日韓徴用工訴訟問題②終:経済制裁。

 

 

 

こんにちは、編集長です。

 

前回に引き続き、徴用工問題、あつかってゆきたいとおもいます。

 

 

 


・回答期限。


 

 

日本経済新聞によると、2018年10月30日の韓国大法院(最高裁判所)判決以降・・・

 

・・・節目として、まず(2019年)5月20日に日本からの動きがありました。

 

それは、新聞などでも目にしているとおもいますが、仲裁委員会設置の要請です。

 

この仲裁委員会というのは、第三国を介して、今回の徴用工問題の妥協点を探ってゆこうとするものですが・・・

 

・・・まず(2019年)5月20日以降、日本が要請した30日以内の回答(6月19日まで)はありませんでした。

 

しようがないということで(しようがなくはないのですが)、日本が猶予をもう30日与えました。

 

しかし、(2019年)7月18日期限までに韓国が回答せず・・・

 

周知のとおり、河野外務大臣の”ブチ切れ”が起こったわけです。

 

「ちょっと待ってください。韓国側の提案はまったく受け入れられるものでないと以前に伝えている。知らないふりをするのは極めて無礼だ」

 

河野太郎外相は19日、外務省に呼び出した南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使の反論を遮り、強い口調で切り返した。

 

南氏が、日韓両国の企業の出資による問題解決案を日本側に提示したことに触れ、「この方法を基礎として」と述べたときだった。

 

政府にとって、日本企業が出資する形での解決策は「あり得ない」(外務省幹部)選択肢だ。

 

両国は日韓請求権協定で、戦時中の徴用を含め請求権問題は「完全かつ最終的に解決されたこと」を確認し、日本は無償で3億ドルを供与した。

 

日本企業への賠償命令を確定させた昨年の韓国最高裁判決は「韓国政府が日本企業に代わって支払うべき」(外務省幹部)というのが日本側の考えだ。

 

ただ、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「日本の政治指導者らが政治的な争点としている」などと責任転嫁し、前向きに対応していない。

 

徴用工問題、早期解決困難に 政府、ICJ提訴見据え対応検討(産経新聞)

 

 

う~~~ん・・・どうでしょうね、すこし右よりの文章に見えないこともないです。

 

ただ、日本だって財政カツカツでやってんのに(年金とかオレ達どうしよう・・・etc.)、いまごろになって内輪で判決しました。4000万円ください(by 韓国)、ってのも筋が通らない。

 

参考:元徴用工仲裁委 18日に韓国側の回答期限 (日経)

 

 

 

 


・対韓経済制裁は史上初。


はっきりと経済制裁。

 

 

驚くべきことに、この徴用工問題から、経済制裁へは、ひとっ飛びです。

 

つまり・・・

 

なに徴用工問題とかブリ返してんの?

頭来たから経済制裁するよ。

 

これが日本のかんがえでした。

 

軍事行動にならないところに、現代的紛争の理性を見た気がしますが(当り前なのですが)・・・

 

ただ、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はというと、すでに軍事行動も射程にいれた動きを始めたようです(Newsweekこの記事)。

 

 

う~ん・・・高笑いするのは中国とロシアという気がしないでもないですが・・・

 

 

・・・で、日本は(2019年)7月1日に経済制裁案を発表(上掲画像)。

 

4日にはすぐに施行したようです。

 

ポイントはふたつ。

 

① 韓国を貿易相手国のホワイトリストから削除。

 

② 下記三品目の日本→韓国への輸出をほぼ停止。

(1)フッ化ポリイミド

(2)レジスト

(3)フッ化水素

 

 

 

大枠を知るのが狙いですから、あまり各事項には立ち入らないことにしたいとおもいます。

 

 

参考:史上初めて日本政府が韓国に対して経済制裁措置を決定〜7月4日よりフッ化ポリイミドなど半導体材料の対韓輸出を規制(BLOGOS)

 

参考:半導体材料の対韓輸出を規制 政府 徴用工問題に対抗 来月4日から(産経新聞)

 

 

 


・いったんここでシメます。


 

 

とにもかくにも”韓流”などといって交流が盛んになっていた日本と韓国。

 

ここに来て、予想外の険悪なムードが漂っています。

 

対韓国への経済制裁は史上初。

 

北に控えるテポドン国の脅威もふくめ・・・

 

・・・なんでこんな風になっているのか、非常に不安な時代になってきました。

 

個人的には、とりあえずトランプ再選だけは止めてほしいと思っています。

 

あそこら辺から、本当、ナショナリズムが蔓延して来ましたね。

 

どうにか体勢を立て直してほしいものです。

 

・・・・・

 

為替への波及なども扱いたかったですが、本連載はこれで一旦、シメたいとおもいます。

 

本サイトは決してプロレス専門ではありません(汗)。

 

たまにこういった記事を、まとめ記事の一種としてでも読んでくださる訪問者の方がおられるのは大変、救いになります。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

それでは、今回はここまでです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

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