ロシアのデフォルト(2022/3/13 FX)

16日 国債の利払い期限、
ロシア 迫るデフォルト
日本に影響は
(出典:TBS)

 

 

こんにちは、品川です。

 

日本時間2022/3/16, ウクライナ侵攻後、初のロシア国債償還期日が迫っているようです。

 

ほとんどデフォルト(借金踏み倒し)確実だとおもうのですが、トップ画像の動画みると、そんな問題にならないみたいですね。

 

 

 


・1998年デフォルト


 

 

ぜんぜん体感記憶ないのですが、ロシアは1998年に一度デフォルトをやらかしています。

 

参考:1998年のロシア国債のデフォルトの際に起きたこと

参考:ロシア財政危機

 

これは1991年のソ連解体後の国家政情不安定の直接的帰結、とかんがえればよいでしょう。

 

正直、当時、ロシア通貨に投資するツワモノは居なかったとおもいます。

 

この記事でも書いたことですが↓

 

ソ連時代は1ルーブル=230円。

ソ連崩壊後、ロシアでは1ルーブル=1円・・・!!

 

これ↑がすべてを物語っています。

 

ただ、現在のロシアは先進国の仲間入り。

 

2000年、エリツィンが国内情勢不安定を理由に失脚すると、プーチンが大統領の座につきます。

 

私たちは今、その新生ロシアのしっぺがえしを受けている、といえるでしょう。

 

私には、1998年のデフォルトとは違う、もっと強い意味が合いがあるとおもわれます。

 

第一に、FXで取りあげられるようなエリート通貨になっているわけですから、それがデフォルトに巻き込まれる・・・というのは、それなりの金融市場の混乱があるとおもいます。

 

 

 


・ジャンク債


 

 

デフォルトに先立って、Fitchが、ロシアをジャンク指定しました。

 

フィッチ、ロシアを「C」に格下げ デフォルト近いと認識

2022年3月9日7:33 午前4日前更新

[8日 ロイター] – 格付け会社フィッチは8日、「B」としていたロシアのソブリン格付けを投機的(ジャンク)等級内でさらに6段階引き下げ、「C」とした。

ロシアのデフォルトが近いという認識を示した。

フィッチは、特定国の債権者の外貨建てソブリン債の支払いを現地通貨で行うことを強制する可能性のある大統領令に言及。「制裁措置のさらなる強化やエネルギー貿易を制限する可能性のある提案により、ロシアが少なくとも政府債務の選択的不払いを含む政策対応をとる可能性が高まる」としている。

3月16日には2本のロシア債について、総額1億0700万ドルの利払いが期限を迎えるが、利払いには30日間の支払い猶予期間も設けられている。

フィッチは2日、ロシアの格付けを「BBB」から「B]に引き下げ、ジャンク級としていた。ムーディーズとS&Pもロシアを格下げしている。

 

現在の格付け会社のレーティングは↓以下のとおり。

 

Fitch:C(最下位)- 2022/3/8

Moody’s:Ca(下から二番目)-2022/3/6

S&P:CCC-(下から三番目の悪い方)-2022/3/3

参考:TradingEconomics

 

それぞれ格付け会社のレーティングの意味は↓この記事をご参照下さい。

 

参考:2018年の南アフリカランドを占う。その3【格づけ解説アリ】

 

・・・まあ、デフォルトになるでしょうね。

 

こうかんがえると、ギリシア危機(2011年)は、やはりユーロ圏の危機だったから、あんなに騒がれたのでしょう。

 

関係ないけど、頼りにしていたcountryeconomy.comが更新サボっていた方が、今回の記事を書いていてショックでした。

 

参考:Rating: Russia Credit Rating

参考:南アフリカランドその後②:格付け会社動向。

 

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それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

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