オメガのナカムラ批判。

(出典:WWE)

 

こんにちは、ヤマガタです。中邑真輔(Shinsuke Nakamura)選手の近況をまとめようと思ったんですが、彼に対する最近の評価をちらほら見ていたら、幾つか見逃せないものがあったので、本記事ですこしまとめてみたいと思います。

 

 


・ステファニーマクマホンは絶賛?


(「たまに服装がイタい」出典:WWE)

 

 

最近、日刊スポーツさんが報じたところによると、シンスケナカムラへのWWEの評価は「絶賛」の域に達しているとのことです(記事の日付は2018年1月21日)。

 

ステファニー:日本人は全員素晴らしいと思います。特にシンスケのパフォーマンスは独特でカリスマ性があり、国境を越えて支持されています。

ステファニー:これは最高のパフォーマーにみな言えることですが、シンスケには観客とつながる特別な能力があります。

 

ナカムラ選手には、1月28日のロイヤルランブルで勝利する可能性さえ十分にあるとのことです。

 

とにかく絶賛ですね。

 

 


・オメガ選手の批判。


 

順風満帆に見えるナカムラ選手ですが、「大したことやってないじゃん」という意見もあります。ケニーオメガ選手の批判が特に有名です。

 

スポーツイラステレイテッド(Sports Illustrated)紙の

 

オメガがいろいろ語る Week in Wrestling: Kenny Omega on Chris Jericho, Why He Loves New Japan, Nakamura in WWE」(←ちゃんと訳せよ)

 

という記事に載った批判なんですが、今時分でもずいぶん有名になっているので、すこしちゃんと読んでみたいと思います。

 

ちなみにこの記事が掲載されたのは、2017年の12月27日です。新日本プロレスのドーム大会直前ですね。

 

 


・今の所マネーインザバンクを超えるものが見いだされない。


(「確かにこれは凄かった」出典:WWE)

 

 

まず、WWEのナカムラ選手については「マネーインザバンクでのAJスタイルズとの一騎打ち以上のものを出せていない」という意見があり(上掲画像)、それは多くの海外メディアによって共有されているものです。

 

オメガ選手は、それに完全に同意します。

 

 

(以下すべて、上掲のスポーツイラステレイテッドの記事からの引用です。)

 

オメガは、新日リングで活躍する一方、WWEの毎週の放送を、ハイライトだけだが、欠かさずチェックしている。

「WWEでシンスケナカムラは未だ、マネーインザバンクでのAJスタイルズとのにらみ合い(staredown)以上のものを演出できていない。」そう言うことができるのだが、ナカムラの試合をひと通りチェックした上で、オメガはこの意見に同調する

Omega can back up every one of his boasts in the ring, and he is also aware of the product that WWE is presenting on a weekly basis.

“Strangely enough, lately I’ve been keeping up with all of their programming,” said Omega. “I don’t watch full episodes back-to-back, but I’ll catch the highlights. If people are saying a lot of good things about a match, I’ll make sure to sit down and watch it from start to finish.”

Shinsuke Nakamura is a former New Japan star that left for WWE, but has yet to win a title or even deliver a memorable moment beyond one staredown with AJ Styles during the Money in the Bank pay per view in June. Omega shared that he has followed Nakamura’s journey in WWE.

 

WWEでのナカムラ選手について、「マネーインザバンクでのAJスタイルズとの一騎打ち以上のものを演出できていない」という意見は、エッジ氏も言っていましたね(この記事参照)。

 

 

 


・期待はしていた・・・でも期待外れだった。


 

「シンスケナカムラは今の所、マネーインザバンクでのAJスタイルズとの一騎打ち以上のものを魅せることができていない。」

 

この意見に同調した上で、オメガ選手は、ナカムラ選手が新日本プロレスを旅立つ前に(オメガ選手自身が)持っていた期待と、旅立った後彼をテレビで見たときの失望を、次のように語っています

 

「ナカムラがWWEで得ている人気は、オレも嬉しく思うよ。それに新日本のメンバー達も、彼がWWEに旅立った時、そのカリスマ性で更に先へと進むと思っていた。」

そう述べた後、オメガは続けた。

「そう思っていたけどね、でも、WWEの放送でのナカムラを見たとき “彼はリングの中で何か1回でも決定的なことを為し遂げた” なんて到底言えないと思ったんだ。1回でいいんだ。それがあればみんな彼に釘付けに成るっていうのに。でも、いまのところ彼はそれができちゃいない。」

“I’m happy for the response that he’s getting, of course, and all of us in New Japan knew when he left that he was going to get over with his charisma,” said Omega. “But when I see Nakamura in WWE, it’s hard for me to say he’s done anything compelling in-ring since he’s been there, which is a shame. It will just take the one right story and the one right moment and then people will be captivated by everything that he does. Right now, he hasn’t had that.”

 

こう辛評(しんぴょう)した上で、オメガ選手は、ナカムラ選手はWWEに行ってからというもの「魂が抜けている(soulless)」と言い切ってしまいます。

 

 


・いまだ評価が分かれる。


 

このように、上層部のステファニーマクマホンの「絶賛」ある一方で、オメガ選手に代表される手厳しい「批判」もあります。

 

いまだナカムラ選手の評価は固定し切れていないところがあるでしょう。

 

いずれにせよ、ロイヤルランブルでの優勝の期待と、今年(2018年)のレッスルマニアが、ひとつの節目に成るのは誰の目にも明らかです。

 

ジェリコ選手ばっかり上手いことやってる中、「優等生」が囁かれ始めたナカムラ選手の命運や如何に?

 

ステファニーの絶賛は結局、アメリカにありがちなリップサービスなのか?

 

・・・・・

 

それでは、本記事はここで終わりにしたいと思います。

 

最後まで呼んで頂きありがとうございました。m(_ _)m

 

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