(「ほぼ1年ぶりの高値」
出典:DMMBitcoin)
こんばんは、伊田です。
とっくの昔にネットゲームとして消え去るとおもわれていた仮想通貨。
突如の急騰です。
・現状把握。
正確には去年(2018年)7月の水準。
本サイトとして、仮想通貨は、さあ書くか!とおもった瞬間、落ちぶれて行った話題です。
バブルが弾けたのは、上掲画像のとおり、2017年12月。
それから、コインチェック(2018年1月)の流出事件はありましたが、いまとなれば相場には影響なし。
上掲チャートをみると、2018年11月にもう一段の下げが来ていますね。
体感的に決定打だったのは、価格操作だったとおもいます。
話題に出て来たのは丁度時期的にもあってますね。2018年10月頃、ウォールストリートジャーナルがすっぱぬいたものでした。
コインテレグラフから。
2018年10月03日
仮想通貨の価格操作の背景にボットと言われる自動トレーディングプログラムがあると2日付のウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。価格操作は7月に米国証券取引委員会(SEC)が起業家のウィンクルボス兄弟のETF(上場投資信託)を拒否した理由となっている。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ボットは株など伝統的な金融市場でも使われているが仮想通貨市場における決定的な違いは「監視体制の欠落」。ほとんどの仮想通貨取引所で規制が緩いため、「悪態をつく」ボットが存在しているのだという。
ただ、調査が始まったのは2018年5月からです。
Bloombergから。
2018年5月24日
米司法省は、ビットコインなどの仮想通貨について、トレーダーによる価格操作がないか、刑事捜査に着手した。事情に詳しい関係者4人が明らかにした。不正行為がまん延しているとの批判もある仮想通貨市場に対し、米当局が監視を大幅に強化することになる。
・日本で相手にするひとはいないようにもみえるが・・・。
マネーフォワード
神田潤一氏
直近で印象深かったのは、Zaif閉鎖の流れをくむマネーフォワード撤退です。
日経ビジネスから。
「ゴールが遠ざかっていった」仮想通貨事業撤退の神田社長が独白
問 率直にまず伺いたい。仮想通貨交換業登録申請を断念したが、最大の誤算は何だったのか。
神田潤一氏(以下、神田):2018年9月に発生したテックビューロが運営する「Zaif」による仮想通貨流出事故だ。同年1月にコインチェックが同様の事故を起こしていたが、マネーフォワードフィナンシャルとして意思決定している段階に発生したため、織り込み済みだった。
一方、Zaifの流出事故は、仮想通貨交換業者に対する行政処分が終わり、自主規制のガイドラインが出そうなタイミングで起きた。ようやく前向きに動き始めていた流れが、あのタイミングでまた冷え込んでしまった。仮想通貨の取引も細り、市況も冷え込んだ。この1年を振り返れば、定めたはずのゴールが都度、遠ざかっていく感覚だった。
信用があるところにお金は集まるもの。度重なる流出事故によって、仮想通貨のマーケットはユーザーの信用を失った。この信用を取り戻すのにはそれなりの時間を要する。当初考えていたよりも、この「信用の回復」に時間がかかるというのが今回の意思決定の背景にある。
当然だが新事業を始める際には撤退基準を持つ。我々も明確な数字として撤退基準を持っていた。累積損失をどのくらいまで許容できるのか、黒字化にどのくらい時間がかかるのか。いくつかのシナリオを持っていたが、最も楽観的なシナリオでは累積の損失を2~3年で回収できるだろうと考えていた。このシナリオの見直しの議論が高まったのはZaifの流出事故が契機だった。
いまとなっては、ビットコインなしでリップル1本でやると息巻いていたSBIの仮想通貨事業(SBIバーチャルカレンシー)社長の言葉が、とおくに聞こえます。
ただ、出来事としては興味深いので、この件もうすこし追究してみたいとおもいます。
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それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m