こんばんは、伊田です。仮想通貨取引の実践第一弾として、DMMBitcoinを始めた顛末を記事にさせて頂いています。(前回はこちら。)
FXというよりも株式に近い、という印象
(DMM Bitcoinさんのトレード画面)
前回、取引画面、とくにDMM Bitcoinさんの取引画面をを見て「FXに成れた人なら余裕」などと書いてしまいましたが(上掲画像)、取引のシステムを勉強するにつけ、理解のためには、FXよりも株式になぞらえた方が仮想通貨は分かりやすいんじゃないか、と私自身は思っています。
つまり、以下の通りです。
① 仮想通貨の現物取引 = 現物株式
② 仮想通貨のレバレッジ取引 = 信用取引
たしかに「通貨」という言葉に引きずられると、仮想通貨はFXに並べて理解したくなります。実際、GMOコインさんなどは「仮想通貨FX」などという表現を使っています。
しかし、この点(仮想通貨FXという名称の紛らわしさ)について問い合わせたところ、GMOコインさんから次のような回答を頂きました。
当社では、店頭仮想通貨証拠金取引に対する呼称として、仮想通貨FX取引といたしておりますが、外貨FX取引とは、まったく別の取引であると考えております。
仮想通貨はFXではない。
これはFXが、法定通貨(つまり普通の米ドルや日本円)を扱っているのに対して、仮想通貨がまさしくそのアンチテーゼ(否定・逆転の発想)に基づくものであることを考えるなら、当然かも知れません。
仮想通貨のレバレッジ取引は信用取引に似ている
信用取引には以下の書籍があります。
はじめての信用取引・実践ブック
Amazon.co.jp
これを読んで私はむしろ、信用取引をやってはいけない、と確信しました。
さて、取引システムを勉強すればするほど、仮想通貨は、株取引に近づけた方が理解しやすいです。
その最たるものが、レバレッジ取引でしょうね。
レバレッジ取引とは、「レバレッジ(梃子、テコ)」の原理のように、少ないお金(いわゆる証拠金)で、大きなお金を動かすことを言います。なんのことはない、FXをやっているならおよそ99%のひとがやっている取引のことです。
仮想通貨をFXに重ねて考える限り、仮想通貨のレバレッジ取引で「スワップポイントが発生する」ということの意味が分からなくなります。なぜなら、FXではスワップポイントがプラスなのは当然(マイナスは冒険的なトレード)だからです。
しかし、仮想通貨のレバレッジ取引では、FXのようにレバレッジを掛けることはしますけれども、スワップポイントがプラスで発生するということは絶対にありません。
これは、信用取引の金利払いのシステムと全く同じなのです(分からないひとは、上掲画像の本の24ページから25ページを読めばよいでしょう)。
いちいち手数料が取られるというのも信用取引に似ていますね。
初心者は現物取引を!!
左が現物取引。
右がレバレッジ取引。
発注時、
この違いを忘れないこと!!
(出典:DMM Bitcoin)
持ち続けると「スワップポイント」と称してお金を取られることを考えると、このマイナスが無い現物取引のほうを、私は初心者におススメしたいです。
もちろん、0.001など少額の単位で取引を行えば、この「スワップポイント」さえ気に成りません。
しかし、初心者であるほど中長期のトレードが精神衛生上よいことを考えるなら、やはり持ち続けるだけでは「含み損(※)」以外なにも発生しない現物取引を私はお勧めします。
(※決済しなければ実際に損益に成らない、潜在的なマイナス。)
ただ、ビットコインなどを選ぶとき、DMMBitcoinでは、レバレッジ取引のほうがスプレッドが狭くなっています(上掲画像真ん中の「SP:29,000」と「SP:6,691」に注目してくください)。
それでも、イーサリアムのようないわゆる「アルトコイン」では、そのようなスプレッド上の差別化は行われていないみたいなので、私はやはり、現物取引を勧めたいです。
私が初めに立てたポジションも実際、イーサリアム(ETH/JPY)の現物取引でした。
スプレッドはめちゃくちゃ広く、数千円しか儲かりませんでしたが、数日持ち続け、仮想通貨についていろいろな情報をリアリティーを持って得られたと思います。
そういうわけで、初心者は「現物取引」からトレードに入ることをお勧めします。
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それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m