ランサーズとクラウドワークスの地雷案件。

(画像出典:lancers, crowdworks)

 

 

こんばんは、伊田です。以前、ランサーズとクラウドワークスについて書いたところ、比較的反響がありました。その記事は、クラウドソーシング企業、要は仲介業者である、ランサーズとクラウドワークスについて書いたものでしたが、われわれライターが多くの場合、不快を感じるのは、仕事依頼者(クライアント)の方ではないでしょうか。

 

本記事では、私が不快を感じた仕事発注者(クライアント)を、体験談的に綴らせて頂きたいと思います。同じ体験をしたひとが「あ~、自分だけじゃなかったのか・・・」と浄化の気分にいたってくだされば幸いです。

 

 


1.アフィリ(エイト)系の地雷案件は本当に多い。


 

私自身が、非常によく遭遇するのは、アフィリエイト系の地雷案件です。

 

例えば、仮想通貨交換業者、DMMBitcoinなどが、「口座開設入金で1,000円プレゼント!」などというキャンペーンを打っているとしましょう。

 

このキャンペーン自体は、罪のないものです。ただ、個人が口座を開設して1,000円もらえば良いだけです。

 

しかし、同様の口座開設キャンペーンを、DMMが、今度はA8ネットやValuecommerceといったアフィリエイト案件経由で出している場合があります。

 

よく仮想通貨解説サイトで「DMMBitcoin!!」なんて広告が出ている場合がありますよね。

 

サイトの訪問者が、その広告をクリックして、実際にDMMBitcoinで口座を開設したなら、その仮想通貨解説サイトが収入を得ることに成ります。

 

これがアフィリエイトの仕組みです。

 

ランサーズやクラウドワークスで案件を出している仕事発注者(クライアント)のなかには、この広告クリック収入ゲットを、仕事受注者(ライター)にやらせる輩が居ます。

 

こんな案件です。

 

 

仕事は、仮想通貨について簡単な記事を書いてもらう仕事です。

採用が決定しましたら、当社の指定する仮想通貨交換業者に口座を開設し、その感想を、記事にしてもらいたいと思います。

 

 

この「当社の指定する仮想通貨交換業者に口座を開設し」というところがアフィリエイトの罠に成っているのですが、最近はこの文面も、ランサーズやクラウドワークスの見回りが厳しくなったせいか、さらに曇らせて書かれるように成って来ました。

 

 

 


2.売名行為。


 

アフィリエイトと同じ手口で、今度は売名行為をする仕事発注者(クライアント)も居ます。

 

こんな風に仕事の発注が出ています。

 

 

こちらの指定する本を読んで、ブログに乗せる記事を書いて頂きたいと思います。字数は10,000字ほどを予定しています。

 

 

これで5,000円から7,000円くらい払われます。悪くないですよね。

 

仕事に申し込むと、まずAmazonか楽天で、指定する本を買って欲しい、と言われます。

 

「買う」と言ってもKindle本だったり、超安価本だったり・・・形は色々です。

 

送料なども含め、こちらも少し出費に成りますが、仕事の単価が高い(5,000円から7,000円くらい)のは、そのためだ、と説明されます。

 

そしてその後、必ず、満点のレビューを書くように、と指示されます。

 

ご存知のように「購入からのレビュー」はAmazonなどでは非常に信ぴょう性が高いものとされ、ただの野次レビューとは一線を画したものとして重宝されます。

 

ここまで読めばお分かりと思いますが、買わされる本は、要するに仕事発注者(クライアント)の書いた本です。

 

案外、マイナーな分野の本でしたら、1冊売れるだけでも結構順位があがりますので、そうやってAmazonや楽天で自著を宣伝しているわけです。

 

スピリチュアル系やHowTo系のひとが多く、これをやっているという印象です。また投資関係者も非常に多いです。

 

 

 


3.文字単価0.1円で仕事を出すな・・・。


 

最後ですが(もっと書きたかったのですが文字制限が来ました)、うえの2つ(アフィリエイトと売名行為)に比べれば罪はずっと軽いものの、発注者の人格を疑う事例として、あまりにも安い文字単価で仕事発注するクライアントに関しては、何か言っておきたいと思います。

 

もちろん、これはあくまで仕事受注者(ライター)の意見であり、仲介業であるランサーズやクラウドワークスにとっては、どうでも良いことでしょう。

 

私は一度、2,000字2,000円だと思ってやった仕事が、2,000字200円で10記事納品だった場合がありました。

 

「2,000字200円」と聞いてどっと疲れが出るのは、ライター経験を積まないと分かりにくいかも知れませんね。「1,000字100円」ではどうでしょうか。いずれにせよ、こういうのがブラックの極み、文字単価0.1円案件です。

 

 

「あいうえお」を200回打ち込んでください。報酬は100円です。

 

 

こんな案件(↑)だったとしても、私はやりたくありません。

 

今回は、ここまでにしたいと思います。また機会がありましたら、吐露させてください。

 

基本的にクラウドワークスやランサーズの仕事は、やっていると心が病みますので、あんまり長くやるべきではない、というのが私の意見なのですが、みなさんはどうお考えでしょうか。

 

大概、PCを挟んでネットの向こう側にいるのは、ブログにどんどん記事を流し込んで(1か月に1,000記事くらい)、SEO対策をしながら、ひと山当ててやろうと考えている「弊社」のかたがたなんですよね。

 

あ、あと、話ズレますが、さいきん「ブログの書き方教えます。儲けは割り勘で。」という案件もランサーズに出ていました。一体、どうすれば、そういった考えが社会で通用すると思うんですかね。

 

・・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

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