ラマポーザ新内閣発表(4):ネネ財務大臣。

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こんばんは、品川です。ランド躍進の期待される本年(2018年)2月26日新たに大統領に就任したシリルラマポーザ氏(2月15日)が新閣僚を発表しました。データ的に大規模なものに成ることが予想されますので、連載の形で記事化させて頂きます。何卒、ご了承ください。

さて、今回のラマポーザ新大統領の内閣改造のメインのひとつが財務大臣にネネ(Nhlanhla Nenez)氏が返り咲いたことです。今回は、そのネネ氏について大まかな情報を提供させて頂きたいと考えています。


1.読みは「ンシャンシャ・ネネ」で行きましょう。


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Nhlanhla Nenez」・・・そもそも、どう読むのでしょうか。

手がかりとして、ズマ大統領の動画を聞いてみましょう。上掲画像は、2015年12 月10日、ズマ大統領がネネ財務大臣を突如解任した、ランド投資家には悪夢となった1日の動画です。

ここで「I decided to remove the finance minister Nhlanhla Nene…」とズマ前大統領が言っています。

ンカンカネネ・・」と言っているようにも聞こえます。

南アフリカの英語自体、訛りが凄いので何が本当の発音か分かりませんが、とりあえず本サイトでは「ンシャンシャ・ネネ」で行こうと思います。典拠は、日本貿易振興機構(JETRO)に成ります。


2.JETROさんの素晴らしい解説。


ネネ財務大臣の経歴については、突如解任騒動も含め、JETRO(日本貿易振興機構)さんが実務的的観点から素晴らしい解説をしています。

以下に、補足と段落分けをして、引用させて頂きます。

[2015年]12月9日にズマ大統領は、ンシャンシャ・ネネ(Nhlanhla Nene)財務大臣を解任し、財政の経験に乏しいANC所属の比較的無名の国会議員、デイヴィッド・ファン・ルーエン(David van Rooyen)を任命することを発表した。

ネネは前任者のプラヴィン・ゴーダン(Pravin Gordhan、財務大臣在任期間2009~2014年)のもとで財務副大臣を務めた経歴があり、トレヴァー・マヌエル(Trever Manuel、同1996~2009年)以来の財政規律重視路線を継承し、経済界からの信認が厚かった。

ネネ財務大臣解任のニュースによって市場には激震が走り、南アフリカの通貨ランドは[ランド/円で8.43円から7.93円まで]急落した。

ズマ大統領によるネネ財務大臣の突如解任]の理由についてメディアでは、

① ズマ大統領と親しい間柄にあるドゥドゥ・ムイェニ(Dudu Myeni)が会長を務める南アフリカ航空(South African Airways)がエアバス社と締結しようとしていた機体購入契約について、南アフリカ航空の財務状況を悪化させる内容であるとしてネネ財務大臣が待ったをかけたこと、

② またズマ大統領ロシアのプーチン大統領とのトップ会談で契約を約束してきたといわれる原子力発電所の新規建設計画にも[ネネ財務大臣が]反対したこと

[この2つ(①②)]が、ズマ大統領の怒りを買ったのではないかといった憶測が流れた。

[この失政とも言えるズマ大統領ネネ財務大臣突如解任に対し南アフリカ経済界は、]低迷する南アフリカ経済がさらに不安定化し、主要格付け会社が格付けを投機的なレベルにまで下げる可能性も[あるという懸念から]ズマ大統領に対して再考を強く促した[。]

[その]結果、ズマ大統領は[なんとたった4日後]12月13日にゴーダンを財務大臣として復帰させることを発表し、市場の混乱は一応の終息を見た。[つまりルーエン財務大臣は4日天下(2015年12月10日、11日、12日、13日=解任)だったのだ!]

[ついで話だが、]ネネ財務大臣解任のニュースの直後から、ツイッターでは#ZumaMustFallというハッシュタグをつけた投稿が急増し、オンライン署名サイトのチェンジ・ドット・オーグ(Change.org)では、ズマ大統領退任を求める署名活動への参加者が、12月13日までに13万人を超えた。

12月16日(「和解の日」の祝日)には、複数の大都市でズマ大統領退任を求めるデモ行進が行われた。

デモ行進の企画の中心となったのは、反腐敗連合(United against Corruption)という労働組合やNGOなどの連合体であった。

ズマ大統領については、武器調達契約(いわゆるArms Deal)をめぐる汚職疑惑や、故郷ンカンドラにある私邸の改装に多額の公費が支出されたことなどをめぐって、これまでも批判が絶えなかったが、ネネ財務大臣解任を発端とする混乱が、腐敗や身内びいきの問題と結びつけて解釈されたことで、ズマ大統領の退任を求める動きが一気に加速することになったのである。

最終段落の汚職については、この記事をご覧ください。


3.ご本人に関しては写真だけで軽く済ませます。


ネネ財務大臣。

普段は眼鏡かけています。

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JETROさんの説明で、ネネ財務大臣がどういった人物かは十分に分かったと言えるでしょう。その点については、上掲文章では、以下の部分が最も重要です。再掲します。

ネネは前任者のプラヴィン・ゴーダン(Pravin Gordhan、財務大臣在任期間2009~2014年)のもとで財務副大臣を務めた経歴があり、トレヴァー・マヌエル(Trever Manuel、同1996~2009年)以来の財政規律重視路線を継承し、経済界からの信認が厚かった。

何より政治家は結果責任ですので、その他の点、例えば「こんなに凄い大学を出た!」とか「こんなに凄い会社で成功を収めていた!」とか言うのは、この際、どうでも良いことにしましょう。

ネネ財務大臣は、これから話の中心に成るでしょうから、その都度、情報を付け足して行きたいと思います。本サイトでは記事の下部にカテゴリーがありますのでご利用ください。

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それでは、今回はここまでです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m