぶりの円安。
② モメンタム(弾み)がついたのは露ウクライナ侵攻開始の2022年2月から3月にかけて。
③ 直近最高値は(2022年)6月29日につけた136.998円(USD/JPY)。
こんにちは、品川です。
現在の円安は、露ウクライナ侵攻によるコストプッシュインフレです。
参考:日本の視聴者のレベル低下問題(露ウクライナ侵攻によせて)=露ウクライナ侵攻開始時の本サイトの記事2022/2/4
・
参考:ベネズエラのインフレから新興国家の潜在的危機を学ぶ。=コストプッシュインフレーションについての説明あり
そうなんですが、かなり発言や解説が錯綜して来ているので、本連載でまとめてみたいとおもいます。
・20年ぶりの円安
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ドル/円が75円台だった頃を覚えていますか? その1
より。
現在の円安は大体、
世紀の変わり目1998年ごろの水準(150USD/JPY近く)。
そのとき(1998年)施行された改正為替法とは、
いわゆる金融ビッグバン(金融業自由化)と同一視してよいでしょう。
私はむしろ、アメリカで始まった”デイトレード元年(今PCでみなさんがやっている
FXやら株取引が認められた年)”=1997年と同一視しています。
さて、ニクソンショックに始まるという変動相場制開始(1971年)の文脈でいうと・・・
現在の円安水準(約137円=USD/JPY)は、ドル切り下げ(つまりは円高加速)=”ドル落下”でいう1998年あたりの水準になります(上掲画像)。
ようするに長い歴史の脈絡でみれば、まだまだ・・・なんですが・・・
これをどう捉えるか。
例の黒田発言から、市中の感覚をたどってみたいとおおもいます。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m