女性のためのミノキシジル含有薬:フォリックス FR 02!

 

 

こんにちは、バールドです。

 

さて、2017年の10月から日本に上陸し始めたフォリックスシリーズですが、続々と使用者の声が聞かれています。

 

どうやら、ポラリスシリーズからの改良は皆さんが予想していたとおり、ベタつき感の改善にあったみたいです。

 

この点で、フォリックスシリーズは、ポラリスNR11の路線を踏襲していると言えるでしょう。

 

2017年11月下旬からフォリックスFR02の扱いも、オオサカ堂さんで始まっているみたいです。

 

このフォリックスFR02は、実のところ今回のポラリスシリーズからフォリックスシリーズへの継承の隠れた目玉商品で、ミノキシジル最小濃度2パーセントを、発毛製品として独立させたものなのです。

 

そこで本記事では、このニューカマー、フォリックスFR02のレビューをしてみたいと思います。

 

 


・フォリックスFR02は、ポラリスNR02に近い。


 

 

フォリックスNR02は、手っ取り早く言えば、ポラリスNR02の後継商品です。

 

しかしポラリスNR02は、シャンプーでしたし、ミノキシジル濃度は1パーセントでした。

 

それを低濃度のままミノキシジル濃度を2パーセントにし、発毛商品として独り立ちさせたのでがフォリックスNR02と言えるでしょう。

 

フォリックスシリーズと、ポラリスシリーズの対応関係は、次のように成っています。

 

 

フォリックスFR12 ← ポラリスNR11

 

フォリックスFR16 ← ポラリスNR10

 

フォリックスFR15 ← ポラリスNR9

 

フォリックスFR07 ← ポラリスNR08 

 

フォリックスFR05 ← ポラリスNR07

 

フォリックスFR02 ← ポラリスNR02(シャンプー)←本記事はコレ!

 

 

 

 

なんだか混乱しまくりますが、「フォリックスシリーズミノキシジル濃度で命名されている」という視点さえ持てば十分でしょう。

 

フォリックスFR02は「02」なので、ミノキシジル濃度2パーセントです。

 

 

 

 


・何か有効な成分なり技術は使われているか?



 

 

では、フォリックスFR02は、ポラリスNR02を、発毛商品として独り立ちさせただけの商品なのでしょうか。

 

もちろんそんなわけがありません。

 

3つほど、特徴を見てみましょう。

 

 


① アデノシン。


アデニンにリボースがくっついたものです。・・・なんて言われても分かりませんよね。私も分かってないです。

 

どう発毛に関係があるのか。オオサカ堂さんの説明を見てみましょう。

 


アデノシンは、血行を促進することで抜け毛を予防し、発毛促進因子を産生することで発毛を促す成分です。髪の退行期への移行が遅延され、成長期が延長されることで、発毛効果が期待できます。(個人輸入代行業者ホームページより。文章一部改変済。)

 

・・・だそうです。

 

 


② Liposphere(リポスフィア)テクノロジー。


(画像出典:Kosé)

 

 

 

Liposphere(リポスフィア)テクノロジーとは、ポラリスシリーズでもNR7から既に使われて来た技術で、化粧品のコーセーさんなども使っています。

 

要は、リポソーム(リ「ボ」ゾームではありません)という人工のマイクロカプセル(上記画像)を使って成分を体内にまで深く浸透させるという技術です。

 

・・・ただ、ポラリスNR07でも使われていたので、取り立ててニュースというほどのものではないですね。

 

 


③ Procapil®(プロキャピル)。 


 

Procapil®(プロキャピル)というのは、フランスで開発され当地で特許を得られた頭皮用高機能成分だそうです。

 

欧米では既に様々なヘアケア製品に配合され、上掲商品の様なProcapil®(プロキャピル)専門育毛剤も出ているようです。

 

別の記事で扱ったキャピキシルの類だと考えて下さればよろしいと思います。

 

 


・女性専用のミノキシジル製品!!


