東名夫婦死亡事故に見る進路妨害の問題。その1

(「石橋和歩容疑者」佐藤栞氏撮影:朝日新聞

こんばんは、編集長です。

私の担当は「政治」ですが、広く社会問題を扱って行きたいと思っています。つまり、本サイトのタイトルにある「ニューズオールズ」に一番近い内容です。

北朝鮮、イスラム国が2017年では一番の問題だと私は感じています。

しかし、マクロな世界の問題と同じくらいの重みがある、よりミクロな国内での事件も無視してはいけないはずです。

そのようなものとして、2017年6月東名高速道路で起きた萩山さん夫婦死亡事故を扱いたいと思います。


・事故の原因と成った出来事


(「中井パーキングエリア」出典:Wikipedia)

東名高速道路は、その名のとおり京都と古屋市(愛知県)を結ぶ高速道路です。

東名高速道路で、東京から名古屋へ行く方向を下り(くだり)というのですが、この方向で進んでゆくと神奈川県に秦野中井インターチェンジがあり、そこを更に先に行くと中井パーキングエリアがあります。そこ事故の原因となった出来事が起こりました。

(画像出典:毎日放送)

パーキングエリアは休憩をする所ですから高速道路に戻らなければなりません。その戻るための道を、石橋和歩(いしばしかずほ)容疑者の車上掲画像のように塞いでいたのです。

石橋容疑者は当時、車内でただタバコを吸っていたようです。ただ、パーキングエリアの混み具合によって、こういうことをやっているひとは非常にたくさん居ます

そこを通行できなかったため、被害者となった萩山嘉久(はぎやまよしひさ)さんは、ご家族の乗ったワゴン車を運転しながら石橋容疑者「邪魔だ」と注意をしたようです。

その場は、石橋容疑者が車で道を開けて、萩山さんのワゴン車を通過し東名高速に戻って行きました。


・そして事故は起こった


(「大破した萩山さんの車」出典:日テレNEWS24)

事故は、以上の因縁によって起こりました。

萩山さんが本当に「邪魔だ」と言ったかどうかは分かりません。ただ、それが本当なら、その言葉に石橋容疑者がカチンと来たのは間違いないでしょう。

カチンと来た石橋容疑者は、萩山さんのワゴン車を追いかけて行きました。そこで問題の進路妨害行為を繰り返すことに成ります。

以下、事故が起こった経緯を見てみましょう。


1.執拗な進路妨害


(画像出典:毎日放送)

カチンと来た石橋容疑者は、萩山さんのワゴンを追いかけて行って、一旦追い越し、前に出ます

そしてそれから急ブレーキをかけ萩山さんのワゴン車の走行を邪魔をする、という行為を繰り返すのです。

この進路妨害行為こそ、私が本記事で最も問題視している行為に他なりません。


2.  同乗者の女性が居た


(画像出典:毎日放送)

石橋容疑者による執拗な進路妨害行為に恐怖を感じて、萩山さんは、あろうことか高速道路の追い越し車線、つまり一番みんながスピードを出す車線にワゴン車を停車させてしまいます。

本事件で、萩山さんの非が認められるとしたら唯一、この点、すなわち高速道路の追い越し車線に車を停止させてしまったことでしょう。

ただ、私的な見解ですが、これこそ情状酌量の典型と言えるのではないでしょうか(細かい法律用語の意味は抜きにして述べています)。萩山さんに非は無かったと言いたいです。

さて、追い越し車線に車を止めてしまった萩山さんのワゴンに、石橋容疑者が自分の車を出て向かって行きます(上掲画像青色)。

ここで注目すべきなのは、石橋容疑者には女性の同乗者が居た、ということです(上掲画像赤色)。

彼女に罪はないのでしょうか。飲酒運転は同乗者も罪に問われるのに?(法律実務の話をしているのではありません。)


3.  後続のトラックが衝突


(画像出典:毎日放送)

萩山さんは、石橋容疑者進路妨害に対し、こともあろうに高速道路の追い越し車線に自分のワゴン車を止めてしまいました。これが、荻山さんの犯してしまった1つ目の痛恨のミスに成ります。(ただ、上にも述べましたが、私は最終的にこのこと自体を咎めるつもりはありません。)

更にもう1つ、萩山さんはワゴン車のドアを開けて、石橋容疑者に応対してしまったのです。内容は「すみません」という謝罪の言葉だったようですが、実はこれも荻山さんが犯してしまった2つ目のミスだったのです。

ミス」という言い方は、ここでは不適切でしょう。何と言えば良いか、「そうすべきではなかった行為」をしてしまったのです。

いずれにせよ、2つの「ミスのようなもの」が重なり悲劇が起こりました。

追い越し車線を飛ばして来たトラックが、荻山さんのワゴン車に追突(上掲画像)。

角度の問題もあって、不運なことに荻山さん夫妻だけが事故の被害者に成ってしまったのです。

今回はここまでにして、次回に続けたいと思います。

本編は続きます。

何より、荻山さんご夫妻のご冥福を心よりお祈りいたします。