(画像出典:WWE)
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こんにちは。ヤマガタです。中邑真輔選手と言えば、いまをときめく新日本プロレスのトップスターであった正にその時、世界最大のプロレス団体WWEにヘッドハンティングされ移籍したことで話題を呼んだ選手です。新日本プロレス時代は、棚橋弘至選手とのライバル関係でファンの気持ちをがっちりつかんでいました。
そんな中邑真輔選手ですが、WWE移籍後も快進撃は衰えず、WWEのサブディヴィジョンとも言えるNXT(エヌエックスティー)で早々にチャンピオンに成り、長らくNXTを牽引した後、今年ようやくメインであるSmackDownLive(スマックダウンライブ)にデビューしました。
WWEのトップスターとして有名なのはジョンシナですが、そのシナとの一騎打ちを制しWWE王座に挑戦する権利を得るという快挙を成し遂げた中邑真輔選手。2017年8月20日のWWEの大イベントSummerSlam(サマースラム)で遂に、WWE王者を賭けてジンダーマハル選手に挑戦しました。
本記事では、この試合を振り返りながら、WWEに渡った中邑真輔選手のその後を追って見たいと思います。
・ジンダーマハル選手って、誰?
(画像出典:WWE)
さて、今回SummerSlamでWWE王座を賭けて中邑真輔選手と戦ったジンダーマハル選手ですが、実は、WWE的には中村選手よりも後に出て来た(少なくとも視聴者的にはそう見える)選手です。
インド人です。WWEでは、ザ・グレート・カリという超大柄なインド人選手が他に居たのですが(実は最近またちょっと出演してまた消えた)、ジンダーマハル選手はカリ選手とは違った売り出し方をされているようです。つまり、ジョンシナやAJスタイルズのように、メインキャラクターとして、手っ取り早く言えば「カッコイイ」キャラで売り出されようとしています。これに対して、ザ・グレート・カリ選手はあくまでモンスター系として売り出されていました。
かつてK1グランプリというのがありましたが(最近また復活して来ていますが)、その衰退の原因のひとつが曙やボブサップといったモンスター路線に走ったことにありました。WWEでは、そういった失敗はしないように、モンスター系の選手はあくまで引き立て役に回されます。メインは、ジョンシナやAJスタイルズのようなスラッとしたタイプです。ジンダーマハル選手も、顔は濃いですが、その路線で売り出されようとしているようです。要するに有望選手ということです。
ちなみにあんまり大きな声では言えませんが、ジンダーマハル選手はカナダ出身です。でもまあ、あんまり気にしないでください。中邑真輔選手は日本ですが京都出身ということに成っています。(追記:スミマセン・・・ナカムラ選手は本当に京都出身でした・・・。)
・肝心の試合。
(画像出典:WWE)
肝心の試合ですが、メインイベントのひとつ前で行われました。メインはブロックレスナーがユニバーサル王者を守る…という試合だったのですが、これはマニアの方のみ注意を払ってくれればよろしいと思います。
さて試合ですが、ムード的には、ぜったいシンスケナカムラ(WWEでの名前)が王座を取るといった雰囲気でした。ストーリーライン的にもまったく違和感なく、これからSmackDownLiveはシンスケナカムラが引っ張って行く、そのための儀式のような試合にも見えました。
中邑選手の登場は、新日本プロレスの時みたいにサブコンシャス(♪てーてってってー…というあのいかにも新日らしい曲)とまでは行きませんが、同じノリで音楽が流れ、中邑選手が踊りながら出て来ます。上掲画像がそれです。なんとなく同じことやっているのも分かりますよね。踊りも、変にプロっぽくないのが素晴らしいです。
ちなみに大一番に成ると黒人のバイオリン奏者さん(上掲画像左)が付きます。たぶん、このひともすごいギャラもらってんだろうな。すごいぜ、WWE。
つづきます。
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