【JPモルガン】追い詰められるWWE(2026/7/25現地時間)

向かって左:CCOトリプルH
向かって右:WWEプレジデント=社長として実質的な代表者ニックカーン
WrestlingObserver: WWE leadership update after JP Morgan stock report | Exclusive

 

こんにちは、ヤマガタです。

 

下記の記事を引き継いでNYSE(NewYorkStockExchange)上場企業のWWE=TKOの現状を分析してみましょう。

【観客動員数半減】SummerSlam(2026/8/1, 2随時更新)

#詰まらないWWE(2026/6/18日本時間)

ロマンレインズがトリプルH体制を批判する(2026/1/31)

 

本記事は最近の動向のひとつのまとめになると思っています。

 

 

冷めるファン心理

 

いつからでしょう。WWEからのファン離れがメディア間で急速に注目されるようになってきました。

 

①レッスルマニアを”お得意先”のオイルマネー=サウジアラビアに持ち出してしまったこと。(NFLがスーパーボウルを海外に持ち出したら、そりゃファンが離れるだろう)→この記事

②ストーリーラインの無いストロングスタイル。(元からプロレスは八百長なのだから、ドラマ性が無ければ魅力は皆無)→この記事

③PLEの座席つり上げ。(ファン無視の利益重視)→この記事

④トランプ政権とのつながり。(ICEなど)→むしろ民主党にAEWが結び付けられイメージアップ。→この記事

⑤いまだにビンスマクマホン賛歌を止めようとしない。→この記事→悪いことに最近ジャネルグラント訴訟は「解決」した。WrestlingObserver: Janel Grant lawsuit against Vince McMahon & WWE officially moves to private arbitration

 

少し思いつくまま挙げてみました↑リンクを突貫工事で付けておきます。

 

株価にはまだ見て取られない

まだ顕在化していないというそれだけ。

 

周知のとおりTKO傘下のWWE自体は絶好調です。

参考:TKO(WWE + UFC)第一四半期(2026/3/1〜5/31)決算【タレントエージェンシーが好調?】

参考:各プロレス団体の財務状況

 

また上場企業の強みと比べてみてもWWEの保有する”コンテンツ”は唯一無二のもので、プロレス業界から切り離してみればWWEはなにも問題ありません。

 

しかし上層部は見逃していない

 

TKO=エンデバー傘下になってWWEは”やりたいように”できなくなりました。

 

丁度AEWにWBDが覆いかぶさって来たみたいに”上司”ができてしまったのです。

 

ひとりはアリエマニュエルであり、もうひとりはマークシャピーロです。このエンデバーから出向して来た2人によって、トリプルHとニックカーン(本記事トップ画像)は”蛇に睨まれたカエル状態”になっています。

 

どう睨まれているのかと言うと”オマエら・・・サマースラムの体たらく続けたら容赦しないからな”というものです。

 

WrestlingObserberから↓

株価が安定している現状はなんの変化もない。しかしSmackDownのケーブルTV契約と、RAWのNetflix契約の更新が近づくタイミングで、徐々に執行部(トリプルHとニックカーン体制)にはプレッシャーがかけられて行くだろう。

right now nothing is expected to happen until around 2028 at which point the Netflix deal and USA deals will be in play, with both ending at the end of 2029. If numbers aren’t strong, we’re told that’s when Mark Shapiro and company will really start pressuring Nick Khan and Levesque.

 

JPモルガン

「投資銀行にはかかわるな」というのが
個人的な親からの教えなのですが・・・

 

【執筆者交代】以下、ヤマガタ氏に代わり、品川が担当します。

 

今回のWWE騒動(というか潜在的落ち目)の火付け役となったのがJPモルガンの企業分析です。

 

JPモルガンとは、リーマンショックで悪名を轟かせたリーマンブラザーズと同じ投資銀行(investment bank)なのですが、注意しなければならないのは、投資「銀行」とは市中銀行(商業銀行・・・三井住友銀行など)とは違って、私たちが理解している預金・出金をする銀行ではありません。

 

19世紀ヨーロッパでは、裕福な商人や銀行家が政府や企業への資金調達を仲介するようになり、これが「investment banking」と呼ばれるようになりました。当時は商業銀行と投資銀行の区別も現在ほど明確ではありませんでした。

その後、特にアメリカでは1929年の世界恐慌を受けて、1933年のグラス・スティーガル法により、商業銀行と投資銀行は法律上分離されました(その後、この分離は大きく緩和されています)。

出典:ここ

 

投資「銀行」というのは名ばかりで、要するにフィクサーというか仲介役というか「事業で金儲けしたい事業者」と「投資して儲けたい投資家」の仲立ちをする会社のことです。

 

そんな投資銀行としてのJPモルガンが、WWEの企業分析をしました。

JPモルガンのアナリストはWWEの株価が下落すると予想している。理由はファン心理の冷え込みだ。視聴者数低下も考慮に入れている。

Analysts from JP Morgan recently lowered their price target for TKO from $225 to $222, stating that they have become more cautious regarding the company due to weaker fan sentiment, among other reasons. The report also cited concerns regarding WWE’s declining Raw viewership on Netflix and lower ticket demand for SummerSlam, writing:

“WWE fan dissatisfaction is worth watching but is not yet a structural problem. Premium live event viewing appears to be growing, although Raw ratings are trending down year over year.”

WrestlingObserver: ここ

TV視聴者数はWWEにとっては実質的な意味を持つ死活問題なのです。

 

おまけ:Blackstone

これは機関投資家。

 

ややこしいですが、最近やたらTVで宣伝しているブラックストーン(Blackstone)という会社は、JPモルガンのような投資銀行(銀行じゃないけれども・・・)とは違う、機関投資家(institutional investor)のことです。

 

これもややこしいですが、機関投資「家」とは言ってますが個人(投資家)あるいは雇われプロ投資家「個人」のことではなく、組織=会社全体のことを機関投資家と言います。

 

語弊がありますが「おカネ預けるから増やして」とパチプロにおカネを渡すのと構造的には一緒です。

 

いずれにせよ、余剰資金は運用したい、と思う心理を利用する(と言ったら語弊があるが)、あるいはそこにビジネスチャンスを見出しているのが機関投資家です。

 

・・・・・・

話が随分それてしまいましたが、ひとつのスポーツビジネスの概観として本記事を読んで頂ければ幸いです。

このチャットを見てみる
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それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m