(「18:00相場」出典:みんなのFX)
こんばんは、品川です。
本日の相場概観です。
外為オンライン佐藤氏のブログに基づいて見てみましょう。
・米中対話なしで下落。
米中通商協議を巡って、今月末にも予定されていたトランプ大統領と習近平国家主席との直接会談の可能性がなくなったようです。トランプ大統領は7日ホワイトハウスで、対中関税引き上げ回避に向けた米中通商協議の交渉期限である3月1日までに中国の習近平国家主席と会談することにはならないだろうと述べました。トランプ氏は記者団から今月中に習近平主席と会談するかどうか尋ねられ、「しない」と答え首を横に振り、「可能性は低い」と述べたと、ブルームバーグは報じています。
今週初めまでは会談は中国海南島で行われると、会談場所まで決まっている雰囲気でしたが、突然の会談取り止めに市場はやや戸惑っている状況です。ただ、ホワイトハウスのクドロー国家経済会議(NEC)議長はこの日、トランプ大統領の発言に先立ち、米中首脳会談は「かなり先」になるが、ある時点で会談が行われると依然確信していると述べています。また、来週にはムニューシン財務長官と、ライトハイザーUSTR代表が北京を訪問し、首脳会談の日程も含めて話し合いが持たれることになっているため、会談の実現の可能性が全くなくなったとは言い切れない状況かと思われます。これもトランプ氏得意の「ディール」のひとコマかもしれないと考えるのは勘ぐりすぎでしょうか?
トランプ氏の発言を受けて、対中関税引き上げの可能性が高まったとの見方が強まり、ドル円は下落し、株価はマイナス幅を拡大しています。それでもドル円の下落は今のところ限定的です。ユーロドルがさらに売られ、「ドル高ユーロ安」が進んでいることから、ドル円でも「円売り」の動きが出ているようで、ドル円の下落を抑制しています。110円台乗せを何度も見せながらも、それ以上の上昇が抑えられているドル円ですが、109円台半ばをしっかりと割り込むと、ドル下落の勢いが強まることも予想されます。
去年(2018年)4月、トランプ大統領が保護主義関税政策を発表した時、為替相場ではリスクと捉えられ円買いが加速しました。
トランプ大統領は当時第1弾として、(2018年)7月6日に340億ドル分の制裁関税を中国に課することを既に発表しました。
これに対し中国は米国製品に同額(340億ドル分)の報復関税を課すと表明しています。
米中貿易摩擦、もう1年になるんですね。
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それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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