(「演説するムボウェニ財務大臣」News24)
こんばんは、品川です。
しばらく南アフリカランドに焦点を合わせて論じさせていただきます。
また、今回から、タイトル先行させることにします(編集会議での決定です)。
さて、本日現地時間14時、日本時間で21時より、ムボウェニ(Tito Mboweni)財務大臣の予算演説がありました。
このため昨日予定した財務大臣交代の話はまた後日にします。
予算演説というより、ESKOM問題に政府がどう取り組みつもりか・・・という点が焦点になったのですが。
ESKOM問題については、以下の記事をお読みください。
外為オンライン佐藤氏のブログでは、このイベントには全然触れられていませんでした。
ランドなんてそんなもの・・・と思うか、所詮ブログというものは書き手の関心に絞られるものなのか・・・。
私の理解は後者です。
・市場はそれなりに肯定評価した。
ムボウェニ財務大臣の演説開始
21:00に売り仕掛け、
その後、
きれいにチャートは戻った。
(「ZAR/JPY10分足」
出典:外為オンライン)
結果は、市場反応がすべてなのですが、何事もなく収まった、でよいでしょう。
ムボウェニ財務大臣の演説内容は、数行でまとめられます。
南ア財務省は今年から3年にわたり、経営悪化の国営電力会社エスコムに対して690億ランド(年230億ランド)にのぼる救済措置をとると発表した。エスコムは1000億ランドの融資を求めていたが、上記の救済措置以外は南アの経済状況や電力関税など今後の動きによるとした。
また、3分割されるエスコムの独立した理事会などは2019年中旬に発表し、電力市場の再構築については1カ月後に発表するとした。FX WAVE 2019/2/20 21:25
要するに資金注入です。
これで停電おさまるのか、というのが実体経済上の関心ですね(この記事をご参照ください)。
・債務。
泣く子も黙るCIA。
ただ、今回のムボウェニ財務大臣の演説でも、またしても出て来た、南アフリカの負債が、やはり気になります。
財政赤字は、GDP比4%に落ち着くだろう。
負債総額は、毎年のGDP比の50%に向けて減って行くだろう。
The budget deficit is projected to narrow from an estimated 4.2% of GDP in 2018/19 and to 4 % of GDP in 2021/22.
Gross debt is projected to stabilise at 60.2% of GDP in 2023/24, with net debt stabilising at 57.3% of GDP a year later.
Last year the budget deficit projection for 2020/21 was 3.5% and debt supposed to stabilise at 53.2% in 2023/24.
このGDP比負債額の温度が、なかなかパッとしないんですよね(前回記事も参照)。
そこら辺を上掲画像のCIA資料を元に理解して行こう、というのが今度の狙いです。
財務大臣交代とか、記事にするする詐欺なんですけれども、いましばらくお待ちください。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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