(バッシャール・アル=アサド大統領
出典:Wikipedia)
こんばんは、品川です。「そろそろFXを含め相場を概観できる記事が欲しい」とのことで、自転車操業的ですが、記事を重ねて行きたいと考えています。焦点は主に、ファンダメンタルズに当てられます。ご容赦ください。
手始めに、今月(2018年4月)前半の相場を、概観してみましょう。
・円安ややリスクオン。
上:USD/JPY、下:EUR/JPY
(出典:外為オンライン)
8時間足です。どうしてそんな中途半端な時間単位を取ったのかというと、単純に4月に入ってからの値動きをよく見ることができるからです。
上掲画像ともに左端が大体、4月初頭に成っています。
米ドル、ユーロともに円に対して強くなっているのが分かりますね。
上:USD/JPY、下:EUR/JPY、ともに同じような形をしています。
・EUR/USD、ZAR/JPYは「行って来い」。
上:EUR/USD、下:ZAR/JPY
(出典:外為オンライン)
こちらも、4月に入ってからの動きが見やすいように8時間足に成っています。
対円で見ると、米ドルとユーロは同じような動きを見せていますが、そのほかの通貨はどうでしょうか。
対円では、ともに強かったユーロと米ドルですが、互いを比べてみると(EUR/USD)、拮抗しているのが分かります。上掲画像の上のチャートをご覧ください。ようするに「行って来い」ですよね。
また、本サイトでも良く取り上げる南アフリカランド(ZAR/JPY)はどうでしょうか。上掲画像の下のチャートをご覧ください。これも「行って来い」です。
4月前半は、基軸的な役割を果たす米ドルとユーロが強くなり、そのほかの局面では小康状態といった印象です。
ただ、体感的には、やや下げ相場というのが、みなさんの実感ではないでしょうか。私もそうです。
理由は、シリア問題、北朝鮮問題、日米首脳会談などありましたが、どれもリスクにまで至らなかった、でもリスクとしては消え去っていない、というところにあるのでしょう。
それを次回、すこし立ち入って見てみたいと思います。
今回は、ここまでです。
次回に続きます。
ー