ついにトルコリラが13円台に(付記:ランド政策金利)

こんばんは、品川です。

ついにトルコリラが13円台に入りました。

以前、安値更新のときはベッドのなかだったので、今回は早めに押えておきたいとおもいます。


・売り仕掛けか?


2020/9/16分足。
21:30頃と22:40頃に大きな売り仕掛け。

まだニュースは見ていませんが、ヘッジファンド系の売り仕掛け、という印象です。

心理的節目としてミセスワタナベ的な個人投資家が13円台で、諦め(ポジションカット)を入れているのは明らかでしょう。

そこを狙った売り仕掛け、という印象です。

ただ、逆に13円に押し目買いを入れているミセスワタナベ的な個人投資家もいるでしょうから、そこで何回か跳ね返します(上掲チャートの通りですね)。

ただ、これは押し切られそうです。


・USD/TRYはとっくに悲鳴をあげている


USD/TRY月足。
限界値 7.5 USD/TRYを超えている。

ただ、早くからお伝えさせて頂いた通り、今回のリラフリーフォールの立役者はUSD/TRYで、それが未曽有の 7.5 台をつけたのも、実は本日でした(上掲画像)。

時間帯は、TRY/JPYと、ほとんど同じみたいですね。

以上について、すこし言語化↓してみましょう。

2020/09/16 23:23
ニュース速報
【通常市況】トルコリラ離れが進む、対ドルでは一時7.50リラ後半へ

トルコリラ円は上値重いまま、13.97円付近の最安値圏での値動き。トルコ国内ではドル化の流れが止まらず、リラは対ドルでも軟調な地合い。ドルリラは一時7.5070リラまでドル高・リラ安が進んでいる。

(小針) ・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

このトルコリラ離れというのは、かなりのパワーワードだとおもいます。


・安全地帯ナシ


原因ですが・・・この記事にまとめました。

実は外貨準備高については、改善した、と報じられた↓ばかりでした。

参考:悪材料満載の中で格下げ 外貨準備は増加

そう!あとフィッチに格下げされたんですよね(↑同記事)

ただ、コロナ禍なので、仕方ない・・・という感じでスルーされるとおもってました。

実態は、ヘッジファンド(機関投資家)の売り仕掛け(USD/TRY視点だと買い仕掛け)だとおもいます。

・・・じゃあ、南アフリカランド、メキシコペソは安泰なのか・・・と言えば、そんなことはないですね。

とくにランドは、最近わりと好調ですが(大局から見ると全然ダメ)、トルコと同じ物価上昇率と利上げの狭間で苦しんでいるようです。

南ア中銀の政策金利発表に注目

南アフリカ中銀の政策金利発表が17日に予定されています。
市場予想は3.50%の据え置きと、3.25%への小幅利下げが拮抗しており、見方が真っ二つに分かれています。
南アフリカでは、4-6月期の経済成長率が前期比年率-51.0%と未曽有の落ち込みを記録。
一方で、インフレ率(消費者物価の前年比上昇率)は7月に3.2%へと上昇しています。
景気支援のために利下げを断行すれば、インフレ調整後の実質政策金利はほぼゼロという事になり、今後のインフレ動向次第ではマイナス金利が視野に入ります。
経常赤字国の実質マイナス金利は急激な通貨安を引き起こすリスクがあると考えられています。
南ア中銀にとっては、景気と物価の板挟みで悩ましい局面でしょう。
17日の判断が注目されます。

ようするにトルコリラで話したことと同じですね。

物価上昇率 3.2% - 政策金利 3.25% = マイナス 0.05%

・・・ただね。そんなんだったら、これまでのランドの政策金利で、とっくにマイナスもあったんじゃないか・・・そんな風におもってます。

インフレターゲットの話をご参照ください。

すくなくとも、上の話がベタで反映されるなら、スワップポイントは説明がつかない、とおもいます。

実際、いまでもトルコリラはスワップ15円未満あたりをウロウロしていますよね。

新興国通貨で煽るFX会社は、ここら辺、きっちり説明する義務があるとおもいます。

セミナーで教えている、なんてのは反則でしょう。

・・・・・

それでは、今回はここまでです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m


追記(2020/9/17)


ランドは今回、とりあえず金利据え置き(3.5%→3.5%)だったみたいです。

【指標結果】【指標】南ア中銀、政策金利を3.50%に据え置き

2020/09/17 22:11 (木)

南アフリカ準備銀行(SARB)政策金利発表
〔予想 3.25%に引き下げと3.50%で据え置きが拮抗〕 (前回発表値 3.75%から3.50%に引き下げ)

クガニャゴSARB(南ア準備銀行)総裁
「新型コロナ次第ではあるが、21年成長は緩やかだろう」
「先行き不透明感は高いままであり、今後の決定はデータ次第」

クガニャゴSARB(南ア準備銀行)総裁
「インフレは中期的には抑制されている」
「MPCは一時的な価格ショックと感染第2波を注視」

私ランドユーザーですけど、この件はスルーだとおもってました。

他のニュース↓です。

09/17 23:38
フィスコ
NY外為:南アランド急伸、中銀が予想外に利下げ見送る/欧米為替市場概況

南ア中銀は金融政策決定会合で政策金利を利下げ予想に反し3.50%で据え置くことを決定した。同時に、国内総生産(GDP)やインフレ見通しを引き下げ。2020年の経済は8.2%のマイナス成長見通しで、7月の7.3%マイナス成長から下方修正された。中銀総裁は金融政策だけで経済の潜在成長を改善することは不可能とし、政府に経済改革に必要性を訴えた。 NY外為市場では中銀の決定を受けて南アランドが急伸。ドル・ランドは16.40ランドから16.18ランドまで下落。3月中旬以来の安値を更新した。ランド円は6.37円から6.46円まで急伸した。

【金融政策】 ・南ア中銀:政策金利を3.50%で据え置き(予想3.25%)

まあビッグサプライズというには程遠いですね。