こんばんは、品川です。
そろそろFX関連のニュースが溜まって来たので、まとめておきたいとおもいます。
・トルコリラ
南アフリカランド以外
9月に総利下げ。
まずはトルコリラですが、中銀総裁解任以後、エルドアン大統領の主導で、急ピッチの利下げがつづいています。
(2019年)7月25日に、政策金利を最高だった24パーセントから、19.75パーセントに引下げ。
つづけて(2019年)9月12日に、19.75パーセントから、16.50パーセントに引下げ(上掲画像)。
これに対して、市場はなぜか上昇で反応。
これにして明確な説明をしたアナリストは一人もいないのですが、これについてチンプンカンプンな説明をしているのが、最早だれも信じなくなったとウワサの現地人エミンユルマズ氏です。
利下げ後のトルコリラは堅調で、対円で19.50円台まで上昇する場面もありました。大幅利下げなのにトルコリラが上昇した、ということに違和感がある投資家が多いのではないかと思います。
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実は、トルコ中銀が大幅利上げ(6.25%)を行った昨年(2018年)の9月13日の直後も、トルコリラは投資家の予想とは逆の方向に動きました。
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大幅利上げにも関わらず、利上げ直後、トルコリラは下落し続けました。しかし、やがて利上げの効果が表れ、トルコリラは上昇に転じました。
つまり、トルコリラの場合、利上げ・利下げの効果が表れるまで少し時間がかかるということです。
この説明が本当なら、時間かかり過ぎですね。
もはやタイムオーバーです。
利下げで、完全に市場のセンチメントが改善したんですよ。
だれか説明してください。
・南アフリカランド
あいかわらず格付け会社の目を恐れる南アフリカランドですが・・・
直近(2019/9/19)では、政策金利を維持しました。
前回、らしくない引下げをしたため、今回も同じ(要は景気刺激策の)考え方で、ふたたび利下げかとおもわれましたが、ギリギリセーフだったみたいです。
いずれにせよ大局は、米中貿易摩擦と、それに伴う冷え込み懸念から、各国の政策金利引き下げムードですね。
あと5月のムーディーズの否定的見解が、まだ尾を引いているようです。
参考:ムーディーズによる格下げリスク再燃で南アランドは急反落。来週は続落リスクに要警戒
・ビットコイン(仮想通貨)
2度目のバブルの夢は
潰(つい)えようとしている。
(出典:DMMBitcoin)
Facebookの仮想通貨参入、リブラの登場により息を吹き返したように見えるビットコインに代表される仮想通貨ですが・・・
・・・ふたたび元の木阿弥にかえろうとしています。
Bloombergから。
ビットコインは26日、5営業日続落し、一時6月以来の8000ドル割れとなった。仮想通貨を巡る懸念が山積している。
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ミラー・バリュー・パートナーズのポートフォリオマネジャー、ジョン・スパランザニ氏は「相場を押し上げる好材料はない」と指摘。夏季に1万4000ドル付近を回復できなかったと述べ、「市場は疲れ、売買高が枯渇した」と付け加えた。
参考:Facebookの仮想通貨リブラに、各国の通貨当局はなぜ異様なまでの拒絶反応を示しているのか?
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突貫工事ですが、大局をみました。
個人的には、米中貿易摩擦が解消されないことには、市場のセンチメントは改善しないとかんがえています。
ようするにトランプが再選しなければよい、ということです。
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それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m