(「ヘキサゴン」出典:AAA)
こんばんは、ヤマガタです。
現地時間(2019年)8月3日、メキシコの二大団体のひとつ、AAA(トリプレア)の年間最大興行トリプレマニアXXVIIが、アレナ・シウダ・デ・メヒコ(メキシコシティアリーナという意味)というキャパ20,000人ほどのところで行われました。
ちなみに、メキシコのプロレス事情については、この連載であつかったことがあるので、よろしかったらご覧になってください。
(以下、画像出典はAAAです。)
・今年はAEW色。
アレナ・シウダ・デ・メヒコ(メキシコシティアリーナという意味)での開催は去年(2018年トリプレマニアXXVI)と同じです。
ただ、今年のトリプレマニアの方がずっと見ごたえありましたね。去年はジェフジャレット・・・はまあどうでもいいですが、ブライアンケージとかリッチスワンとか、要するにImpactWrestling(もとTNA)系の人材が進出していたんですが(この記事)・・・
・・・今年は、はっきりとAEWによる進出が見てとれました。
コーディも出ていたんですが、わたしたちにとって一番わかりやすいのは、トップ画像の・・・
TheElite(オメガ&ヤングバックス)
vs.
ルチャブロ(ペンタゴンJr.=エルゼロ&フェニックス)とLaredo Kid
・・・というFyter Festの再戦でしょうね。
・負けた(オメガ達が)。
トペで蹴散らされたあと、
リング上に残った
マットジャクソンを
ペンタ君がフォール!
この組み合わせ、Fyter Festのときはすこぶる評判悪かったのですけれども(この記事)、今回は両者軌道修正して、硬質な試合に切り替えていたようでした。
ただ、あれなんだよね。やっぱりオメガはシングルプレーヤーだから、いくら仲良くても、ヤングバックス邪魔なんだよね。
最後は超絶モミアゲ、マットジャクソンが、ペンタエルゼロだかJr.だかどっちかにしろ、にフォールを奪われ、オメガ組が負けました(上掲画像)。
・AEWとAAAの提携が明確化してきた。
試合後、フェニックスのベルト
(AAA Mega title)に
挑戦表明するオメガ。
ペンタエルゼロやフェニックスがAAAとAEWに股をかけていることからも分かるように、AAAは完全にAEWと提携関係に入っている、というのが分かる興行でした。
結局、ルチャアンダーグラウンド(実質上AAAのアメリカ進出だった)が撤退して、AEWと分業、提携関係を結んだ・・・というのがAAAの戦略なのでしょう。
そうなると、世界のプロレスはくっきりと三大勢力になりますね。
① WWE
② 新日本とCMLLとROH
③ AEWとAAA・・・とImpactWrestling?
すこし③のAEWとImpactWrestlingの接近が、まだ分からないですが、生き残りをかけて、ImpactWrestlingは、どうするんでしょうかね。
そんな風におもった今回のトリプレマニアでした。
ちなみにメキシコのプロレスファンは、日本のプロレスファンのように、もう価値観がはっきりしているので、オメガには無関心でした。
ケニーオメガは今回AAA初登場だったのですが・・・。
カリスティコとか出た方が数倍盛り上がるんでしょうね。
そんな世界です。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m