【デュタステリド詳説3】GSK社のザガーロとアボルブ。

こんばんは、バールドです。連載第1回で「フィナステリドからデュタステリドに移行する必要性」について論じさせて頂きました。そして、連載第2回「前立腺治療とデュタステリドの関係」についてをご説明させて頂きました。

 

今回は、いよいよデュタステリドを含有するおクスリ名に言及して行きたいと思います。

 

他のサイトを拝見させてもらうと「成分」と「商品名」の区別をあまりしておられないところがありますが、それはできれば避けたいことです。

 

デュタステリドは成分名。「デュタステリド」という名前のおクスリは売っていない。

 

このこと(↑)を覚えて下さい。

 

では、デュタステリドを含有するおクスリを具体的に見て行きましょう。

 

まず最初にご紹介するのは、この部類のおクスリの代表とも言える「ザガーロ」です。

 

(以下、デュタステリド含有薬を、番号をふってカウントして行きます。)

 

 

 


1.ザガーロカプセル(ZAGALLO Capsules)。


デュタステリド以前に、抜け毛予防の成分として王座に君臨していたのが、フィナステリドでした(連載第1回参照)。そしてそのフィナステリドを含有するおクスリとして、みなさんが最もよく知っていたのは、プロペシアだったはずです。

 

ザガーロとは、そのプロペシアに当たるような商品(名)です。

 

オオサカ堂さんでは、こんな風に説明されています。

 

 


デュタステリドが男性型脱毛症治療薬として2015年9月に承認されました!
2015年9月28日に、男性型脱毛症治療薬デュタステリドの国内販売が承認されました(商品名ザガーロカプセル)。デュタステリドは「アボルブカプセル」という商品名で、前立腺肥大症治療薬として2009年7月から承認されておりましたが、今回、別薬剤として新たに臨床試験を行い、有効性および安全性が確認されたため、男性型脱毛症治療薬として承認されるに至りました。(オオサカ堂さんホームページより。文章改変済。)

 

この文章を読んでもなお、残念に思われることは、ザガーロカプセルは、処方薬だということです。つまり、AGAクリニックに行って医師の診断が無ければ手に入らないものなのです。

 

だから、紹介早々で申し訳ないですが、ザガーロ(カプセル)は、本記事での選択肢としてはナシと考えざるを得ません。

 

 


2.アボダート(AVODART)。


 

 

ザガーロカプセルは処方薬なので、個人輸入代行業経由で手に入れることはできません。

 

しかし、諦めないでください。先のオオサカ堂さんの文章には、こう書いてありました。

 

デュタステリドは「アボルブカプセル」という商品名で、前立腺肥大症治療薬として2009年7月から承認されておりましたが、今回、別薬剤として新たに臨床試験を行い、有効性および安全性が確認されたため、男性型脱毛症治療薬として承認されるに至りました。(個人輸入代行業者ホームページより。文章改変済。)

 

ザガーロカプセルは、アボルブカプセルという名でも販売されていたのです。

 

このアボルブカプセルは、もともと前立腺肥大の治療薬として販売されていたものです(前立腺肥大とデュタステリド関係については、連載第2回参照)。

 

そして、まさにそのアボルブカプセルと同じおクスリが、個人輸入代行経由で手に入れられます。それが、上掲画像のアボダートなのです!!

 

アボダートアボルブカプセルは、ただ名前が似ているだけではありません。ともに、イギリスのかなり大きな製薬会社グラクソスミスクライン社(GlaxoSmithKline、略称GSK)によって生産されているのです。

 

日本語版ホームページもあるので、お時間あるなら見てみてください。うわー外資・・・という感じです。

 

それはともかく、アボダートが、私達が個人輸入代行業社を介して手に入れられるデュタステリド含有薬の最初のものに成ります。車で言うところのフラグメントシップ(会社の代名詞)みたいなものだと考えてください。

 

以上のことをまとめてみましょう。次の図式に納められます。

 

グラクソスミスクライン社(GlaxoSmithKline、略称GSK)

ザガーロカプセル(処方薬:AGA対策)

アボルブカプセル(処方薬:前立腺肥大治療薬)

アボダート(個人輸入可能)

これらは皆同じ、デュタステリド含有薬。

 

この図式が、デュタステリド含有薬を探すときの目印になります。

 

 


2.アボダートのお値段。


 

 

では、気になるアボダートのお値段など、見てみましょう。(値段は、2017年9月のデータを使用しています。)

 

① 値段(2017年9月)

130錠で3,344円。

:さらにまとめ買いすると値段が下がって行き、2箱で5,917円(1箱当たり約3,000円)。

:さらに、3箱で8,475円(1箱当たり約2,800円)。

デュタステリドを使うペースは1日1錠ですので、ここは3カ月分3箱、一気に購入することをおススメします。

 

② 製造会社:大御所グラクソ・スミスクライン社(GlaxoSmithKline、略称GSK)です。安心です。

 

③ デュタステリド含有量0.5mgです。これが普通の含有量ですので、これでオーケーです。

 

 

 


・さらに安いおクスリはあります。


まずは、アボダートを紹介しました。

 

ザガーロカプセルもご紹介しましたが、処方薬でした(アボルブカプセルも同じです)。

 

では、私達はアボダートを選ぶべきなのでしょうか。

 

まだ決めるには早すぎます。

 

デュタステリド含有薬は、まだまだ存在するからです。

 

次回から、他のおクスリをさらにたくさん、見て行きましょう。

 

今回は、ここまでにします。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)M

 

本編は続きます。

 

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