(「ZAR/JPY日足」出典:外為どっとコム)
こんばんは、品川です。
しばらくZAR(南アフリカランド)に特化して記事を書いて行きたいと思っています。
ESKOM問題が依然、長引いています。
大局で見ると、こう見られます。
→南アフリカ財政に懸念
→格付けに影響
市場の焦点は、この落とし所である格付けにあります。
そこで、今回は現在の格付け(※1, 2)を振り返っておきたいと思います。
(※1:前回の格付け調査はこの記事参照。2018年12月に行いました。)
(※2:そのそも格付けとは?についてはこちらの記事をご参照ください。)
フィッチ:変わらずBB+
(出典:countrueconomy.com)
Fitchは変わらずBB+です(前回調査はこちら)。
BBB以上の格付けのみ「投資適格」なので、この格付けは投資不適格=ジャンクになります。
(Fitchの格付け方式についてはこちらを参照。)
ムーディーズ:変わらずBaa3
(出典:countrueconomy.com)
Moody’sも変わらずBaa3です(前回調査はこちら)。
唯一のランド支持者(投資適格評価)をしてくれている格付け機関なので、ここは踏ん張ってほしい所ですね。
というか、早く投資適格に戻してもらわないとランド回復が見込めないのですが・・・。
(Moody’sの格付け方式についてはこちらを参照。)
S&P:変わらずBB
(出典:countrueconomy.com)
S&Pも変わらずBBです(前回調査はこちら)。
投資不適格=ジャンク評価のままですね。
(S&Pの格付け方式についてはこちらを参照。)
・現状変化なし。
前回調査が(2018年)12月でしたので、こんな短期間で変わるはずもないのですが、格付け自体は現在、変化はないみたいですね。
そうするとESKOM問題が深刻なのは、無論、前回お伝えしたような南アフリカ経済自体への直接的影響もありますが、今後の格付けへの影響という点だと言えます。
その辺にも的を絞りながら次回からレポート、続けたいと思います。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m