clueso(クリューゾ)の曲たち。その1

(画像出典:Rap-n-Blues.com)

こんばんは、みゅじ子です。clueso(クリューゾ)はドイツでは大変人気のあるシンガー(ドイツ語だとゼンガーSänger)で、本名はThomas Hübner(トマスヒュプナー)さんです。1980年生まれ。

なんでも、ピンクパンサーに出て来るクルーゾ警部(下記画像)から名を取ったみたいで、なんでしょうかね、Casper(キャスパー)もそうですけどドイツのラッパーのトレンドなのでしょうか。

(「クルーゾ警部」画像出典:DaDon’s Rare LaserDiscs)

本連載では、そんなドイツポップ界のスター、clueso(クリューゾ)さんの歌の世界をご紹介したいと思います。


・初期はラッパー




初期は上の2006年のアルバムWeit Weg(ヴァイトヴェック「Far Awayという意味です」)なんかに如実に表れている通り、ラッパーとして売り出していました。

確かに、ビジュアルはすごく良いんですけれども、歌というか声がなんというか田舎訛りの男の子みたいなところがあって、周囲のクリエイター達はそこをどうやって売り出して行こうか日々思案していたはずです。

clueso(クリューゾ)さんのアルバムを買うと、結構cluesoさん以外のミュージシャンたちががっつり載っていて驚くのですけれども、見る限り、彼らの才能によってこの若いスター(ドイツ語だとStarシュタール)は生まれたのではないか、という印象です。


・Out of Space(歌詞はドイツ語)


2006年のアルバムWeit Weg(Far Away)はドイツのチャート12位まで駆け上がりclueso(クリューゾ)さんの出世作と成りました。

このアルバムの名曲は、ドイツ好きの方ならご存知のとおり14曲目のChicagoなんですけれども、ワタシ個人の嗜好で選ばせて頂けるのなら、最後の曲Out of Spaceが好きです。もしかしたら、これボーナストラックかも知れませんけど、気にしないで話を進めさせてください。

取りあえず、お聴きになってください。Out of Spaceです、どうぞ!



PVの微妙なダサさは目をつぶっていただけたら、と思います。


・Out of Spaceの歌詞を味わう。


clueso(クリューゾ)さんの楽曲、Out of Spaceの偉大なところは、その出だしの「ドイツ語っぽくない音の連なり」を実現しているところです。

ちょっと見てみましょう。

Ich seh’ die Welt die sich dreht イッゼ・ディ・ベリィ・ディ・ジ(ドリ)ィ

und schau verkehrt ‘rum durchs Teleskop ウンシャウ・ヘェ・ケルム・ドォヒ(ス)・テェ・レスコー

Ich bin weit weg out of space イッヒビン・バーイベーック・アウトオブスペース

Mir is’ egal wie’s euch geht ミィ・リ・セガヴィー・スォゥ(ヒ)・ゲー

Ich brauch kein Funk und kein Telefon イッ(ヒ)ブロ・カイン・フォン・ウント・テ・レフォー(ン)

Ich bin weit weg out of space イッヒビン・バーイベーック・アウトオブスペース

この音の連なりは、本当にドイツ語では聴いたことないです。これを作り出しただけでも、この曲は偉大だなあ、と・・・。歌詞は、正直アレです。

Ich seh’ die Welt die sich dreht 僕は世界がグルグル回っているのを見てる

und schau verkehrt ‘rum durchs Teleskop 望遠鏡を通して逆さまに成ってるのを見てる

Ich bin weit weg out of space ここは宇宙の果て

Mir is’ egal wie’s euch geht 君がどうだかしったこっちゃないさ

Ich brauch kein Funk und kein Telefon ラジオも電話もいらないよ

Ich bin weit weg out of space ここは宇宙の果て

ここはやんちゃなスタートいう感じですね。

それでは、引き続きこのドイツのスターの魅力をご紹介して行きたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m