南アフリカ、Moody’sでもジャンク入り(2020/3/28 FX)

こんにちは、品川です。

現地時間2020/3/27に予定されていたフィッチの南アフリカ国債格づけ(ようするに格づけ)は・・・

・・・コロナウイルスの影響で混乱を避けるため、またしても延期になるという予測があったのですが・・・

・・・あえて予定通りに行われたみたいです。

ただ、ありがちな話として、混乱を避けるため、市場開放時間には行われなかったみたいですね。

外為どっとコムが大々的にとりあげてましたけれども、営業時間内に反応できなかったみたいです。

2020-03-27【南アフリカランド円】ムーディーズが南アの格付けを発表


・ジャンク決定


詳しい情報は、こちらの記事にまとめた情報サイトから、いろいろみてください。

私は昨日、明け方までMoody’sのサイト連打しましたが、ついに更新がなかったので、寝てしまいました。

で、肝心の格づけは、1ランクでダウングレードだったみたいです。

Baa3 → Ba1

これ、すっごく格下げされたとおもったひとおられるかもしれませんが・・・

・・・Moody’sのへんな文法によると、たった1つの格下げです(この記事参照)。

・・・ただ、見通しネガティブのままです(この記事参照)。


・なにが書いてある?


・・・で、肝心のMoody’sのステートメント(発表)ですね。

かいつまんで読みましょう。

ログインしないと読めません(ココ)。

タイトル:ムーディーズは、南アフリカの格づけをジャンク(Ba1)にします。

Rating Action: Moody’s downgrades South Africa’s ratings to Ba1, maintains negative outlook

2020年3月27日、パリ
われわれ、ムーディーズは、南アフリカ国債を非ジャンクギリギリ境界線(Baa1)から、線をまたいで、ジャンク(Ba1)にします。

注:ムーディーズの格づけ方式は、こちら。

Paris, March 27, 2020 — Moody’s Investors Service, (“Moody’s”) has today downgraded the Government of South Africa’s long-term foreign-currency and local-currency issuer ratings to Ba1 from Baa3. The outlook remains negative.

理由は、財政赤字。

注:いつもの話です。この記事参照。

The key driver behind the rating downgrade to Ba1 is the continuing deterioration in fiscal strength and structurally very weak growth, which Moody’s does not expect current policy settings to address effectively. Both outcomes speak to weaker economic and fiscal policy effectiveness than Moody’s previously assumed.

・・・

コロナウイルスの世界拡大(パンデミック)が、南アフリカ経済の重荷になるのが明らかで、税収減などを通じて、財政赤字を拡大させるだろう。

Fiscal space is very limited and looser monetary policy will not address underlying structural problems. The unprecedented deterioration in the global economic outlook caused by the rapid spread of the coronavirus outbreak will exacerbate the South Africa’s economic and fiscal challenges and will complicate the emergence of effective policy responses.

コロナウイルスへの言及は2回しかありませんでした。もう1回はココ↓

コロナウイルスにより、失業率、成長率、ともにボロボロになるだろう。

Downside risks to growth are both immediate and longer term, relating to heightened uncertainty about the economic impact of the coronavirus pandemic and to the possibility that negative economic sentiment becomes further entrenched as policymakers and stakeholders continue to struggle to reach consensus on the structural reforms that would sustainably stimulate growth and employment. With unemployment at already very high levels (29%), even weaker growth would have significantly negative social implications.

これ↑は、見通しネガティブの理由をのべたところですね。


・ロックダウン


南アフリカは、案の定、それどころではなく、政府発の自宅謹慎(lockdown謹慎じゃないですが)が大きくニュースとして、とりあげられてます。

One COVID-19 death, over 1,000 confirmed cases and 55 arrests on first day of SA lockdown

ようするに、うわ~おれたちの国にもコロナ上陸だよ!というニュースです。


・イギリスも格下げ


ポンド=イギリスもフィッチによって格下げされたと話題になってます(Fitchここ)。

というか、首相のボリスジョンソン、コロナ感染なんですよね。

ジョンソン英首相、新型コロナウイルス陽性 保健相も

この陽性って言い方どうにかならないものでしょうか。感染ですよね。ようするに。

・・・SARB(南アフリカ中銀)による利下げもありましたし(スミマセン、まだあつかってないです)・・・

・・・正直、このムーディーズの格下げは、逆に、やんなきゃおかしいだろ、という織込み済みの出来事だという印象です。

みなさんはどうお考えでしょうか。

・・・・・

それでは、今回はここまでです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m


追記:週明けの報道(2020/3/30)


ご存知のこととおもいますが、週明け、ランドは窓を開けてのスタートとなりました。

外為どっとコムのニュースから(ソースはDZHフィナンシャルリサーチ)。

【通常市況】ランド 最安値更新、週末にムーディーズが格下げ発表

先週引け後に格付け会社ムーディーズが南アを投資不適格(ジャンク債→Baa3からBa1に引き下げ)たことで、ランドは対円、対ドルともに史上最安値を更新している。ランド円は早朝に5.91円、ドル/ランドは18.0444ZARまでランド売りになっている。  3大格付け会社全てが投資不適格にしたことで、FTSE世界国債インデックスなど様々なインデックスから排除されることになり、南アからの資金流出がより進む可能性が高い。

(松井) ・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

なんで、FTSE世界国債インデックスなど様々なインデックスから排除されると、資金が南アフリカから流出するんですかね。

そこら辺の説明のテキトーさが、いつも読んでいて苛立たされます。