出典:WWE)
こんばんは、ヤマガタです。シンスケナカムラ選手、いまではもうすっかりSmackdownLiveのメインロースター(=レギュラー)として定着してしまいましたね。NXTで大活躍していた頃が遠い昔に感じられるほどです。
それでも、アメリカ本土でのナカムラ選手の評判・評価は気になるのではないでしょうか。
世界的に有名なビジネス誌フォーブスで、WWEについての記事を継続してい書いているブレイクオストリチャー(Blake Oestriecher)さんという方が居るのですが、彼がナカムラ選手について興味深い記事を書いていました。
本連載では、そのブレイク氏の記事を下敷きにして、現時点でのナカムラ選手の評判や評価について、ちょっと考えてみたいと思います。
ちなみに、ブレイク氏の記事のタイトルは、その名も、
「ヘルインアセルを振り返って:だからナカムラにベルト取らせとけって言ったのに・・・」(WWE Hell In A Cell 2017 Results: Why Shinsuke Nakamura Should Have Defeated Jinder Mahal)
というものです。(え?いつも意訳しすぎ?)
では、はりきって行きましょう。
連載第1回目です。
・サマースラムでベルト取らせるべきだった。
(「サマースラムにて」出典:WWE)
チンチロリンでも何とでも呼んでくれれば良いですが、あれです、賭けのサイトを漁っていたんですよ。個人的な話で、すみません。
そんなことをしている最中に、上に述べたブレイク氏の記事に行き着いたんです。
ブレイク氏は、こんな風に述べています。
サマースラムでのオッズ(賭け率)は、ナカムラに対して圧倒的優位だった。だが、結果はショッキングなものだった。あの”現代のマハラジャ”(マハル選手のこと)は、あろうことか、”ジ・アーティスト”(ナカムラ選手のこと)からフォールを奪い、ナカムラに昇格後初めての黒星をつけたのだ。
この「まあ言ってもそんなに驚かない」結果は、しかし、イマイチなマハルからベルトを取り上げる絶好の機会を失うことに成ってしまったーーそうみんな思ったはずだ。
実際、後続したマハルのダラダラ王座期間は、SmackdownLiveにとっては損失以外の何ものでもなかった。
At SummerSlam, Nakamura was the overwhelming betting favorite to defeat Mahal and potentially end his title run, but in somewhat of a shocker, “The Modern Day Maharaja” pinned “The Artist” to give him his first main roster loss. The not-so-surprising outcome was seen by many as a blown opportunity to get the WWE Championship off of Mahal, whose lengthy stretch at the top of the card has been nothing short of detrimental to the blue brand.
毒、吐いてますね~。
・オッズ。
で、上掲のブレイク氏の記事で言及されている「オッズ(賭け率)」です。
いつもお世話になっているレッスルゾーン(Wrestle Zone)さんによれば、サマースラム時の「シンスケナカムラ vs ジンダーマハル」のオッズは、以下のようだったみたいです。
ジンダーマハル(王者)+700
に対して
シンスケナカムラ(挑戦者) -1500
まず、マハル選手の「+700」ですが、これは「100ドル払って(賭けて)、マハル選手が勝てば、700ドルもらえる」という意味です。
パーセンテージに直すと、100 / (+700+100) = 1/8 = 0.125ですから、マハル選手が勝つ確率は、12.5%しかないと予想されていたことを意味します。
次に、ナカムラ選手の「-1500」ですが、これは「1500ドル払って(賭けて)、ナカムラ選手が勝てば、100ドルもらえる」という拷問に近い賭けを意味します。
パーセンテージに直すと、ー(ー1500) / ー(ー1500)+100 = 15/16 = 0.9375ですから、ナカムラ選手が勝つ確率は実に、93.75%もあると予想されていたのです!
まとめると、
マハル選手の勝つ確率 = 12.5%
シンスケナカムラの勝つ確率 = 93.75%
と予想されていたわけです。(・・・え?足すと100%超える?なんででしょうね・・・。計算自体は、そういうサイトたくさんあるので確かですよ。四捨五入もしていません。でもまあ、話を進めましょう。ぶつぶつ・・・)
以上のオッズの意味するところは、「100%ナカムラが勝つとみんな考えていた」と言い換えても良いでしょう。
・2人の抗争はそんなに悪くなかった。
(「だから笑いすぎ・・・」出典:WWE)
とにかく、サマースラム時、ナカムラ選手はベルトを取ることが非常に高い確率で期待されていました。そしてブレイク氏によれば、WWEもそうすべきだったのです。
しかし、結果は、マハル選手のベルト保持でした。
個人的には、別にそれでも良かったと思います。
とくに、本記事最初にも掲げた上の画像、すなわちマハルとシンブラザーズ大爆笑は、ジ・アーティストの秘境に遂に踏み込んだという感じで、思わずグッと来るものがあったのですが・・・。
「その路線が欲しかったんだよ、マハル!」と思ったのは私だけでしょうか・・・。
もっと2人の低レベルな争い見たかったなあ。
次回は、その辺りの話と、丁度日本のファンもナカムラ選手のネタに少し食傷気味に成って来たヘルインアセル辺りを見てみたいと思います。
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
ー
コメント