日本銀行は、今月15、16日に開く金融政策決定会合で、政策金利を1995年9月以来ほぼ31年ぶりとなる1.0%へ引き上げる見通しだ。
画像出典:この記事
こんにちは、品川です。
度重なる日銀の介入にも拘らず、イラン情勢による原油価格の高騰がコストプッシュ・インフレーションを各国で引き起こし、それが「好景気のインフレ(ディマンドプル・インフレーション)」と区別がつかない形で、各国中央銀行が「引き締め」に奔走しています。
なぜこんなことになるのか?
それにしても、どうしてこんなこと(コストプッシュ・インフレーションなのに引き締め)なのでしょうか?
ChatGPTは、こんな風に答えています。
私(品川):原油高 → インフレ長期化 利下げ期待が消滅 なぜでしょうか?コストプッシュインフレなので引き締めはないのでは?
ChatGPT:いいところに気づいています。「コストプッシュ・インフレなら引き締めしないのでは?」というのは教科書的には一理あるのですが、現実の中央銀行はもう少し違う動きをします。結論から言うと:
👉 “コストプッシュでも放置すると持続的インフレになる”ので、結局は引き締め圧力が出る→ だから市場は「利下げは無理」と判断する。
物価上昇→賃上げ期待→企業の商品値上げ→・・・
要するに現在起こっていることそのままです。
労働者:物価高いねえ・・・給料上がらないだろうか?
企業:わかりました。賃金上げます→価格に転嫁
労働者:物価高いねえ・・・(endless)
これが“コストプッシュでも放置すると持続的インフレになる”ということなのでしょう。
企業も値上げ体質の打ち切り時を見逃してしまう。
じゃあ、なんで中央銀行が政策金利を「上げる」の?
中央銀行が(利上げの)手を打たないと
スタグフレーション
(コストプッシュ・インフレーションの下進むインフレ不景気)
が発生するからで、
それは1970年代のオイルショックの教訓だそうです。
上掲画像はワイマールドイツ(1919~1930)
でのハイパーインフレーション(この記事)。
この記事も参照。
企業が困っているなら政策金利を「下げて」助けてあげれば・・・と思うのですが、企業も値上げ体質の打ち切り時を見逃してしまうというのがポイントです。
つまり気づいたら労働者も企業もカネあまりになり、需要増になっている恐れがある。
だから、中央銀行としては政策金利を「上げて」、景気を冷え込ませる、というか需要を冷え込ませるのが役目になるのだそうです。
詳しくは以下のChatGPTとのやり取りを読んでください。

日銀政策金利1%へ!
そんな中、明日明後日の出来事になりますが、日銀が遂に政策金利を1%に上げようとしています。
ダイアモンドオンラインさんから。
日本銀行は、今月15、16日に開く金融政策決定会合で、政策金利を1995年9月以来ほぼ31年ぶりとなる1.0%へ引き上げる見通しだ。
植田和男総裁は、決定会合の直前に行われたことで注目された6月3日の講演で、中東情勢の緊張による原油価格急騰やその後の高止まりの影響が続くという想定の下、従来、利上げ判断のめどとして示していた景気の下振れリスクと物価の上振れリスクについて、物価上昇率が大きく上振れていくリスクが顕在化し経済に悪影響を及ぼすことをより警戒する考えを示した。
つまり、政策金利上昇により景気を冷え込ませることよりも、現状は物価上昇によるENDLESSな需要増化の方が可能性として見通される。だから利上げだ。これが植田和男総裁の見解のようです。
介入はしていた。
現在ドル/円は160円台と高値を付けています。これを下げる(円高に持って行く)のも利上げの意図に違いありません。
介入の経緯については以下の通り。
| 項目 | 詳細 |
| 対象期間 | 2026年4月28日 〜 5月27日 |
| 総介入額 | 11兆7,349億円(円買い・ドル売り) |
| 実施の背景 | 1ドル=160円台後半まで進行した急速な円安への歯止め |
より具体的には・・・
4月30日(主介入): 一時1ドル=160円台後半まで円安が進んだ局面で、片山さつき財務相や三村淳財務官による強い牽制発言の前後を契機に、約5兆円規模の集中介入があったと推測されている。これにより円相場は一時155円台半ばまで急騰(約5円の円高シフト)した。
5月の大型連休中(追加介入): 5月1日、4日、6日などの連休期間中にも、市場の薄いタイミングを狙って計4兆〜5兆円規模の断続的な円買いが行われた。
しかしゲームチェンジャーにはならなかった、というのが現時点での評価になります。
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それでは、今回はここまでです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m


