販売所取引と取引所取引の違い(1):販売所取引の落とし穴。

(「GMOコインは取引所ではありません」
出典:GMOコイン)

こんにちは、伊田です。仮想通貨取引について勉強をし始めてから、ずいぶん時間が経ちました。実際に、自分で投資や送金をしてみて分かったことを、これから書いていこうと思います(というか「書け」と言われています)。


・「GMOコインは取引所ではありません」


仮想通貨取引を始めようとするひとが親しみをもって口座開設するのが、DMMBitcoinとGMOコインでしょう。

しかしGMOコインのホームページに行くと上掲画像のような説明があって、戸惑ってしまいます。そこから文章を、すこし抜粋してみたいと思います。

GMOコインでビットコインを売買した場合には、500円であっても100万円であっても、提示されている価格で売買が成立します。そのため、「100万円を超える金額の取引をしたい」「自分の意図した価格で取引したい」と考える方にとって利用しやすいサービスとなっています。

また、GMOコインは、シンプルでわかりやすい2Wayプライスとなっており、「取引所は激しく板が動いていて画面の見方や使い方がわかりにくい」という方であっても、簡単にご利用いただけます。

うん、ぜんぜんよく分からないです。

分からないのは、ここでGMOコインが、問題をすり替えているからです。

こう言えば良いのです(以下の文章は抜粋ではありません)。

ウチ(GMOコイン)は取引所(取引)じゃなくて、販売所(取引)だよ。

提示価格は、ウチ(GMOコイン)で勝手に決めるからね。

そこんところヨロシク!( `・∀・´)ノヨロシク


・販売所取引の落とし穴。


(出典:GMOコイン)

GMOコインの説明では、「GMOコインは取引所ではありません」と言った時、その良い面が強調されていました。

その良い面とは、上掲画像のような分かりやすいトレード画面である、ということです。

しかし、良い面はそれだけです。

上掲画像のような、手っ取り早く言えばFX形式の取引画面を提供することを販売所取引、あるいは店頭取引と呼びます。

じつは、販売所取引(店頭取引)の良い面は、見やすいということだけです。

悪い面のほうが多いです。その最も悪いところが、スプレッドがべらぼうに大きいということです。

上掲画像を見てください。

スプレッドが20,000円(823,256-803,256)もあります。

スプレッドとは、買値と売値の差額のことです。これが狭ければ狭いほど「買ってすぐ売る」「売ってすぐ買う(空売りできるレバレッジ取引のみ)」ことで儲けが発生するので、良心的な取引を提供していると言えます。

GMOコインの取引画面(上掲画像)を見てみましょう。そこでは、買い(購入価格)が823,256円、売り(売却価格)が803,256円になってますよね。この差額823,256-803,256がスプレッドのわけです。この場合、すでに述べたように20,000円です。

こんなのは、板情報の取引ではあり得ない話です。

bitFlyerは、板情報をbitFlyerライトニングという取引形態で提供しています。その画面を見てみましょう(下記画像)。

(出典:bitFlyerライトニング)

この画面の中央にあるのが板情報です。株式取引などで見たことがあるはずです。

板情報による取引を取引所取引と言います。板情報があれば、販売所ではなく取引所(取引)です。

とっつきにくいけど、板情報による取引所取引はスプレッドが、販売所取引とは格段に違います。

対円のビットコイン(BTC/JPY)で言うと、400円くらいで済むのです。


・販売所取引を提供している業者一覧。


これから連載で見て行くものとして、悪魔の販売所取引を提供している仮想通貨交換業者を、ここでピックアップしておきましょう。

① GMOコイン

② DMMBitcoin

③ bitFlyer

④ BITPoint

⑤ フィスコ

⑥ Zaif

とにかく言えるのは、「販売所取引は手を出しちゃダメ」ということです。

理由はスプレッドがとんでもなく離れているからです。

上掲画像GMOコインと、bitFlyer(ライトニング)を上でそれぞれ見ましたよね。

GMOコインの販売所取引ではスプレッドは、20,000円。

bitFlyerの取引所取引(ライトニング)ではスプレッドは、400円。

桁が違いすぎるのです。


・なぜ販売所取引が横行するのか?


販売所取引は、板情報(取引所取引)に比べて、スプレッドが桁違いです。

ぜったい手を出しては行けません。

では、なぜそんな取引(販売所取引)が横行しているのでしょうか。

その理由のひとつが、初心者トレーダーをダマして取引所(仮想通貨交換業者)ががっぽり儲けようとしているところにあるのは否定できないでしょう。誰がどうみても、板情報は初心者向きではありません。私もこの点に一度ダマされて、販売所取引支持の記事を書いてしまいました。

しかし今は、そう思っていません。

ぜったい取引所取引です。

理由のふたつ目としては、オールインワンの分かりやすさにあると言えるでしょう。取引所取引だと売買手数料やら入出金手数料やらでチマチマお金を取られます。しかし販売所取引の業者は、そういった手数料全部を、べらぼうに大きなスプレッドにブチ込んで徴収しているのです。このカラクリが初心者には見えずに、販売所取引業者にフラフラ行ってしまいます。かくいう私も、この点にダマされて手数料のかからない販売所取引業者支持の記事を書いてしまいました。

いやはや、経験値の浅さのなせるワザです。お恥ずかしい・・・。

そんな反省も込めて、本連載では、販売所取引の実体を明らかにして行きたいと思います。

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それでは、今回はここまでです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m