【続】1月10日:ズマ大統領早期退任なし。

(ANC党旗:Wikipedia)

こんばんは、品川です。先の記事を書いている間に・・・結論が出たようです。本日(2018年)1月10日、ANC幹部によるズマ大統領早期退任の決定があることが期待されていたのですが・・・期待は裏切られました。

ズマ大統領の早期退任は、1月10日の時点ではANCの議題に上がりませんでした。

一報を報じたのはロイターでした。(出てから30分くらいしか経ってないのですが200万人が読んでいます。或る意味、羨ましい。)


・ロイターの報道。


記事の題名は、「今回のANCの会合でズマ大統領の退任は話題にすらならなかった(Zuma’s exit not on South African ruling party’s meeting agenda)」です。

こう報じられています。

「ズマ大統領早期退任については、全く触れられなかったよ」と、ANCの事務局長であるマガシュル(Ace Magashule)氏は、ANC会合の休憩中に、ロイターの記者に語った。

「今回の会合で議題に成ったのは、今週末(2018年1月13日)のANC106周年記念大会で、ラマポーザ新党首が読むことになる声明に関してだけだった。」と同氏は答えた。

“That matter was not for any discussion or debate,” Magashule told reporters in response to a question about whether Zuma’s future was raised.

ANC Secretary-General Ace Magashule told reporters at a break in the meeting that the only item on the agenda was the statement to be read by Ramaphosa on Jan. 8 (※)to mark the 106th birthday of the ANC.

原文の「1月8日」を「1月13日」に変えて訳しています。確かに、1月8日にラマポーザ氏はケーキカットセレモニーで声明文を読んだみたいですが、過去の文章が議題に成るというのが、理解できなかったので・・・。ANCにとって目先のビッグイベントは、1月13日の106周年記念大会のはずです。)

1月12日改定:やはりマガシュル事務局長が言及したのは、1月8日にラマポーザ氏が読んだ声明に関してみたいです。同じ声明が、手を加えられて、本番の1月13日に読まれるという話なのでしょう。)

同記事によると、南アフリカの政治アナリストは「ラマポーザ氏も党分裂に至るような強引なやり方は望んでいない」と分析しているとのことです。

ただ、Magashule氏の応答は、混乱を避けるための方便でしょうけどね。


・チャート見てみましょう。


さて、では、見るのが恐ろしいですが、本発表による南アフリカランドのチャートを見てみましょう。

ロイターによる報告は日本時間でJANUARY 10, 2018 / 7:53 PMでした。

(「ZAR/JPY 1分足」出典:外為オンライン)

すこし見にくいかも知れませんが、チャートが反応したのは、19:36です(左の長い下ヒゲを描いている赤いローソク足)。

ロイターが記事化したのが19:56だったことを振り返ると、20分前に既にチャートは反応していることと成ります。

やはり相場を動かす人々は素早い。

しかしランド、大きく下がりましたが、その後、小康状態という感じですね。


・どう受け止めるべきか。


ついさっき書かせて頂いた記事から振り返ると、やはり、ズマ大統領の前日の一手(「国家横領捜査委員会」設立)が、それなりに意味を持ったという印象です。

ただ、ズマ大統領、自分で自分の首絞めていますからね。自分の横領を捜査させるんですよね。

いずれにせよ、2019年の任期終了を待たず、2018年中に何かしらの形でズマ大統領の退任が実現するのは、ほとんど必至という感じがします。

ただ現時点では、これを書きながら、私自身は少々、いや大分、負け惜しみを言っている感じがするのも確かです。

政治と相場は、やはり勝手が違うということに尽きるでしょうか。

では。

南アフリカランドのファンダメンタルズについては、引き続き注視して行きたいと思います。

ランドの上昇を祈りつつ。