南アフリカランドその後(2023/2/10 FX)

MXN/JPN 月足
新興国通貨でメキシコペソがひとり勝ち
なのは明らか。
しかし、それにしても
2015年の水準に戻したばかり。
(出典:外為どっとコム)

 

 

こんにちは、品川です。

 

ウクライナ侵攻後の変動する世界でのFXを少しまとめておきたいとおもいます。

 

参考:日本の視聴者のレベル低下問題(露ウクライナ侵攻によせて)

 

この記事↑にあるとおりウクライナ侵攻は、2022/2/24で、まもなく1年が過ぎようとしています。

 

 

ひとり勝ちの米ドル、金魚のフンのメキシコペソ

米ドルは史上最高値といっていいであろう
140 USD/JPY
から日銀の実質利上げ発言により急降下。
現在130 USD/JPYで落ち着いている。
参考:この記事

 

 

 

新興国資源国通貨三兄弟、メキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドで、ひとり勝ちしているのがメキシコペソ MXN/JPY です。

 

これは、ウクライナ侵攻後の世界で、ひとり勝ちをした USD/JPY(上掲画像)に金魚のフンのように付いて行った結果だと言えます。

 

私がメキシコペソを”つまらない”と思うのは、特徴がないことですね。ようするにアメリカの犬なので・・・

 

犯罪率として南アフリカ(ランド)が最悪ということが、よく言われますが、その点に関してはメキシコ、というか南米もどっこいどっこいです。

 

ただ、トップ画像をみればわかるとおり、メキシコペソのひとり勝ちは、決して史上最高値をつけたわけではない、せいぜい2015年の水準に戻しただけ、というのは注目に値するとおもいます。

 

いずれにせよ、リーマンショック(2008年)後の世界で、2015年くらいにまで新興国、資源国通貨は戻せる・・・という見方はできるのではないか、と考えています。

 

ただし、トルコリラは除外します。つまり、そう(2015年あたりの水準にまで戻る)と予想されるのは、南アフリカランドです。

 

 

南アフリカランドは、どこまで戻るか?

リーマンショック後の南アフリカランドの高値は
2010年界隈の12.3あたり。
ここまで戻るとみるか、
メキシコペソと同じ2015年が戻りの限界とみて
10円台が南アフリカランドの実力とみるか。

 

 

メキシコペソと南アフリカランドは基本的に、新興国資源国通貨として同じ動きをしますが、高値が少し違います。リーマンショック(2008年)以後の世界というかチャートにおいて、という意味で、です。

 

メキシコペソの場合、トップ画像のとおり2015年が実力のようにもみえます。つまり、7~8円(MXN/JPY)が限界。

 

では南アフリカランドも2015年が限界なのでしょうか。となると南アフリカランドの実力は、10円(ZAR/JPY)となります。

 

そこからもう一段高望みして、南アフリカランド高値(リーマンショック後)である12.3円台を夢見ることもできるでしょう。

 

いずれにせよ、南アフリカランドは中国よりヨーロッパよりの通過で、メキシコペソのようにアメリカの金魚のフンではない、というところが12.3円台を夢見る根拠にもなるし、逆に悪い方向を予想する根拠にもなります。

 

ランドの方が上値余地があるとおもう理由

メキシコペソはアメリカの金魚のフンのように
金利を史上最高値に既に設定してしまっている(現在10.5%)。
それに対し
南アフリカランドは政策金利がまだ史上最高値ではない。

 

 

南アフリカランドは、メキシコペソと同じように2015年の最高値で頭打ちにはならないのではないか?

 

そう私が考える一番の理由は、南アフリカランドにはまだ政策金利の余地があるようにみえることです。上掲画像のとおりですね。

 

南アフリカランドは、なにはともあれESKOMで・・・

 

参考:南アフリカランドその後⑤:ESKOMその1。

 

現在は↓こんな感じです。

 

① ロシアのウクライナ侵攻で石油の供給がストップ。

② 火力水力ともに動力源である石油が供給されないので、電力を国内に行き渡らせることができない。停電連発。

 

・・・という感じです。これが現在の南アフリカランド不調の根っこにあります。

 

で、南アフリカの財政難もダメダメ国有企業ESKOMのせいだ、というのもずっと前から言われていることなんですよ。そこが解消されないことには、ランドは現在の低迷を続けることでしょう。

 

 

南アフリカランド離れ

 

以上の経緯の中、私自身は南アフリカランドに、まだ希望をもっているのですが、一時期ネット上を賑わせた南アフリカランド情報サイトは衰退の一途を辿っているようです。

 

参考:南アフリカランドニュースサイト15選(随時増加)

 

ここ↑では紹介していませんでしたが、私がよく拝見させて頂いてたブログが2つあります↓

 

1.南アフリカランド研究所(ランケン)

2.南アフリカランドと地獄の日々

 

ランケンさんは南アフリカランドが高金利通貨の代表だったとき一世を風靡したブログですが、現在は緩やかに衰退の一途を辿っています。たぶん、もう南アフリカランドに投資もしていないでしょう。検索結果としても出てこないマイナーサイトになりました(https化もしていない)。

 

南アフリカランドと地獄の日々さんは”地獄の日々”ブランドとして↓ここでも言及しましたが・・・

 

参考:トルコリラおすすめニュースサイト9選

 

現在はトルコリラ情報一本でやられているみたいですね↓

 

参考:大王 トルコリラと地獄の日々 @daiobn(Twitter)

 

ただ、私はトルコリラはオワコンだとおもってます。

 

・・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

タイトルとURLをコピーしました