こんばんは、みゅじ娘です。
YouTubeで頭が痛いのが著作権問題。
動画に対する著作権問題もありますが、音楽に対する著作権問題も頭が痛いですよね。
本連載では、YouTubeで、音楽の著作権侵害の申し立てをしてくる会社について、みてゆきたいとおもいます。
・音楽出版社
著作権そのものの捉え方については、この記事で書いた通り、つぎの2つを区別すればよいとおもいます。
著作権者=アーティスト
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著作隣接権保持者=レコード会社
しかし、YouTubeで、音楽の著作権侵害の申し立てをしてくる会社を調べてゆくと、両者のあいだにグレーゾーンともいえる権利者がいることがわかります。
それは、音楽出版社(Music publisher)です。
出版者なんて訳されているので、楽譜担当か?なんて誤解しそうですけれども、そうではなくて、かぎりなく著作隣接権保持者=レコード会社に近い存在です。
こう捉えればよいでしょう。
著作隣接権保持者=レコード会社は、著作隣接権のみを主張する。つまり、商品としてのレコードの管理のみを担当する。
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それに対して・・・
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音楽出版社(Music publisher)は、著作権者=アーティストの著作権料徴収代行業。
うわ~・・・大人の世界って感じですね。
かつてフランスとかにいたに徴税請負人みたいなスキマ産業ですね・・・。
でもワタシたちも、いい大人なので、ついてゆきましょう。
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参考:徴税請負人 コトバンク
・Sony ATV Publishing
ひとめみてデカい会社とわかる。
さて、スキマ産業などと、いってしまいましたが、音楽出版社は、トップとなると、やはり規模の大きさにおののかずにはいられません。
それが、上掲画像のSony ATV Publishingですね。
YouTubeの音楽の著作権侵害の申し立てをしてくる会社にも高頻度で出て来ます。
どんな会社かというと・・・
✔ 日本のソニーが所有する世界最大の音楽出版社。
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✔ 1995年12月にソニーのアメリカ合衆国での音楽出版部門とマイケルジャクソンが所有するATV Music Publishingが合併して誕生した。
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✔ EMI Music PublishingをM&A(買収)。子会社化。
というわけで、これもYouTubeの音楽の著作権侵害の申し立てをしてくる会社の常連である、EMI Music Publishingは、Sony ATV Publishingの子会社です。
・なにを読み取るべきか
以上のことからユーチューバーとして読み取るべきことは単純です。
著作権侵害の申し立てをしてくる会社がSony ATV Publishing、またはその子会社であるEMI Music Publishingだったら、泣き寝入りすべし。
・・・さて、問題は、じつはここではありません。
YouTubeで著作権侵害の申し立てをしてくる会社には、もっとうさんくさいところが多々あります。
本連載であきらかにしたいのは、そこらへんのゾーンです。
結構マメなサーチが必要な連載ですが、辛抱強くデータを拾ってゆきたいとおもいます。
・・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m
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