(「kyo」画像出典:WDW)
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こんにちは!みゅじ子です。暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
前回(「ドイツとフランスの音楽事情」)ドイツとフランスの音楽を紹介すると言って、ばっちりドイツしか紹介できませんでしたので、続きを本記事で書かさせて頂こうと思います。
・フランスでおススメのアーティスト
フランス語は、ドイツ語と違って(失礼)、ゴツゴツしたところがないので比較的どの音楽にも対応できます。
たとえば、ロックなんかはドイツ語で聴くとどうしてもリズムが取り切れていない…(FotosやMikroboyなど稀な例はあるのですが)。
その点、フランス語のリエゾン+エリジオンの連発はロックに比較的乗りやすいんです。
でも、逆にその「流れる」ような感じが、ロックの攻撃的な曲調を「肩透かし」にしてしまうことがあって、サビでズッコケることもよくあります。
そんな中、聴きやすいフランス語のポップロックを完成させたのが、このkyoでしょう。
1. kyo (キョー)
日本にも、すでに熱狂的とまでは行かないけれども、このバンドが好きな方々はたくさん居られるみたいです。
活動期間も実に息が長く、1994年結成で、いままでアルバム4枚。(そんな長くないか…。)
2枚目のアルバム「Le Chemin(道)」で大ブレイク。ヒットチャートでフランスで2位、ドイツ1位に輝きました。
「なんでドイツ?」という素朴な疑問があります。というのも、このバンド、歌詞はバリバリのフランス語だからです。…まあ、それはさておき「Le Chemin(道)」見ましょう。
お気づきのことかと思いますが、本記事トップの画像がkyoです。
2. Nekfeu (ネクフ)
(画像出典:Vevo)
男前…♥
もとい、フランス人が苦手としているのがラップだと言えるかも知れません。逆にドイツ語がはまるのが、ラップでしょう。Casperなんかをすでに紹介させて頂きました。
そんなラップ低迷のフランス音楽において、恐らく一番ラップが上手いのがこのひとNekfu(ネクフ)だと思います。
アルバムは、こちらになります。↑
ただ、通しで聴くとちょっと重いかな。
フランスのラッパーでは、他に、おちゃらけ系でOrelsan(オレルサン)が居ます。ワタシは好きです、Orelsan(オレルサン)。
3. Noir Désir (ノワール・デジール)
(画像出典:last.fm)
これも日本で好きなひとがたくさん居るバンドです。
もう解散してしまいましたけれども、ボーカルのBertrand Cantat(ベルトランカンタ)はいま、Detroitというバンド(ユニット)で活動は続けているようです。
「フランスのU2」と呼ばれることもあるようです。
前期はパンクロック、後期は非常に音楽性の高いフランス特有のロックというかポップというか、そんな音楽を作り上げて行きました。
おススメしたいのは、この後期の音楽をやっているNoir Désir (ノワールデジール)です。
一回聴いただけでは、好きに成れないと思います。ただ、一番長く聴けるバンドだと思います。
一枚アルバムをあげろと言ったら、やはり次ですね。
じっくり聴いてほしいと思います。
ボーカルのBertrand Cantat(ベルトランカンタ)は、不倫していた愛人を撲殺してしまった事件であまりにも有名です。
フランスにアルチュセールというマルクス主義哲学者が居るのですが、彼の妻殺しと重ねて話題に上ることもあります。
いろいろありますが、ぜんぶひっくるめて彼らの音楽に浸ってもらいたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。m(_ _)m
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