WarnerBrosDiscovery自体が火の車か?AEWの失墜(2024/8/17)

出典:この記事

 

こんばんは、ヤマガタです。

 

AEWとWarnerBros.Discovery(TNTやTBSの親会社)とのTV契約は今年(2024年)一杯が期限だと言われています。

 

AWFULAnnouncing: AEW’s exclusive negotiating window with Warner Bros. Discovery has reportedly ended

 

この記事↑の題名が示すように一度は”破綻した”というウワサがメディア間を飛び交いました。そこまで言いませんでしたが、私達も追究して来た話題です。

 

参考:【AEWのジレンマ】2021年以来の最低視聴率記録(2024/3/27 Dynamite)

参考:AEWが放送局を失う?(2023/12/21)

参考:AEW儲かってない:つづき(TV契約の観点から)

参考:AEW儲かってない(2023/11/9)

 

根っこにあるのは、以下の問題だと言えます。

 

① AEW自身の失速。

② ケーブル放送自体がStreamingサービス(インターネットTV)に取って代わられる途上にある。

 

AEWの失速

 

AEW自身の失速は、もう誰の目にも明らかです。以下のようにまとめられます。

 

✔ 観客動員数がDynamiteで3000人ギリギリ、Collisionだと1000人台とかしょちゅう。

WrestletTix:このツイート(Collision)

✔ いつのまにかDynamiteでさえ視聴者数70万人台で御の字となってきた(これは一時期と比べるとかなりひどい)

WrestlingObserver: AEW Dynamite ratings up, ranks first on cable

 

AllInの失墜?

 

さらに今年(2024年)でAllInをウェンブリースタジアムでやるのを一旦ストップし、来年(2025年)はアメリカのテキサスでやる、ということも大きな話題となりました。

 

WrestlingObserver:Tony Khan: AEW All In will return to London in 2026

WrestlingObserver: AEW announces All In: Texas stadium show for July 2025

 

AEWは2026年に再びロンドンに戻る、といっていますが、最終的にAllInは新日本プロレスのWrestleKingdomに毛が生えた程度(20000人~30000人)の興行になると思われます。

 

若年層が飽きた

 

デイブメルツァーは最近、このAEWの失墜について意見を述べ、偏に18-34歳のアメリカの若年層がAEWへの興味を失っていったことが原因だ、とまとめています。

 

WrestlingInc: Dave Meltzer Assesses AEW’s Viewership, Ratings Performance

 

WarnerBros.Discoveryの抱える問題

 

ただ私が本記事で取り上げたいのは、AEW内部の問題というより、交渉相手のワーナー(AEWを放送しているケーブル局TNT, TBSの親会社)が火の車だということです。

 

ワーナー・ブラザース、テレビ事業で1.3兆円減損-視聴者や広告流出
2024年8月8日 10:14 JST

CNNやTNTを傘下に持つ米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは7日、テレビ放送事業の減損により、4-6月(第2四半期)に91億ドル(約1兆3000億円)の費用を計上すると発表した。

ディスカバリーが2022年にワーナーメディアを買収して誕生した同社は、CNNやTNTなどケーブルテレビ局を巡り、420億ドル規模の合併完了時の価値はもはやないと結論付けた。

デービッド・ザスラフ最高経営責任者(CEO)は投資家との7日の電話会議で「2年前、レガシーメディア企業に対する市場の評価と状況は現在とは大きく異なっていた」と説明。「今回の減損はこの点を認識し、帳簿価額と今後の見込みをより一致させる」と述べた。

ワーナー・ブラザースの株価はテレビ事業の減損発表後、時間外取引で一時9.9%安の6.95ドルと、統合新会社の株式売買が始まった22年4月以降の最安値を付けた。

今回の減損計上はCNNなどケーブルネットワークからストリーミング配信への視聴者流出が続いていることを反映。従来のテレビ事業収入の大半を占めていた広告や利用料が奪われる結果となっている。

米プロバスケットボールNBAは先月、ワーナー・ブラザースを放送パートナーから外し、ウォルト・ディズニーやコムキャスト、アマゾン・ドット・コムと11年間で総額760億ドルの新たな放映権契約を結ぶと決定。ワーナー・ブラザースは契約違反だとしてNBAを相手取り提訴した。

 

このNBAの問題が、AEWに飛び火するんじゃないか、と言われています。

 

・・・・

 

それでは、今回はここまでです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

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