リラ４円台突入か？（2023/11/28 FX）

直近の最安値が2023年7月につけた5.025リラ／円ですが、
これは2023/7/18の記録みたいです。
（出典：外為どっとコム）

こんにちは、品川です。毎日観察はしていたのですけれどもリラが最安値アタックをしている、という見方はしてなかったです。

ぼんやりと5.100リラ／円割るかな～・・・そしたら４円台突入で記事書こうかな・・・と思ってましたが、現在最安値でリラユーザーはひ～ひ～言っている、ということに気づきませんでした。

私自身が直近で書いたリラ／円の記事が↓これになります。

参考：トルコリラが史上最安値更新（2023/6/23 FX）

この時5.424 TRY/JPYでした。

ここからどんどん下値を切り崩していたのですね。

もっとも、その下値追いに関心を持たなくなったのは、いわゆる有事、ガザ地区での戦争が勃発したからでした。

参考：2023年パレスチナ・イスラエル戦争（2023/10/16 FX）

米ドル／リラ

３倍以上に跳ね上がっているんですね・・・
2021年時に記事を書いていたときは、
9.2332 USD/TRYでした。
それが現在は、
高値で29USD/TRYをうかがう勢い。

トルコリラの焦点は相変わらず物価高です。

参考：露ウクライナ侵攻とトルコのインフレ（2022/4/5 FX）

直近の報告が↓こちら。

今月3日に発表されたトルコの9月消費者物価指数（CPI）は、前年比の上昇率が61.5％に加速した。8月は58.9％だった。

トルコ中銀は9月に政策金利を25.0％から30.0％へと引き上げたが、政策金利の水準から物価上昇率を差し引いた「実質政策金利」は-31.5％と大幅なマイナスにとどまっている。

なお、8月（-33.9％）からマイナス幅はほとんど縮小していない。このためリラ安には歯止めがかからず、ひいてはリラ安によってインフレが加速し、インフレ上昇によって実質金利がマイナスにとどまるという悪循環に陥っている。

こうした負の連鎖を断ち切るためには、より大幅な利上げが必要だろう。

ただ、一度に数十％もの利上げを行えばトルコ経済が急速に萎むリスクがあることから、中銀は利上げを「適時に、段階的に」進めるスタンスを示している。

中銀が、インフレに対して後追い的に利上げを行なっている限り、リラが大幅に反発する姿は想像しにくい。

出典：トルコリラの焦点「断ち切れるか？リラ安に繋がるキツい悪循環…」FX予想（2023/10/5）

繰り返されている話ですね。

政策金利、驚異の35％

これ見たらトルコの経済政策なり運営は
上手く回ってないと思うのが普通だろう。

トルコは直近2023/11/23の中央銀行会議で政策金利を40％に到達させました。

これが”先進国”の視点で見ると如何に異常か、は上掲比較をみればわかるでしょう。比較対象は新興国ですが・・・

南アフリカランドは最近、７連続で政策金利を8.25%に据え置きし、それなりに”失望売り”を誘発したのですが、トルコと比べると逆に安心感・・・みたいのはあります。

FXは政策金利だけでは推し量れない、ということですね。

天国さんチェック

・・・で、恒例の天国さんチェックです。

直近では2023/6/23の最安値更新時に訪れただけでしたが、その時は買値平均5.968TRY/JPYで頑張っていたみたいです。

ちょっと久しぶりに覗いてみましょう↓

2023年11月25日土曜日

【ドルリラの悪化のペースが弱まるだけで良い】

40ぱーセントに利上げしたことで、今後のドルリラの上昇のペースが少しでも弱まれば十分に勝ち目はありますね。本日のデータ的には200pips上げても損切額は1日のスワップ益の半分位で上値追いはできそうです。

つまりは、5日で1,000pipsの上昇位ならば十分に対応可能と想われます。

1月換算すると、30日で6,000pips、、つまり12月末でドルリラ29.4位までの上昇ならば十分に追いかけていけそうな感じはあります。それ以上に上昇のペースが早まる場合にはダメですが、ここまで利上げしたのにさらに上昇のペースが早まるとはあまり考えにくいかなと想います。

もうちょっとで100万通貨相当額のスワップ益のところまでロットを増やしました。

ドル円が148円や147円にいきなりならない限りは、まあなんとか大丈夫でしょう。

これが直近で↑３日間更新してないみたいです。

変化といえばドル／リラやり始めたみたいです。