こんばんは、品川です。南アフリカランド(ZAR, South African rand)の情報を後追い的に掲載させて頂いてます。
前回、(2018年)11月22日に行われたラマポーザ大統領就任後初の内閣改造についてお伝えさせて頂きました。
今回は、その間接(直接?)の引き金となった、元内務大臣で元財務大臣のマルシギガバ(Malusi Gigaba)氏のスキャンダルの話をしたいと思います。
・恐らく10月27日頃の出来事。
ギガバ元大臣のツイッターを辿って行くと、この問題は恐らく(2018年)10月27日には勃発していたことが確認できます。
上掲ツイッターを翻訳してみましょう。
リークしたビデオは、数ある”ゆすり””たかり”の典型です。
こういった”ゆすり””たかり”は、去年(2017年)、私が財務大臣に就任して以来、絶えず続いて来ました。
私は断固、これを拒否して来ました・・・。
かいつまんで言うと、スキャンダル自体は、認めています(残念ながら)。
・どんなスキャンダルだったのか?
どんなスキャンダルだったのか、というと、ギガバ元大臣のセックスビデオがネット上に流出してしまった、というものです。
BusinessInsiderの上掲記事によると、PornHubという人気ポルノサイトでは、(2018年)11月5日時点で、以下の検索タームがトップトレンド(2位や4位・・・!)になったそうです。
“Malusi gigaba sextape”
“melusi gigaba”
“malusi gibaba sex tape”
“gibaba sextape”
“melisa gigaba”
ただ、現在PornHubでこれらの検索タームをかけても、ギガバ氏は出て来ません。
・何が問題だったのか?
今回のギガバ元大臣のスキャンダルについて論じるべき問題は、少なくとも2つあります。
1つ目の問題は、セックスビデオの内容です。
PornHubでは既に動画は削除されていますが、こちらの検索結果から、セックスビデオの内容を見ることができると思います。
見れば分かると思いますがなにやってんだ?という内容です。
別にギガバ大臣が奥さん以外の女性と不倫している現場とかではありません。
いわゆるソロプレイで・・・成長(老化?)記録とも取れるものです。
ただ撮影しているモノがモノなので不快であることには変わりありません。
けれども、ギガバ大臣も、そもそも人に見せるためにこれを録画したのでしょうか・・・?
そう考えると、ご乱心程度の出来事だとも言えそうです。
そうすると、視点は2つ目の問題に向けられます。
それは、News24の上掲記事が報じている通り、要人(元財務大臣、内務大臣)のスマートホンの中身がハッキングされた、ということです。
ギガバ元大臣のセックスビデオは、実はスマホで撮影されたものでした。
そしてそのスマホがハッキングされたことでネット上に流出してしまったのです。
実に(恐らく本件が明るみに出た10月27日の)18カ月前というから、驚きではありませんか。
こう考えると、ギガバ元大臣がツイッターで言っている通り、本スキャンダルは彼自身がずっと受けて来た”ゆすり””たかり”の一種だったのかも知れません。
そうすると本件は、南アフリカ政権の不安定さを露呈してしまった事件とも見られます。
どうにも、笑い話では済まされない話ですね。
・・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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