ズマ大統領の汚職をまとめている内に「その時」が来そう。

(出典:Wikipedia)

 

こんばんは、品川です。これを書いている最中にも南アフリカのズマ大統領の退任は決定されるかも知れません。NEC(ANCの意思決定機関)によるミーティングが南アフリカの首都プレトリア(※)にあるセイントジョージホテルで開かれ、既にホテル前には多くの記者が集まっている模様です。(ロイターによる。)

 

期日としては、イギリス標準時間で2018日2月12日12:00に会議は始まっている模様です。もう、始まっていますね。

 

(※Pretoria。ヨハネスベルクやケープタウンは首都じゃないですよ。念のため。)

 

 


・在りし日の姿(過去形)。


(クリックで移動します)

 

 

多くのひとによると、ジェイコブズマ(Jacob Zuma)という人物は無邪気で笑い上戸の憎めない性格をしているようです。他方で、自分の欲望に正直で、そうですね「田舎の村長さん」という形容が適切なのかも知れません。

 

そんなズマ大統領ですが、トランプ大統領が「ロケットマンスピーチ」をぶちかました2017年9月19日の国連総会翌日(9月20日)、自身も国連総会でスピーチを行っています。

 

ここに恐らくは見納めと成るであろう、彼の姿を記載しておきます(上掲画像)。

 

「生ズマ」を見たい人は、ぜひYouTube画像を堪能してください。・・・1分で飽きると思いますが。

 

 

 


・汚職のかずかず。


(クリックで移動します)

 

 

ズマ大統領とは一体、何だったのか?

 

BBCの記事「ズマへの審判(The Trials of Zuma)」が迫力があって面白かったです。

 

改めて、ズマ大統領のスキャンダルの数々を確認しておきましょう。

 

① 軍事産業のスキャンダル。フランスの企業などから賄賂をもらっていたこと。1990年代後半に告発されました。

 

② 2006年にかけてレイプスキャンダルで告発されています。

 

③ ンカンドラの私邸横領疑惑は2016年ごろから告発の声が大きくなって来ました。

 

④ グプタ兄弟(上掲画像)との関係は2013年からだと言われています。彼らはズマ大統領と友人関係に成ることで、南アフリカで有利にビジネスを展開しました。これがいわゆる「国家横領罪(state capture)」として告発されていることの中心に成ります。

 

⑤ 投資家を失望させる反知性主義的、保身的政治。2015年にはンシャンシャ・ネネ(Nhlanhla Nene)財務大臣を解任、2017年にはゴーダン財務相を解任教育無償化など、場当たり的な人気取りの政策を連発。

 

 

 


・もはや支持する余地が無い。


 

これらの汚職にまみれ、ズマ大統領の名声は地に落ちてしまいました。

 

ANCも、最早彼を支えることはできないと思います。

 

この記事を書き、クリックしたらもう退任を決定しているような気もしますが、いずれにせよランドのファンダメンタルズに夜明けともいえる変化が起こるのは近いと期待しましょう。

 

・・・・・

 

それでは。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

 

 


・追記(日本時間で2月13日深夜2時ごろロイターが配信)


 

早速、フェイクが流れ始めたみたいです・・・。

 

「南アフリカのニュースキャスターが”ズマ退任に合意”と報じるが、ズマのスポークスマンはこれを否定(State broadcaster says South Africa’s Zuma agrees to go, spokesman denies)」

 

ズマのスポークスマンは「否定」。

 

やれやれ・・・。

 

 

 

 

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