詩人でロックンローラーのSaez(サエズ)氏。その2

(画像出典:last.fm)

こんばんは、みゅじ子です。Damien Saezさんをご紹介させて頂いています。

ご本人には失礼ですが、日本では残念ながらほぼ無名です。けれども、フランスでは非常に人気のあるシンガー(フランス語だとchanteur シャントゥール)です。


・プラシーボに聞こえる?



イギリスのロックバンドPlacebo(プラシーボ)に、フランス語で歌ったProtégé moi(「守って」プロテジェモワ)という歌があるのですけれども、フランス人が聞いたとき、Saezさんが歌っていると思ったようです。


・ロックなSaez氏。



前回、Saezさんの吟遊詩人みたいな歌(Les printemps)しか紹介できなかったので、「プラシーボ(のボーカルさん)と似ている」なんて突然言われても、ロックとSaezさんがフィットしない方が多いかと思います。

しかしSaezさんには、れっきとしたロックンローラーとしての顔があります。

正直、Saez氏のロックは好き嫌いわかれると思うのですが、1曲傑作があります。それが今回ご紹介させてもらう「Miami(マイアミ)」(上掲YouTube)という曲です。フォークシンガーとしての彼と、ロックンローラーとしての彼が上手く融合した曲だという印象です。

・・・まあ、歌詞は推して知るべしなんですけれども、気が引けますが、ちょっと訳してみたいと思います。


・Miami歌詞。


では、Miamiの歌詞です。

Les chattes ont le sourire et leur cul quoi en dire? 子猫ちゃんたちは微笑みかけてくれるし、いいケツをしている、それに何を言おうってんだい?

Dans les boîtes en plein air il y a la vue sur la mer アウトドアのナイトクラブでは海が見えるし、

Et les dauphins qui nagent 泳いでいるイルカが居る

Ici même la lumière du soleil est à vendre ここでは太陽の光でさえカネで買うことができる

Dans le hummer je fume le cynisme ハマーに乗ってオレはシニシズムの香りを嗅ぐ

A mes doigts des cigares de Cuba キューバのタバコを指に挟みながらね

Que j’enfonce au profond de tes cuisses qui saignent で、そのタバコをお前の出血した太ももに深く突き刺してやるんだ

Je leur vends de la poudre et leurs yeux qui disent oui おれは奴らにヤクを売る、彼らの目が「買う」って言ってるんだ


・…まあ、こんな感じです。


歌詞は思った通りの内容なんですけれども、コーラスで「コカイン!コカイン!!」はやり過ぎなんじゃないかと・・・。

ここら辺のことをやらせると、フランスの方は本当、手を抜かないですよね。

個人的には、SaezさんはLes printempsのような曲の方が合っていると思います。ただまあ、あればっかりやってたんでは、いまのような知名度は得られなかったのでしょうけど・・・。

ロックンローラーとしてのSaezさんには、このMiami意外によく知られた曲がいくつもあるので、探して聴いてみてはいかがでしょうか。

次回は再び、吟遊詩人みたいな彼の曲に戻ってみたいと思います(「吟遊詩人」の意味あまり分かっていないのですが・・・)。

それでは。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m