ANCトップ6:ズマ退任の中心人物達。

(出典:ANCホームページ)

こんばんは、品川です。ほぼ毎日のようにズマ大統領の退任についてのニュースが流れています。ファンダメンタルズとして、それが起こる日は、確実に近づいていると言えるでしょう。

ズマ退任のニュースで必ずと言っていいほど言及されるのがANCの「トップ6(Top 6)」と呼ばれる人物たちです。ニュースを追うのに不可欠な情報ですから、本記事で軽く、まとめておきたいと思います。

(画像出典は、ANCホームページです。)


1.シリルラマポーザ(Cyril Ramaphosa)


向かって左上の人物です。

ANC党首(President)。64歳です。

もはや説明は要らないですね。

本サイト(ニュースオールズ)でも度々ご紹介してきました。ここから各記事をご覧に成ってください。

ラマポーザ氏が選出されたのは、2018年12月18日第54回ANC党大会でした。ドラミニズマ氏(ズマ大統領の元妻)を、得票数 2440 vs 2261 の僅差で破っています。

さて、注目なのは残りの5人です。

順に見て行きましょう。

以後、2017年12月18日に党首選と並行して行われた、トップ6各ポストの投票数も載せて行きたいと思います。


2.デビッドマブザ(David Mabuza)


向かって真ん中、上段のひとです。

ANC副党首(Deputy President)、57歳です。

南アフリカのムプマランガ(Mpumalanga)州の元州知事で、そこを政治的な拠点にもしています。この地を巡り、ズマ大統領にもそれなりの恩義があるようです。

完全にラマポーザサポーターではないどころか「ラマポーザのアンチテーゼと成る人物」と考えられているようで、ラマポーザ氏とマブザ氏の勢力均衡が、今後のANCの舵取りの中心となるでしょう。

2538票を得、対立候補のLindiwe Sisulu氏(得票 2159)を破っています。


3.グウェデマンタシェ(Gwede Mantashe)


向かって右上のひとです。

国家委員長(National Chairperson)、62歳です。

2418票を得、対立候補のNathi Mthethwa(得票2269)を破っています。

ANCのハト派として、事務局長を務め、メディアや野党との仲介役として活躍して来ました。

ラマポーザ氏とマブザ氏の間に入って緩衝(干渉ではないです)役と成るのが、このひとでしょうね。


4.エイスマガシュル(Ace Magashule)


向かって左下のひとです。

表記が「Elias Sekgobelo Magashule」と成ってますけれども、Elias Sekgobelo “Ace” Magashuleと呼ばれているようです。このあたりについては追って解説できたらと思います。

今年初め焦点となった1月10日の会合で、「ズマ退任はまだ無いよ」と言ったのがこのひとでした(この記事参照)。

その時点ですでにそうでしたが、事務局長(Secretary General)です。58歳。

フリーステイト州(Free State)の州知事でした。

ズマの忠実な(staunch)サポーターです。

2360票を得、対立候補のSenzo Mchunu(得票 2336 !!)を破っています。

すごい僅差ですね。これに比べればラマポーザ氏なんて圧勝じゃないですか。


5.ジェシーデュアルテ(Jessie Duarte)


向かって中央下段のひとです。

紅一点ですね。

副事務局長(Deputy Secretary Generalです。64歳。

ANCのフェミニズム運動(Women’s League)の牽引役で、マンデラ氏とも政治的親交がありました。

しかしながら、彼女もマガシュル事務局長と同じく、ズマの忠実なサポーターのようです。

2474票を得、対立候補のZingiswa Losi(得票 2213)を破っています。


6.ポールマシャティレ(Paul Mashatile)


向かって右下のひとです。

財務委員長(Treasurer General)です。56歳。

ハウテン州知事のとき、大きな収賄事件に巻き込まれそうになりましたが生き残ったという過去があります。それに限らず、屈強な政治の腕前を持っているようです。

しかし見た目の通り、いたってリベラル。

ズマ反対を明言している「トップ6」唯一のメンバーです。

2517票を得、対立候補のMaite Nkoana-Mashabane(得票 2178)を破っています。


・いまだ残るズマサポーター。


こうやって見てみると、ANCトップ6にもズマ大統領の息のかかった抵抗分子が複数残っているのが分かりますね。

ズマ退任がずれ込んでいるのも、大いに納得の行くことです。

しかしマスメディアからの圧力はかなり厳しく、世論の力も後押しして、でズマ退任が実現するのは時間の問題でしょう。

ニュースが動いたとき、ぜひ本記事をご参考に、情報を追って頂ければと思います。

それでは。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m