トルコリラが最安値更新(対ドル, 対円両方)

(「TRY/JPYも最安値更新」
出典:外為どっとコム)

こんばんは、品川です。

トルコリラのフリーフォールが再開したみたいです。

13円台に入るのを目指しているようにおもえます。


・対円で最安値更新 14.337 TRY/JPY


本日、19時ごろ、リラ円は、5月につけた14.623 TRY/JPY を大きく割り込み・・・

・・・14.337 TRY/JPYまで下落しました(本記事トップ画像)。

きっかけはレバノン爆発だとおもいます。

参考:レバノン爆発、死者135人に 124mのクレーターできる

2020/8/4 の出来事でした。

人為的ミスが原因だとかんがえられていますが、レバノンの近くにあるトルコでは、地政学リスクが連想されるでしょうね。


・対ドル 7.260 USD/TRY


8月につけた最高値 7.236 USD/TRYを更新し、
本日 7.260をも超えて行く。

本日のトルコリラ最安値更新ですが・・・

むしろ基軸通貨ドルに対する最高値更新としてニュースになる方が多かったです。

2020/08/06 19:44
ニュース速報【通常市況】トルコリラ、対ドルで最安値更新7.2850リラ

トルコリラは対ドルで最安値更新となる7.2850リラまで弱含み。

トルコリラ円は14.40円まで弱含み。

(山下) ・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

ドルリラについては、この記事をご参照ください。


・TRY/JPY廃止・・・なんてことは、ないのか?


政治行政的にも混乱の続くトルコ・・・(SNS規制法案・・・・・・リラ取引禁止

こうなってくると、TRY/JPYの通過ペア廃止・・・なんてことは、99%ないとおもいますが、そんな不吉なおもいがよぎってしまうのもたしかでしょう。

通過ペア廃止、というのは強制決済とおなじで、FXトレーダーを陰で脅かしている最大の敵ともいえるのですが・・・

・・・この記事であつかったとおり、外資系FXしかやらない手口だとおもっていました。

しかし、国内FX業者が、これ(通過ペア廃止)をやった、ということは個人的に大きな衝撃となりました。

2020/7/6の出来事ですが、日本のFX業者、YJFXから、こんなメールが送られて来ました。

平素よりYJFX!をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

現在提供しております「米ドル/香港ドル(USD/HKD)」通貨ペアにつきまして、政情不安による通貨流動性の低下に伴い、当社にて総合的に判断いたしました結果、この度取り扱いを停止させていただくことを決定いたしました。

【対応スケジュール】

■新規注文の受付停止  2020年7月18日(土)※メンテナンス終了後

※上記日程以降、各種注文方法において、新規注文の発注ができなくなります。

※発注済みの当該通貨ペアの新規リーブオーダー注文につきましては、お手数ではございますが、上記日程までに、お客さまにてお取り消しくださいますようお願いいたします。上記日程以降にお取り消しされていない当該通貨ペアの新規リーブオーダー注文は、当社にて取り消しをさせていただくことがございますので、あらかじめご了承くださいませ。

■取り扱い全面停止  2020年10月頃を予定

※取り扱い全面停止の日程詳細が決まり次第、あらためてお客さまにご連絡させていただきます。

※取り扱い全面停止においては、当該通貨ペアのレート配信の終了、取引画面、およびチャートからの該当項目の削除を行います。恐れ入りますが、当該通貨ペアのポジションを保有されているお客さまにおかれましては、上記日程までに、任意のタイミングでポジション決済を行っていただくこととなります。

※なお、同時期に「取引説明書」の改訂を実施いたします。

最後となりますが、お客さまにご不便をお掛けいたしますことを深くおわび申し上げます。

当社では引き続き、お客さまの利便性向上のために、より良いサービスの提供に努めて参る所存でございますので、今後共、当社サービスをご愛顧くださいますようお願い申し上げます。

※本メールは送信専用のため、こちらのメールにご返信いただいても回答はいたしかねますのでご了承ください。

日本のトレーダーは、こういった動きには、もっと批判的になるべきだとおもいます。


・USD/ZAR


2020/4月に最高値
19.3547 USD/ZAR
(出典:Investing.com

さて、ランドやペソの対ドル相場はどうなっているのでしょうか。

ほとんど感覚的には対円でよいのですけれども、どうしても知りたかったら、上掲画像のInvesting.comさんに行ってみるのがよいでしょう。

4月相場で最高値をつけており、これは対円とほとんどおなじですね。


・USD/MXN


2020/4月に最高値
25.7573 USD/MXN
(出典:Investing.com)

