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こんばんは、品川です。高金利通貨3強、南アフリカランド、トルコリラ、メキシコペソの中からなぜ、南アフリカランドを選ぶべきなのか、ということをお話させて頂いています。
高金利通貨3強の中で、なぜ南アフリカランドを選ぶべきなのでしょうか。
前回、南アフリカランドとメキシコペソとの類似性についてお話ししました。
今回はすこし話を逸らし、なにはともかくまず扱わなければならない各通貨のスワップポイントについて、先に論じておきたいと思います。
メキシコペソについては、追って話を戻すつもりです。ややこしくてごめんなさい。
・スワップポイントの比較。
(画像出典:外為どっとコム)
上掲画像は2017年の時点でのスワップポイントです。外為どっとコムさんでは、10ロットで1万通貨に換算しています。
ご承知のとおり高金利通貨を買う人の狙いはスワップポイント以外の何ものでもありません。
上掲画像の表で見る限り、高金利通貨3強のスワップポイントはそれぞれ、南アフリカランドが10円、トルコリラが96円、メキシコペソが15円です。(クロス円で考えています。)
これを見て「トルコリラ1番!」と結論するのは早すぎます。各通貨の値合わせをしなければ成りません。
・各通貨の値合わせ。
スワップポイント狙いのひとは、ちゃっかり計算にも長けていますから、これらのスワップポイントを見比べる計算方法を知っています。
それが各通貨の値合わせです。
ただ、この値合わせの計算は実のところ目分量で行われます。ひとによって計算方法は変わって来るでしょう。
私、品川でしたらこう計算します。
ポジションを立てる時、つまりその通貨を買う時、南アフリカランドだったら7ロット、トルコリラだったら2ロット、メキシコペソだったら9ロット。
これは経験に基づいた計算方法なのですが、大体、豪ドルの値動きを念頭に置いています。なぜ豪ドルかというと、①一番素直な動きをし、②「買い」が好まれる通貨だからです。
ただ、大体、クロス円とのレートで55円から70円あたりを念頭に置いているので、NZドルあたりを考えても良いかも知れません。
さて、2017年時点で南アフリカランドはクロス円レートで約8円、トルコリラは約32円、メキシコペソは約6円にある、と考えます。
南アフリカランドで、8円×7ロット=56円。
トルコリラで、32円×2ロット=64円。
メキシコペソで、6円×9ロット=54円。
こんな感じで値合わせします。すこし数字がずれてますが、56円=64円=54円=豪ドルかNZドルを1ロット買う、と考えているわけです。
いずれにせよ、南アフリカランドで56円分買うには7ロット、トルコリラだったら64円分買うには2ロット、メキシコペソだったら54円買うには9ロット、それぞれ一度に買わなければなりません。
これが上で、「ポジションを立てる時、つまりその通貨を買う時、南アフリカランドだったら7ロット、トルコリラだったら2ロット、メキシコペソだったら9ロット。」と言った理由なのです。
こうして、実質的なスワップポイントを見比べるためにそれぞれの通貨をどのくらい買ったと想定すれば良いのか、という値合わせができました。
・実質的なスワップポイント。
「ポジションを立てる時、つまりその通貨を買う時、南アフリカランドだったら7ロット、トルコリラだったら2ロット、メキシコペソだったら9ロット。」
これが各通貨の実質的なスワップポイントを算出するための基準に成ります。
ここに先の外為どっとコムさんのスワップポイントを掛け合わせてみましょう。
外為どっとコムさんでは、2017年の時点で、高金利通貨3強のそれぞれに、南アフリカランド10円、トルコリラ96円、メキシコペソ15円のスワップポイントを与えていました。(クロス円で考えています。)
ここに、「ポジションを立てる時、つまりその通貨を買う時、南アフリカランドだったら7ロット、トルコリラだったら2ロット、メキシコペソだったら9ロット。」とい先の値合わせの考え方を合流させます。
そうすれば、1日に普通のトレーダーがもらうべきスワップポイントが算出されるわけです。つまりー
南アフリカランドだったら、10円×7ロット=70円/日。
トルコリラだったら、96円×2ロット=192円/日。
メキシコペソだったら、15円×9ロット=135円/日。
「うおー!トルコリラぶっちぎりじゃん!!ランドなんてダメじゃん!!!」と誰もがここで思うはずです。
でも、それが落とし穴なのです。
詳しくは次回に詳述しますが、このトルコリラやメキシコペソが果たしている役割、むかし南アフリカランドが果たしていた役割とまったく同じなのです。
いずれにせよ、次回につづきます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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