ドル円が141円台に=リラが4円台安定か?(2023/12/14 FX)

落ちたのは2023/12/13のFOMCでの
米国政策金利据え置き発表後。
最安値を付けたのは翌日2023/12/14正午。
(出典:外為どっとコム)

 

 

こんばんは、品川です。

 

個人的には、これで奇妙な米ドル1人勝ちが終わって相場が正常な姿を現し始めるとおもっているのですが・・・

 

参考:ようやく円安の時代が終わるか?(2023/12/7 FX)

参考:【付記:後】米雇用統計前(2023/12/8 FX)

 

まあ、120円台割るくらいでちょうどいいと思っています。

 

概観

 

佐藤正和さんのまとめでたどってみましょう。

 

2023年12月14日(木) 「FOMC24年度に3回の利下げを示唆」

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場145円前後で推移していたドル円はFOMC後に急落。24年に複数回の利下げを示唆したことで142円65銭までドル売りが進む。
ユーロドルでもドル安が進み、ユーロは1.0897まで上昇。
株式市場ではドット・プロットで24年度には0.75ポイントの利下げが示されたことを好感し3指数が大幅高。ダウは512ドル上昇し、およそ2年ぶりに最高値を更新。
債券も急騰。長期金利は前日比18bp下げ、4.0%台まで低下。この日発表されたPPIの鈍化も債券買いにつながる。
金と原油は小幅高。
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11月生産者物価指数 → 0.9%
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ドル/円
142.65 ~ 145.71
ユーロ/ドル
1.0781 ~ 1.0897
ユーロ/円
155.38 ~ 157.18
NYダウ
+512.30 → 37,090.24ドル
GOLD
+4.10 → 1,997.30ドル
WTI
+0.86 → 69.47ドル
米10年国債
-0.184 → 4.016%

本日のコメント
今朝方発表されたFOMCでは予想通り政策金利は据え置かれ、パウエル議長の発言も想定を大きく超えるもではありませんでしたが、ややハト派寄りだったことで、ドル円は発表前の145円前後から急落し一時は142円65銭まで売られ、再び「ドル安円高」が進行しました。

各市場を大きく動かしたのは、FOMC参加者のドット・プロット(金利予測分布図)でした。予測中央値では、今後追加利上げはないとの見通しが示され、また2024年には複数回にわたって金利を引き下げる見通しも示されました。これまで続いてきた積極的な利上げ局面が終了したとするシグナルが示されたことになりますが、この部分は想定外でした。メンバーは2024年に、中央値で0.75ポイントの利下げを予想しており、0.25ポイントの下げ幅とすれば3回ということになります。予測はばらつきが多かったようですが、8人が0.25ポイントの利下げが3回未満となっている一方、5人はそれ以上の利下げを予想していました。この結果を受け、債券と株が大きく買われ、長期金利が急低下したことでドル売りが加速しました。株式市場では主要3指数が5日連続で買われ、NYダウは512ドル高。ついに3万7000ドルの大台に乗せ、およそ2年ぶりに「史上最高値」を更新しています。

声明文では「最近の複数の指標は、経済活動の伸びが第3四半期の力強いペースから鈍化してきたことを示唆する。雇用の伸びは今年の早い時期より緩やかになってきているが、強さを維持しており、失業率は低いままだ。インフレはこの1年で緩和したが、依然として高い水準にある」と記しています。パウエル議長は会合後の会見で、「予測(ドット・プロット)はあらかじめ決められた計画ではない。物価上昇圧力が再び台頭しないようにするため、追加利上げの選択肢を外す用意はない」と述べ、ここまでは予想通りでしたが、「利下げは視野に入り始めており、実社会で話題になっているのは明白だ。今回のFOMC会合でも議論した」と発言しています。ここでは「利下げ」という言葉を使い、かなりハト派寄りの発言でした。

ドル円は先週木曜日の植田総裁の発言をきっかけに141円71銭まで急落しましたが、その後の戻しも急で、146円59銭まで反発しました。それでも戻りは今回の下落幅の「半値戻し」には届かず、さらに日足の戻りのメドでもある「基準線」(146円81銭)にも届かず、今回再び下落に転じ下値を試す展開になってきました。142円台半ばから先週記録した141円71銭までの間では、ドル買いが集まり易いと見られ、簡単には割り込まないかもしれませんが、反対に割り込んだ場合、今度は140円が大きな節目になろうかと思います。今年最後のFOMCはパウエル議長が「利下げの可能性」に言及して終えました。FRBによる積極的な利上げが功を奏したといったところですが、これで注目は来週の日銀です。ただ、「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」といった発言があった割には、現時点では「政策変更はなし」というのが市場のコンセンサスになっているようです。「利下げ」が言及されたことは一歩前進ですが、市場の反応はいつものように「オーバーリアクション」の感があることは否めません。

本日のドル円は141円80銭~143円80銭程度を予想します。

 

”チャレンジング”は今年の流行語大賞になりそうですね(ならない)。

 

天国さん

今月市場最安値4.853リラ/円をつけた
リラ円。
来年は3円台突入に期待か?

 

さて、米ドル下落を背景にして着実に最安値に突入して来たリラです。

 

参考:リラ4円台突入か?(2023/11/28 FX)

 

恒例の天国さんチェックですが、もはや氏の考えが私に憑依して来たので、先に私が予想して天国さんのリアクションを書いてみたいと思います。

 

天国さんコメント2023/12/14バージョン(私=品川による予想)

FOMCで政策金利が据え置かれたことによりリラが4円台に入って来ました。

こういった時も落ち着いてロスカットをしつつ、着実に下値を押さえて行くことが肝心です。

今回もその手法のトレードにより、リラの下値を押さえることができました。

史上最安値ということは、場合によっては「これ以上下値のない」確固たる地盤でリラを拾えた、ということです。

またドル/リラを始めたことにより、今回のドル下落は、私にとって格好のチャンスとなっています。

すべて予想通りです。

今後の世界情勢も踏まえ、来年(2024年)はいよいよ「天国」突入が期待されます。

 

これ↑が私(品川)の予想です。

 

さて、本物の天国さんは、なんとおっしゃっているでしょうか?

 

・・・・

 

まさかのブログ更新なし!

 

2023/12/11のブログでポジションは↓こう書かれています。

 

2023年12月11日月曜日

ドル円が再び円高になった時の対応がとれるようにしました

年末のドル円相場はよめないので、リラ円の再度の4円台下落を踏まえて、ドルリラを前回の記事で書いたように7千通貨に増やしました。

ZAR/JPY 10ロット 買値平均7.633

TRY/JPY 140ロット 買値平均4.951

USD/TRY 7ロット 売値平均28.977

 

・・・まあ、このままだと全部マイナスなので、ロスカットして、いつものナンピン買いをしているとおもうのですが・・・

 

生存はされているとおもいます。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

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