S&Pは想定内だったらしい(FX 2019/2/22 金)

(「演説するムボウェニ財務大臣」News24)

こんばんは、品川です。

しばらく南アフリカ(ZAR/JPY)に的を絞って記事を書いています。

記事予告は覚書みたいなもので守れないことが多いことをご了承ください。

毎日、焦点が変わるのでそちらに順応した方がよいと思うんですよね・・・。


・S&Pの見解。


先(2019/2/20)のムボウェニ(Tito Mboweni)大臣の予算演説に対し、前回はMoody’sの見解をお伝えしました。

Moody’sは格付け会社三社で唯一、南アフリカ国債を投資可能(非ジャンク)にキープしてくれている所ですが、残念ながら、今回のムボウェニ財務大臣の演説は響かなかったみたいです(前回の記事参照)。

続けてですが、S&Pの見解が出ましたので(上掲画像のReutersの記事)、本記事でお伝えしたいと思います。

(現在の格付け会社三社の直近の格付けは、この記事をご参照ください。)


・Butの使い方がおかしい文章だが・・・。


さて、Reutersによると、S&Pの主筆アナリストであるRavi Bhatiaという人物がロイターの取材に答えてくれたようです。

以下はReutersの導入文。

ESKOMへの資金注入はMoody’sの南アフリカへの不信を再点火した。だが(But)南アフリカをとうの昔にジャンク扱いしたS&Pも、今回の予算演説に注意を払っていたようだ。

The cash call has reignited worries about South Africa’s last remaining investment grade rating with Moody’s. But S&P, which has stable ‘outlooks’ on both its junk-rated BB and BB+ foreign currency and local currency Africa ratings, is watching closely too.

よく外人のBut(逆説)の使い方がおかしい・・・というのが話題になるのですけれども、その典型みたいな文章ですね。

要するにS&P懸念していた、ってことです。


・想定内だった。


記事を読み進めましょう。

Ravi Bhatia氏のコメントです。

一気に要約しますね。

ESKOMへの資金注入は南アフリカの財政に重しになるだろう。

でも、他の支出を削減すれば相殺できる。

我々S&Pは、ESKOM危機は偶発的なものだと考える。

そんなものだから、ムボウェニ財務大臣の資金注入案は、我々には想定内だった。

アメリカの利上げも終りそうだ。

南アフリカの財政悪化時も比較的回復してきている。

そんなに悪くはないですよ。

“The Eskom package does weigh on the fiscal (picture)although they have attempted to compensate via cutting other expenditures,” S&P’s primary analyst for South Africa Ravi Bhatia told Reuters.

He added that S&P always viewed Eskom as a “contingent liability”, meaning the government would support it. Wednesday’s bailout plan therefore “was broadly something we were expecting to a certain extent”.

Lacklustre growth in South Africa, though, and the chance the ongoing electricity outages could make the situation worse were also a concern.

“On the flip side, the (U.S.) Fed rate rises are slower and the current account deficit is relatively small, so on the external front the situation is not so threatening, you could say,” Bhatia said.

というわけで、予想外にも予想内だったみたいです。

あれですね。

格付け会社ってのはツンデレの極みなのかも知れません。

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それでは、今回はここまでです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m