 

 

以上の特徴(①~③)はフォリックスFR05、FR07などにもあったものです。なので、機能的にフォリックスFR02特徴は、ミノキシジルの濃度が最も低いこと(2パーセント)だけに見えます。

 

しかし、男性視点で見ると、ミノキシジル濃度2パーセントは低すぎるように思えます。

 

実は、この裏返しの発想がフォリックスFR02の存在意義に成るのです。つまり、フォリックスFR02は女性用であること(いわゆるFAGA対策)を意図されて作られています。

 

以下、オオサカ堂さんの説明文の抜粋です。

 

 

ミノキシジル 2%
日本で唯一、壮年性脱毛症への発毛効果が認められている成分であるミノキシジルを、女性に適した濃度で配合しました。既に始まってしまった脱毛の進行を予防するだけでなく、発毛の効果もあります。毛細血管を拡張させ、頭皮の血行を促すとともに、毛母細胞へ直接働きかけることで、毛周期における成長期を延長させます。
ミノキシジルは、先端技術であるLiposphere(リポスフィア)カプセル化システムによって配合されており、通常のミノキシジル製品によくある掻痒感や炎症の発症を抑えています。

 

 

「あれ・・・?ミノキシジル女性には禁忌されるのではなかったっけ・・・?」と、ここで思うかたも多いと思います。

 

そこは、大丈夫です。

 

男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)という薄毛に悩んだかたが最終的に拠り所にする文章があるのですが、そこから重要な箇所を抜粋します(少し読み易く改変していますので、原文が読みたい方はリンクでご覧に成って下さい)。

 

Q1 ミノキシジルの外用は有用か?
推奨度:男性に対して A(強く推奨)、女性に対して A(強く推奨)。

成人女性の男性型脱毛症患者に対しては、国内で 24 週までの 1 件のランダム化比較試験が行われ、1% ミノキシジルがプラセボに対して有意な発毛促進効果を示した。国外では約 300 例の女性患者を対象とした 32 週までの 2 件のランダム化比較試験が行われ,2% ミノキシジルの有効性が確認された。

男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版), 980頁

 

頁(ページ番号)はリンク先の文献の左上か右上になります。これは原論文が見開きのためです。さて、この抜粋(↑)によれば、ミノキシジルは女性に禁忌ではありません。

 

女性に禁忌なのは、フィナステリド(そしてデュタステリド)です。下記の引用をお読みに成って下さい。

 

Q4 フィナステリド内服は有用か?
推奨度: 男性に対して A(強く推奨)、女性に対して D(禁忌)。

更年期以後の女性に生じた男性型脱毛症に対しては、海外の 1 件の良質なランダム化比較試験においてフィナステリドは無効であることが確認されたため、女性に対する適応は認められていない。さらに妊婦に投与すると DHT の低下により男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあり、妊婦または妊娠している可能性のある女性、授乳中の女性への投与は禁忌である。(男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版), 984頁

 

こういうわけで、フィナステリド(そしてデュタステリド)は女性には禁忌です。

 

しかし、ミノキシジルは女性も使って良いのです。

 

そして、その女性に勧められるミノキシジル含有薬こそ、フォリックスFR02に他なりません。

 

ポラリスNR02で含有されていたフィナステリドが、フォリックスFR02には含まれていないのは、まさしくこのため(女性に使ってもらうため)だったのですね!

 

 


・お値段は?



 

 

 

 

では、気になるお値段はどうでしょうか。

 

2017年11月現在、オオサカ堂さんで、3,750円です。

 

2本まとめ買いで6,250円のようです。

 

 

どうでしょうか、いわゆるFAGA(=女性男性型脱毛症 Female AGA)にお悩みの女性のかた、これを機会にフォリックスシリーズ、お始めに成ってはいかがでしょうか?

 

・・・・・

 

それでは。

 

本記事はここまでです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

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