片翼の天使!
(出典:NJPW)
こんにちは、ヤマガタです。
レッスルキングダム17第一日目のつづきです。
本興行で話題をさらったのは(特に海外で)、サシャバンクス(メルセデスモーン/モネ)でも、オカダカズチカ再戴冠でも、武藤敬司引退試合でもなく・・・
ケニーオメガでした。対ウィルオスプレイUS王座戦が近年まれにみる出来だったと、かなり評価されています。
見ましたけど、確かにすごかったです。
個人的には34分いらなかったかな。オメガの猛攻のまま25分でオスプレイをシャットアウトした方が、StoryTelling(プロレスの試合で何を伝えたいかということ)が明確に打ち出せてよかったとおもう。で、オメガとしては、このままオカダカズチカとのIWGP戦に、US王者として挑む、という支離滅裂なアングルでよかったとおもう。
その位、オメガ、オメガ・・・という一戦でした。
(画像出典NJPWです。)
とにかくオメガがよかった
カバーを外し剥き出しにした鉄骨への
コーナーポストからのDDT!!
なんてことするんだ!
ここからウィルオスプレイが大量出血!
とにかくケニーオメガが怖いくらいよかったです。初めからヒールムードで登場し、徐々にウィルオスプレイとの力の差を見せ始めます。個人的には、この勢いのまま、ユナイテッドエンパイアの”若造”オスプレイが、かつての新日本トップ、オメガに実力の差をおもいしらされて終る、というほうがStoryTellingとしてよかったとかんがえてます。
試合序盤後半に、まず、オメガが場外でウィルオスプレイにテーブルを重ねて上からフットスタンプをしてテーブルに穴をあけてしまします。テーブルが割れるのではなく、穴があく、というのが新鮮だった。
そこからさらに剥き出し鉄骨へのDDT(上掲画像)でウィルオスプレイを大量出血させます。
それからオスプレイは、しばらくの間フラフラ状態。このオスプレイの演出も素晴らしかった。
最後ウィルオスプレイが蘇生して反撃するのですが、ここで観客はあ~やっぱりオスプレイ勝つのか、とおもったでしょう。
でも再度オメガの”焼き”が入り、最後は、片翼の天使(トップ画像)でケニーオメガがウィルオスプレイからUS王座を奪いました。
最後の二試合に関していえば、私は断然オメガ vs. オスプレイだ。30分ちょっとに試合時間を押えていたのも好印象だった。
Both main events were fantastic. While I liked Ospreay-Omega far more, I wouldn’t argue with anyone who liked Okada-White for best. I think in both cases, they were wise to keep it in the low-30 minute range, rather than push close to an hour.
この記事書いたひと↑昨日は↓こんなこと言ってたんですけどね。消しちゃったみたいです。
✔ ケニーオメガが近年まれにみる試合をやった。
✔ これをメインイベントにするべきだった。
✔ ヤングバックスとつるむのは、もうやめてくれ。
これ↑を引用したかったんですけど消されてました。ようするに、ケニーオメガは圧倒的に新日本プロレス向きで、AEWのケニーオメガは死んでいる、ってことです。それに私も、すごく同感なんですよ。
現在AEWは完全にトニーカーン一頭体制になって、ヤングバックスも契約継続交渉中だが、もう短期間ではないか、とさえウワサされています↓
参考:Rumor Roundup (Jan. 5, 2023): Regal WWE return, Young Bucks contracts, Charlotte plan, Laurinaitis, more!
私は今回の試合をきっかけにしてケニーオメガに新日本プロレスに帰って来てもらいたいんですけどね。まあ、ジェイホワイトとかウィルオスプレイとか”粒ぞろい”のタレントが育っちゃったんで難しいとおもいますけど、いまの新日本プロレスにない、強力な外国人としてケニーオメガが唯一無二であったことは嫌がおうにも確認できました。
AEWだとケニーオメガ光らないんだよね。アメリカ人の視点でみられちゃうから。そうすると、やっぱりジェリコとかジョンモクスリーの影に隠れちゃうのさ。あと、ケニーオメガのプロレスは圧倒的に日本人向け(ウィルオスプレイも)なので、とにかくカネの問題もあるんだろうけど、AEWはケニーオメガに馴染まないとおもう。
もう全部、トニーカーンになすりつけちゃえばいいじゃん。
・・・・・
それでは、今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m
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