(「発表以後の動き」出典:外為どっとコム)
こんばんは、品川です。
日本時間で(2019年)3月28日22時14分、南アフリカ政策金利が発表されました。
8時間遅れですので、現地時間午後2時でしょうか。
・おおむね良好。
予想どおり政策金利は据置きで、6.75%でした。
大体この回でお伝えしたことと同じです。
つまり、ハニャホ総裁のステートメントによると、現在4.1%の消費者物価指数は、インフレターゲットに納まっているから特に文句はない、とそれだけです。
ハニャホ総裁は、メキシコ中銀や、トルコ中銀のより能弁なので、Brexitや北朝鮮や中東情勢、米中貿易戦争にも触れていましたが、言いたいことはインフレターゲットに尽きています。
以下、ロイターのまとめです。
南ア中銀、6.75%に金利据え置き 物価リスク「おおむね均衡」
[プレトリア 28日 ロイター] – 南アフリカ準備銀行(中央銀行)は28日、全会一致で主要政策金利であるレポレートを6.75%に据え置くことを決定した。
中銀はインフレ見通しに対するリスクは「おおむね均衡している」と評価。前回1月の会合では、インフレに対するリスクは緩やかに上向いているとの認識を示していた。南アでは過去2カ月はインフレ率は4%近辺と、中銀の目標である3─6%の範囲内に収まっており、見解の変更はこうした状況を反映したものとみられる。
ロイターが実施した調査ではエコノミスト全員がレポレートの据え置きを予想していた。
ただハニャホ総裁は記者会見で、経済成長に対するリスクは引き続き下向きとなっていると指摘。「電力供給問題のほか、企業信頼感が低下していることが、短期的な生産と投資の見通しの重しになる」と述べた。
南アの2018年の経済成長率は0.8%にとどまり、政府の予想を大きく下回った。中銀は今回の決定会合で19年の成長率見通しを1.3%とし、1月に示した1.7%から下方修正。ただ今年のインフレ見通しは4.8%に据え置いた。
SARB原文は、以下のリンクをどうぞ。
STATEMENT OF THE MONETARY POLICY COMMITTEE
Issued by Lesetja Kganyago, Governor of the South African Reserve Bank
・相場の反応は?
一番左が南ア政策金利
の発表された
3月28日午後10時。
左から1時間足で
リラ、ペソ、ランド
(出典:外為どっとコム)
さて、今回の南アフリカ政策金利据置きですが、市場はどう反応したでしょうか。
上掲画像右端がランド(ZAR/JPY)なんですけれども、好感したように見えます。
しかし、上掲画像左端のリラ(TRY/JPY)も同じ動きしていますから結局、普通の反応というのが結果でしょう。
南アフリカは現在、ムーディーズの格付けが迫っており(本日3/29)、そちらの方に大きな反応が見られるはずです。
ちなみに本日(3/29)日本時間午前4時に、メキシコ中銀も政策金利を発表して、据置き8.25%だったみたいです。上掲真ん中画像の長い赤ローソクがそれでしょう。
この文面も読んでみたいですね。
すこし羅列的ですが、情報をまとめさせて頂きました。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m