ケニーオメガが棚橋弘至を斬る。

(出典:NJPW)

こんばんは、ヤマガタです。今年6月に悲願のIWGPを戴冠し、PWIllustrated500第1位にも輝いたケニーオメガ(KennyOmega)選手。

今月末(2018年)9月30日のアメリカ興行Fighting Spirit Unleashed(闘魂解放)を見据えて新日本プロレス内のウェブサイトでインタビューを受けています。

いろいろなことが語られているのですが、棚橋弘至選手について興味深いコメントをしているので、すこし読んでみましょう。


・「棚橋の」オメガ批判。


これね。

実に多岐にわたるインタビューだったんですけれども、Cagesideseatsなどに取り上げられたのは、オメガ選手が棚橋選手を「新日本のロマンレインズ」呼ばわりしたところです。(ロマンレインズがいかにダメダメかはこの記事に書きました。)

文脈としては、棚橋選手が今年(2018年)のG1優勝して、IWGP王座挑戦権を獲得したことから来る「アングル」とも読めるのですが、むしろ一般論として読んだ方が興味深いですね。

インタビューは、今年(2018年)3月25日のアメリカ興行Strong Style Evolvedにまで遡ります。

そのメインは、ゴールデンラヴァーズvs.ヤングバックスでした(上掲画像)。

それに対して、棚橋選手(とKUSHIDA選手)が苦言を呈した所から、話は始まります。

インタビュアー:じゃあ、次の話題だ。Strong Style Evolvedのメイン、大盛り上がり立ったね。ゴールデンラヴァーズvs.ヤングバックスがメインだと言われた時、どんな気分だった?

オメガ:最高だったさ。俺たちはプロレスを変えようとしている。でも新日本は旧態依然だ。何も変えようとしていない。でも俺たちゴールデンエリートは、プロレスの世界を変えようとしているんだ。気合が入ったよ。(意訳)

インタビュアー:確かに、メインは大いに受け、ファンからも「新日本(NewJapan)!!」のチャントが起こった。・・・でも、だよ。棚橋やKUSHIDAは「あれは新日本の試合じゃない。誤解してもらっては困る」ってコメントしていた。これに対して、どう答える?

IN: Next, at the Walter Pyramid show this year, the card called Kenny Omega & Kota Ibushi vs. The Young Bucks has been announced. What do you think about these four people fighting the main event?

KO: It was emotional, when we wrestle, the young bucks, Ibushi and myself, we are really trying to change the wrestling world. This is something means something to us, deep in our hearts. I look around the wrestling world; New Japan, everywhere, everyone’s just a fan of wrestling they’re just happy to be in the ring. They’re not trying to change anything they’re already living a dream, but the four of us we see something more for wrestling so for us to that match was very emotional for us.

IN: During this match the fans chanted “NEW JAPAN! NEW JAPAN!” In response to that call, Tanahashi and KUSHIDA have said that they felt that it was wrong for people to get the impression that this is a match representing New Japan Pro Wrestling. What’s your response?


・「オメガの」棚橋批判。


これね。

ゴールデンエリートで組まれたメインを「あれは新日本の試合じゃない」と棚橋選手に批判されたオメガ選手。

キレます。

オメガ:(棚橋選手に批判されたことについて)それが問題だ。棚橋はいつも「プロレスはしかじかじゃなきゃダメだ」という固定観念がある。で、きっちりボーダーを引き、そこを超えてないように、と考える。でも見てみろよ。棚橋の試合なんて退屈で見てらんないぜ。俺の知り合いも同意見だった。家族もそうさ。

棚橋の試合なんて、何の記憶にも残らない。でも俺はそれができる。このことは、俺がアスリートとして優れているからじゃあない。エモーショナルだからさ。

棚橋なんて古株の試合は、何も残さない。

棚橋なんてのは、WWEの一部みたいなもんだ。結構なことさ。彼は新日本でもWWEでも、立派にロマンレインズの役目を務められるだろうよ。

KO: Here’s the thing, Tanahashi has this idea that wrestling has to be a certain way. There are borders that you shouldn’t cross. Wrestling should be wrestling, there’s a “classic” way. But the thing is when I watch a Tanahashi match, I feel nothing. When I show a Tanahashi match to my friends, to my father to my fans; they are f**king bored. But when I show some of my matches, they feel something in their hearts, it makes them think about something. When a Tanahashi match ends, you’ve already f**king forgotten it. I wanted matches that stay with me forever, more than 24 hours, more than one week. Why they f**k do you think they call me the best bout machine?! It’s not because I’m the greatest athlete in wrestling. Because I can create emotion and I can create a memory and because Tanahashi could never f**king do that. Really Tanahashi belongs in the WWE. He can be the next Roman Reigns.

案の定、意訳です(スミマセン)。

・・・で、オメガ選手の棚橋批判は、まだ続きます。

新日本がどうのこうのとか、止めてくれよ。

その垣根を超えたということで、棚橋は俺に感謝しなければならないんだ。

考えてみろよ。

世界市場で新日本を売り出すのに、G1 Special in USAでやった棚橋vs.ビリーガンを持って来れるか?(上掲画像)

できないね。

俺は常に世界視点でレスリングを考えているんだ。棚橋のヤツに伝えときな。

So, don’t think for a second that’s new Japan style. What Tanahashi should do is f**king thank me because you actually think a Tanahashi main event could ever go to America? You never could. You can go to America once, because it’s an interesting name, its’s a novelty for new Japan to come to America. Do you think if you put Tanahashi and Billy Gunn as a main event do you think he could ever come back? Of course not. So, with this worldwide movement, with the boost in numbers for New Japan World, somebody should tell this a*****e to think about business.


・ああ、そうだな・・・と思った。


これが新日本のすべてだと言われれば、

たしかに日本のお客さんは離れると思う。

・・・というオメガ選手の棚橋批判でした。

読み終わって思ったのは、むしろなんか、棚橋選手の方が正論じゃないかということです。

この前ALL IN見た時、飯伏幸太選手の素晴らしさにグッと来て、新日本のトップはもうコータン、オメガ、内藤で良いと思ったんですけど・・・

・・・確かに、(内藤選手は違いますが)ゴールデンエリート一色あるいはバレット倶楽部一色(コーディ込み)になったら、新日本は完全にアイデンティティーを失うと思います。

その時、博多だとか札幌だとか、そこら辺の新日本の和風プロレスを期待している地方のお客さんは「なんだこれ?」で終わりでしょうね。

あんまり世界にばかり目を向けすぎて、日本での興行をおろそかにすると、やっぱりやっていけないんだろうな、と思いました。

そんな感じです。

・・・・・

それでは、今回はここまでです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m