(出典:外為どっとコム)
こんばんは、品川です。
南アフリカの話、内閣改造以来になります。
(財務大臣について触れていませんでした。追って扱いたいと思います)。
去年(2018年)初頭、ラマポーザ新政権が生まれた時、それはそれは歓迎され、期待が膨らんだものでした。
しかしどうでしょう。結局「行って来い」の状況が続いています。
現状、南アフリカランド(ZAR)を含め、高金利通貨はどうなっているのでしょうか。
まとめて行きたいと思います。
・南アフリカランド。
左端を2008年4月頃
右端を2019年1月頃
に設定(出典:外為どっとコム)
本サイトでは、南アフリカランドを、トルコリラ、メキシコペソとの対比で考えて来ました(この記事以来)。
ラマポーザ就任以来、10円台回復は手堅いと思っていたのですが、実際は格付け会社を始めとした財政難が指摘され(直近ではこの記事)、ランド全体の回復には至っていない、という状況です。
上掲チャートを見ても分かる通り、まずは10円台回復がランドの目標でしょう!
・トルコリラ。
左端を2008年4月頃
右端を2019年1月頃
に設定(出典:外為どっとコム)
或る意味、仮想通貨から顧客をFXに連れ戻してくれた立役者がトルコリラ(TRY)です。
あの外為オンラインでも、メキシコペソと共にトルコリラは取り扱いが始まったので、通貨としての信頼(つまり「取り扱い止めます」という意味での強制終了がない)がグンと上がりました。
が、私自身、やはり手を出してはならない・・・というのが持論です。
理由は、やはり上掲画像のダウントレンド。
そして現状を支える狂気の政策金利です。
現在24%・・・ですか。よく中銀破綻しませんね。
そもそもリラ使っているひとなんて、トルコではいなくなってるのではないでしょうか。
・メキシコペソ。
左端を2008年4月頃
右端を2019年1月頃
に設定(出典:外為どっとコム)
評価が難しいのがメキシコペソ(MXN)なのですが、やはり政情不安、あと下痢の国・・・というイメージが払拭できません。
上に見た南アフリカランド、トルコリラと比べて、一番回復力があるようなチャートに見えますが、金利的に1.5%しかランドと離れていませんから、ここは手堅くランドを持つことをおススメします。
やはりランドは過小評価されている、というのが私の考えです。
中国からの投資が上手く機能すれば、アフリカ大陸の盟主としてのランド(ラマポーザのこの演説など参照)、回復が十分期待できると思うのですけれどもね。
案外、ランド見ているとユーロとの連関が強かったりしますから、国際情勢の中で、そんなに簡単には話が進まないのでしょう。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m