フィッチ、アルゼンチンを格下げ(2019/8/19 FX)

(「16日かなり真夜、
BreakingNewsとして入ってきた」
出典:ANN

こんばんは、品川です。

2019/8/16と3日前の古い話になりますが、フィッチがアルゼンチンをCCCに格下げしました。

フィッチの格づけ方式はこの記事にまとめたとおりですが、BB以下はジャンク債で、BB→B、CCC→CC→Cと下がって行きます。

CCCはかつての危機内にあったギリシアと同じです。

ちなみにブルームバーグは、Bから3段階引き下げと報じていますが、厳密には1段階です。大丈夫でしょうか。若造に書かせてないでしょうか。


・いまのところ市場に混乱は起きていない。


位置づけを確認。

ベネズエラのときもそうでしたが、南米諸国の混乱は基本的に市場への影響力はないようです。

大体、国債に手を出してる大銀行から、金融不安へと混乱が広がって行くのですが、南米は投資の対象ではないようですね。

ここら辺から高金利のメキシコ(ペソ)がいつまでたってもパッとしない理由があるのではないでしょうか。

いまのところメキシコペソも大した変化を起こしていません。


・おそらく政治不安として受け取られている。


フェルナンデス首相が大統領に”格上げ”?

問題の種はフェルナンデスという人物が、現職のマクリ大統領を超える人気を獲得し始めたところにある、と言われています。

首相をつとめたのだから、問題児トランプとは違うとはおもわれるのですが、どうやらポピュリズムの文脈で不安が広がっているみたいです。

要するに、ポピュリズム→ナショナリズム→保護主義、ということでしょうか。

参考:産経新聞 アルゼンチン国債格下げ デフォルト警告


・S&Pも格下げ。


フィッチに続いてS&Pも格下げしたみたいです。

こちらは、Bから、Bマイナスへの格下げで比較的温厚です。

ただ、フィッチもS&Pも、すでにジャンク債だったものをさらにジャンクにした、ということなので、やっていることは同じです。


・もしかしたらどうでもよい話。


ジャンク→ジャンクなので、金融市場的にはどうでもいい話かもしれません。

北朝鮮みたいにキレてロケット打ってくるわけでもありません。

難民も、先進国には来ないでしょうね。

ようするに、どうでもよい話かもしれません。

最後に、外為オンラインの佐藤氏がなに言っているのか、読んでおきましょう。

2019年8月19日(月) 「ドル円106円台半ばでもみ合い」

ドル円は概ね106円台で推移しています。上値は重いものの、106円割れから105円台半ばではドル買い意欲も強く、依然としてドルの下落リスクの方が高いとは思いますが次の材料を待つ展開になっています。その次の材料は、恐らく今週末にはやってきそうです。ワイオミング州「ジャクソンホール」で行われる、カンザス・シティー連銀恒例の、シンポジュームが今年も世界中の注目を集めることになりそうです。

このシンポジュームには世界中から中銀総裁や、エコノミスト、企業のトップなどが集まり、景気や金融政策などについて議論をするものです。FRBは先週、この会合にパウエル議長が参加し、米国東部時間23日(金)の10時から「金融政策への挑戦」(Challenges for Monetary Policy)と題して、講演を行うと発表しています。また、クオーレ・副議長も、現地時間20日(火)午後4時にソルトレーク・シティーで講演を行うことも発表しています。

毎年8月は材料に乏しく、それだけに「ジャクソンホール」での経済シンポジュームは注目されてきましたが、今回はこれまでになく注目度が高いと思われます。先月末のFOMCでは市場予想通り、25bpの利下げを決めましたが、その後の記者会見でパウエル議長の放った言葉が予想外に「タカ派寄り」であったことを記憶している方も多いのではないかと思いますが、議長は「今回の利下げが長期的な利下げサイクルの始まりではない」と、市場の前のめりの利下げ観測をけん制する発言を行いました。ドル円はこの発言をきっかけに、利下げがあったにも関わらず109円まで上昇しました。タイミングが悪いことに、トランプ大統領が中国製品3000億ドルに対する制裁関税第4弾を唐突に発表したのが翌日8月1日でした。ドル円はこの日以降ジリジリと下げ、105円台半ばまで下落したことは、ご存知の通りです。

このような経緯があった中で、今回パウエル議長の講演が行われるわけです。9月のFOMCでの利下げもほぼ確実視されていますが、問題は「利下げ」ではなく「利下げ幅」です。トランプ大統領やクドロー米国家経済委員会(NEC)委員長などは、相変わらずFRBに対して利下げ圧力をかけ続けています。一方で、出口の見えない米中貿易戦争の影響もあり、株式市場では先週ダウが今年最大の下げ幅となる800ドルも下落するなど、混乱が続いています。また、経済データでも景気の悪化を示す指標も散見され、先週には10年半ぶりに「逆イールド」が発生するなど、もはや「外堀は埋められた」格好になっています。「ジャクソンホール」での講演では、少なくとも「タカ派寄り」の発言はないものと予想しています。政治的圧力に屈することはないとしても、今後も「FRBが利下げスタンスを維持している」という事実を、鮮明に市場に印象付ける必要があると考えます。従って、個人的には9月のFOMCで50bpの利下げを実施すると予想しています。

先週トランプ氏は、近いうちに習近平主席と電話会談を行うことをツイートしていましたが、クドローNEC委員長は、「今後1週間から10日のうちに電話会談を行う」ことを明らかにしています。トランプ氏も、「米国は中国とうまくやっており、話をしている」と述べており、協議がうまくいけば中国側を米国に招いて閣僚協議を行う計画があることも発表しています。また、トランプ氏に近いナバロ大統領補佐官は「力強い経済が2020年を通じて、またそれ以降も続く」とABCテレビの番組で語り、金融政策についても「パウエル議長は鏡に映った自分の姿を見て、『私は政策金利を早く引き上げ過ぎた』と言うべきだ」とあらためてパウエル氏を批判していました。(ブルームバーグ)

本日のドル円はドルの上値がどこまであるのかを確認する動きになりそうです。引き続き値を飛ばす可能性もあるので注意は必要です。レンジは106円~106円80銭程度を予想します。「8時間足」の雲の下限が106円85銭前後にあります。まずは、この辺りが意識されそうです。

都合により今週、20日(火)と23日(金)は「アナリストレポート」をお休みにさせて頂きます。ご迷惑をおかけいたしますが、宜しくお願い申し上げます。

・・・というわけで、衝撃のスルーです。

それもどうかな、という感じですが。

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それでは、今回はここまでです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m