メキシコペソもほとんどおなじ。

4月に最高値で、対円とほとんどおなじ感覚ですね。

・・・・・

とにかく、リラです。

フリーフォール、どこまで続くか、注視してゆきましょう。

・・・・・

それでは、今回はここまでです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m


追記1:大局はこんな感じ


興味深い記事があったので引用します。

2020/08/06 23:06
ニュース速報 【通常市況】

【ポジションTalk】トルコリラ 最安値を更新、止めるものは

トルコリラへの売りが止まらない。

6日22時45分時点では、対円では14.40円、対ドルで6.2959リラまでリラ最安値を更新した。

また、対ユーロでも8.66リラ後半までリラ売り・ユーロ高が進んだ。今週だけでも5%前後のリラ下落幅を記録している。

イスラム教最大の祭り「犠牲祭」あけの今週4日、リラのオフショア・スワップ市場では翌日物金利が1000%超えまで急騰。

トルコの金融市場は混乱し、株・債券が売られ、国の信用リスクを示すソブリンCDSの5年物は上昇を続けている。

為替市場では、リラの空売り筋が金利高でリラ買い戻しに動く場面もあったが、それも長続きせず。

金融市場の機能不全を投資家が嫌気し、為替市場ではリラを手放す動きが加速した。本日はリラ売りがリラ売りを呼ぶ状態だ。

これまでも新型コロナウイルス感染拡大で受けたトルコ経済へのダメージが、景気低迷を長期化させ、トルコ経常・財政赤字の拡大や外貨準備高の枯渇懸念、複雑・混迷化する外交問題など通貨リラにとってネガティブな状況が目出っていた。

国内に目を向けると、エルドアン大統領の権威主義が広まり、反政権への抑圧が強まっている。抑え込みはインターネットまで広がり、先日は大統領の意向でソーシャルメディア制限強化法案が国会で可決された。

また、先月にイスタンブールの世界遺産アヤソフィアがモスク化されたことも、キリスト教国から反発を受けている。

リラ安を抑えこもうとし、トルコ金融当局は大規模なリラ買い・外貨(ドルやユーロ)売り介入を継続的に実施してきたが、その効果もここまではかなり限定されている。

介入により外貨準備高が減少し続けるなか、トルコは他国との通貨スワップ枠の拡大や設定を目指したが、主要中銀とは協定は結べていない。これもまた投機筋のリラ売りを誘っているか。

国際通貨基金(IMF)の支援を受け入れようとしないトルコが、リラ下落の流れを止める方策は限られているように思える。

数少ない手段の1つは、18年夏のトルコショック時にも行った大幅な利上げだろう。通貨安・インフレの悪循環を脱するため、トルコ中銀は同年6月に金利を9.75%引き上げ、7月は据え置いた後、9月に6.25%引き上げて合計16%の利上げを実施し、政策金利を24%まで持って行った。

18年後半にはリラ円は15円台の当時の最安値から22円付近まで持ち直し、ドルリラも7.23リラ台から5.13リラ台まで一時リラ高・ドル安に振れた。

トルコ中銀利上げへの思惑は市場でも高まりつつあるようだ。ただ、利下げ好きのエルドアン大統領がそれを許すのか。エルドアン大統領に睨まれながらも、ウイサル・トルコ中銀総裁が利上げに踏み切ることができるのか疑問は残る。

なお、次回のトルコ中銀・金融政策決定会合は8月20日の予定。

(小針) ・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

大局が、非常によくまとめられています。


追記2:トルコデフォルトリスク?


トルコのデフォルトリスク(国債償還時債務不履行)なんて話もあるみたいです。

2020/08/06 23:55
フィスコ
NY外為:トルコリラは過去最安値、デフォルトリスク高まる/欧米為替市場概況

[欧米市場の為替相場動向] *23:55JST

NY外為:トルコリラは過去最安値、デフォルトリスク高まる [欧米市場の為替相場動向]

NY外為市場でトルコリラは対ドルで過去最安値を更新した。当局による通貨安是正にも関わらずリラは続落。ウイルス対応策によりトルコ国債のデフォルト(債務不履行)リスクが上昇したことが警戒され、リラ売りに拍車がかかった。

ユーロ・リラは、8.67リラまで上昇し過去最高値を更新。トルコリラ円は14円40銭まで下落し過去最安値を更新した。 《KY》

トルコがデフォルト・・・は、ちょっとゆきすぎの気がしますが・・・。